311 【RP】妖怪温泉『百夜の湯』
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[ どう声をかけてもらったのか、口惜しい事に、 記憶は曖昧だ。――……それほどに疲弊していたのだろう。
とにかくきっと何か、労るような色を持った言の葉を、 降らせてくれたのは確かだった。
混じる白は、霊力の証だと古い書物から探り当てた 学者がヤツデに言った。
"いずれそなたは一族を、一軍を率いる将になろう"
老兵達は笑った。 そんな話は眉唾だと。この白混じりの出来損ないが、 一族を率いるなどとはお笑いだと。
(67) 2021/02/28(Sun) 10時半頃
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しかし成人と認められたその年に、 ヤツデは前頭領から直々に指名を受け、 一族の頭領を襲名することとなった。
ヤツデを笑った老兵達は口を揃えて、嘆かわしいと 騒ぎ立てた。 ]
(68) 2021/02/28(Sun) 10時半頃
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[ いまいち信用してはくれない部下達。 何かを成しても、何かを損なっても、 苦言を呈するという体で、好き放題呵責する者たち
その間に挟まれ、疲弊しきって、心身ともに ずたずたになっていたときに、この場所で受けた 施しと労りの数々が、今のヤツデを支えているのだが。
その事への感謝を、言いそびれたまま 今日を迎えてしまっている。
――それ以外の感情も、あるといえば あるかもしれないが、 ]
風呂にでも行くとするか
[ 元来のんびり屋の性格であるから。 もうしばし、中庭でのんびりしていることだろう。* ]
(69) 2021/02/28(Sun) 10時半頃
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−宿の自室−
スチャ。ストーン。 スチャ。ストーン…
[根付は帯に。どうでもよさげな様式美に拘って、寸胴から帯ごと根付が落ちること、宿の自室で茶托に添えられた根付(>>44)を見つけてから幾53(0..100)x1回。]
もういいのであります!
[ぷりぷりと憤激のご様子で茶托のまかろん(>>43)をムシャ食いした後、かろうじてくびれらしきもののある頭部にきゅっと帯を結んで。根付に繋がるのは、先ほどの支払い(>>43)で少し軽くなった札入れ。憤懣やるかたなさそうな足取りで、物怪は自室を後にした。**]
(70) 2021/02/28(Sun) 14時半頃
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/* YOUは何しに日本へわらった(物見遊山です)
(-11) 2021/02/28(Sun) 17時半頃
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[さて、今でこそこんな、 人の世の価値観に照らし合わせれば 「にーと」と定義されそうな生活を送っているわけだが 昔はもっと真面目にやっていた。
漆黒のマントに身を包み、数百の眷属を従えて 人間や低級悪魔から恐れられる日々―――
今はかつての権威こそないものの 日の光を恐れずとも 通販があれば外に出なくてすむし わざわざ人を襲って血を調達しなくても サプリやら何やらで栄養は補える。
どうしても血が欲しい時は ネットのアングラコミュニティを活用すれば 提供してくれる相手は見つかるわけで。
全く世の中は便利になったものだ。 閑話休題。]
(71) 2021/02/28(Sun) 18時頃
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[城にかの妖精が入り込んできたのはいつだったか。 男の中でもそれなりに印象深い出来事である。
なんせ自身の住処が吸血鬼の塒と知った上で ちょっかいをかけてくる者は然程多くはない。 格の差が明確なら尚更だ。
だからあの時>>59も気配は察したが たまたま迷い込んできただけだと思い 妖精の一匹や二匹見逃してやろうではないか――などと、 余裕ぶって放置していたらどうにも味を占めたらしい。
連日城の中はやりたい放題、 従者に直させた端から荒される有様で、 像にチョークで落書きされた時にとうとうキレた。]
(72) 2021/02/28(Sun) 18時頃
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貴様…黙っていれば数々の無礼、 ここがこのキランディの城と知ってのことだろうな…!? 今日と言う今日はその羽根むしり取ってくれるぞ…!
[などと双眸をぎらつかせ、従者たちを動員して バイ●ハザードもびっくりの 盛大な鬼ごっこに興じたのが懐かしい。
いやあ、あの頃は若かった。 といっても当時も数百歳ですけどね。
結局向こうには逃げ切られたかどうだったか。 もし捕まえたとしてもおとなげない真似はせず、 少々きつめにお灸を据える程度だっただろうけれど。]
(73) 2021/02/28(Sun) 18時半頃
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……ん?
[ふと、何となく。 視線を感じたような気がしたが>>57 気のせいかと首を傾げる。
自室に引き籠っているせいで 昨今は自分以外の妖怪に会う機会もめっきりない。 偶々こんな所に顔見知りが居るなんてこと、 そうそうないだろう、まさかね。**]
(74) 2021/02/28(Sun) 18時半頃
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−足湯−
はわわ…(>>54) チンケな小物が、足湯を独占しているのであります!
[情緒ある花見中に遭いたくない物怪ランキング堂々一位に挙がりそうな、酔ったサラリーマン風の高貴な大妖は声を上げたものの、トラブルを起こしては怒った女将の逆鱗に触れる恐れなしとも言えず。]
… まあ構わぬのであります。
[そう言いながら、 入った足湯の中で仁王立ちしている。**]
(75) 2021/02/28(Sun) 19時半頃
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あ、す、すいません! 独占するつもりはないです!!>>75
[謝罪が先に出たのは人の世で染みついた以下略。
このままご一緒してもいいですかと聞く前に OKな方向に完結したようなので (態度も含めて)大きな妖だなと思いつつ 引き続き湯に浸る事にした。]
その脳、本物ですか。 日焼けしたりしません?
[思わず魅入ってしまう外見だ。 ちらちら見るのも失礼だろうと思って 気になった事を正面からぶつけてみた。]
(76) 2021/02/28(Sun) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2021/02/28(Sun) 21時頃
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喰ってみるで…ありますか?
[その問い(>>76)に直接は答えず、にやりと目玉だけが笑う。]
… 貴殿、見ぬ顔でありますな。 そんなチンケな新参者に善き事を教えて進ぜよう。
[ざぶ。ざぶ…と足湯の中を行ったり来たりしながら。 まるで子供のようだなと言ったら祟られるのでご注意頂きたい。]
この宿は豚鍋が名物であります。[嘘]
白味噌を下地としておりましてな。 生姜の効いた出し汁にくぐらせた、やわらかい豚肉は絶品であります!
(77) 2021/02/28(Sun) 22時頃
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/* 豚肉……(ガタッ
(-12) 2021/02/28(Sun) 22時頃
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たべ……!?
[そんな他人様の脳を食べるなんて。>>77 昔は内臓が未発達だったから血を主食にしてたけど、 基本キョンシーは内臓食べない製物だし。 ……猿の脳味噌は珍味だって聞くけど。
あたふたと両手を宙にうろつかせて、]
…………。
[表情筋も口もついてないのに 不思議と目玉だけでもなんとなく分かる。 めっちゃ今、揶揄われた。]
(78) 2021/02/28(Sun) 22時頃
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[むぅ、と少し尖った口は、 しかし続く上から目線の教えで緩んだ。]
白味噌って甘いんですよね。 甘い豚肉っておいしいんですか?
[主人と来た時は仰々しいものばかり出たから 鍋もあるなんて知らなかった。 目の前にあるかのような説明に、思わず喉が鳴る。]
偉そうだなって思ってたけどいい人ですね! 親切にありがとうございます!!
[さらっと失礼な事を言いつつ 片方の目を輝かせる私は これも嘘だなんて知る由もなかった。]
(79) 2021/02/28(Sun) 22時半頃
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[我ら借りぐらしの民は、居住環境などによって体格に差が出ることも珍しくはない。吾輩の集落は、比較的大きな者が多いが、いつぞや ……かれこれ10年くらい前に人に見つかり映画になっていた少女らの集落は、かなり小柄な者が多かったようだ。]
そういえば、彼女らは無事に安住の地を見つけられたのだろうか……。
[同胞の行く末が気になって、仲間たちと映画館に忍び込み、観たものだ。 その後、息災であればよいのだが。]
(80) 2021/02/28(Sun) 22時半頃
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/* 中の人はわりとなんでも食べるけど脳みそはむりでしたまさしく珍味だよね
(-13) 2021/02/28(Sun) 22時半頃
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随分のんびりしてしまったな
[ 誰かが訪ねてくることがあれば会話もしただろうし 顔見知りが居たなら酒を酌み交わす約束なども したかもしれないが。 兎にも角にも、夕日のお目見え前には 庭を後にしただろう。
夕食前にはひとっ風呂と行きたいが、 他の客のことも考えて (――抜け羽根がめっちゃ浮くので)
なるべく人気のなさそうな方へと向かうことにした。
(81) 2021/02/28(Sun) 22時半頃
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その際、見知った顔?>>57とすれ違っても 気づくことはなかっただろう。小童に見えたとて、 己よりずっと年重の在る存在であった、ということも この場所にはよくあること故。
――過去悪戯されたいたとしても、
ハッハッハッハッ この我に悪戯をしかけるとは 見上げた小童よ ヨイヨイ 許す、 なれど、次はもっと驚くものを、仕掛けるがヨイ。
とか言ってたはずだ。茶飯事故、顔と名を一致させて 叱ることなどはありはしないだろう。*]
(82) 2021/02/28(Sun) 22時半頃
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[悪戯妖精というのは生まれ落ちた瞬間からこの在り様で 「学習」はするが「大人」にはならない。 つまり生涯現役である。イエイ。
そのためキランディの屋敷で遊んでいた頃も 当然若気の至りや子供の悪戯ではない。 悪戯はライフワークかつアイデンティティである。
つまり本気になられた吸血鬼に 従者まで動員されて追いかけられたら>>73 どうなったかと言うと━━]
(83) 2021/02/28(Sun) 22時半頃
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[目をぎらつかせたキランディに 青年の形をしていたガーディは振り返って バッ、と両手で口を押さえ。]
ひゃっはー! おーこったおこ〜った! 色男が台無しだぜ〜ははははは!
[ケタケタ笑いながら逃げ出したのだった。]
(84) 2021/02/28(Sun) 22時半頃
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[普段は静かに悪戯をするばかりなので こちらを認識してくれる相手だと どうしてもテンションが上がってしまうのである。
とはいえ吸血鬼vs悪戯妖精は格が違いすぎる。 屋敷に住まう妖精ならば逃げ切れたかもしれないが あっさりお縄になったのであった。
この時は機嫌が良かったのかどうなのか とりあえず消滅は免れたのだが 吸血鬼の屋敷で吸血鬼と追いかけっこは 分が悪すぎるなとちゃんと学んだ。
なお反省はしていない。]
(85) 2021/02/28(Sun) 22時半頃
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[ちなみに。 我らの今の居住地は、大都会のビルの屋上。緑が豊富な良いところだ。 あれはたしか4年前。借りぐらししていた家の土地が売却され、引っ越しを余儀なくされたのだった。 さてどこへ移り住もうかと考えながら、ひとときの癒しを求めて、この地に骨を休めにきたのだが。その時に、とある妖に聞いたのだ。
「某アイドルグループが、大都会のビルの屋上で生態系を築いているらしい」
まさかそんな事ができるものかと思いながらも、興味を持ち、仲間たちと共に天井裏からテレビを見て、惚れた! なんという素晴らしい地だ、と!]
(86) 2021/02/28(Sun) 23時頃
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[あの場所は、ヒトだけではなく、テレビカメラにも注意しなくてはならんのだが。 なに、吾輩たちの姿は、滅多なことでは光学機器に映らんのだ。 よしんば映ったところで、映像ミスとされるか、小動物と思われるかだ。映画の少女のケースは、相当にレアなのだ。 ……尤も、気を付けるに越したことはないがな**]
(87) 2021/02/28(Sun) 23時頃
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むほほ…(>>79) 左様。だがしかし甘いだけではありませんでしてな。 生姜の風味こそが豚を引き立て…
[じゅる…脳漿が垂れそうだ。]
むっほっほ… 偉そうなのではないのであります。偉いのであります。
[そう言いながら、じゃぶじゃぶと往来する足がせわしなくなっていく。世の中には、嘘から出たまこと。という言葉もあるのであった。*]
(88) 2021/02/28(Sun) 23時頃
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[……という経緯があったわけだが とりあえず吸血鬼には会わないに限る。
なるべく気配がない方へと足を伸ばしていれば 目の前から特徴的な容貌のものが近づいてくる。>>82]
(おおう……何が正解だ?)
[悪戯をしても鷹揚だったこの国の妖>>82 しかし当時と今の己は形が違う。
知らないふりをして完全に無視するか 日本の流儀に則って会釈をするべきか。 しかし気配をまじめに探れば━━……]
(89) 2021/02/28(Sun) 23時頃
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[迷った挙句、なるべく浮かぬようにと すれ違いざまにぺこりと会釈をした。
そのまま話しかけられれば会話をするし 何もなければすれ違って━━
足を止めて、振り返る。]
(90) 2021/02/28(Sun) 23時頃
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[もし、その時見えた背中が無防備だったら……]
(91) 2021/02/28(Sun) 23時頃
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[少年の茶色の瞳が緑に輝く。
妖精とはいえ全く大した魔法は使えない。 ただその発動の速さや気配のなさは 齢を重ねた偉大な存在に劣らないこともある。
指先をくるんと一回転させれば ヤツデに生える数多の羽のうち 頭頂に近い羽だけがくるりんとまあるくなったろうか。 うまくいけば突然のイメチェンである。
気がつくのは誰かに指摘された時か あるいは風呂に入る前か…… ━━もちろん、悪戯はうまくいかないこともあるし 洗えば戻るので証拠隠滅も完璧だ。**]
(92) 2021/02/28(Sun) 23時頃
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/* えっかわゆ
(-14) 2021/02/28(Sun) 23時頃
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