197 獣ノ國
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[声のトーンを些か落とし、続きを話そう。]
子は親を選べないというし、動物も飼い主を選べない。
とはいえ、君が獣人であっても変わらず俺の教え子だ。 君を完全な動物と見るのは――無理だ。 今こうやって話していても、人として見てるのは変わらない
[そこで話を切り上げ、食事を終える。 携帯灰皿の蓋を開け、ボックスパッケージの煙草を手に取る。 一本の紙巻を口に銜え、火を灯した。 なんとなく何時もと違う風味に感じてしまうのは何故だろうか*]
(284) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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[教育・研究成果を還元する為に、と称して この大学では月一回のペースで公開講座を実施している。
いわば、セールスに繋げるマーケティングの一環というやつで。 教員の給料は生徒から巻き上げる金に比例する。 生徒の数は多いに越したことなど無いのだ
男の専門とする民俗学は窮めて社会貢献に準じてはいないが 猿にも解る前提論の掲示と、多岐に渡る仮説発展を試み 前衛的な主張が混じる講義は、学者達の支持よりも 一般受けで強く評価されている様子。
―――例えば、友人の隣に佇んでいる配達員の彼女とか*]
(287) 2014/10/04(Sat) 13時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 13時半頃
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後払いだと忘れそうな気がするんでね。
俺が君に買い物を頼んだと言い訳すればおかしいことは無いさ 札面も見えない距離だしな
[>>290人目ある場所で金を渡すのは、と指摘され 道理だと笑いつつ、適当に言い誤魔化しておく。 受け取った相手から不安そうな色を灯す視線を受ければ、 仕舞うのを促すように頷いて。 有り体に謂わば、信を預けるだけの価値があるかどうか 飼う側の一存だけで決めたくないというのが、何よりの本音。]
(294) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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柳葉魚ぉ? …益々猫じみてるな、君は本当に犬なのか?
[思いも寄らない要望に、一度目を瞬かせ。 しかしまあ、酒肴にも悪くないしどちらかと謂えば好物の類]
承知した。 どうせ食うなら雄がいいよなぁ
定番の一夜干しでも良いし、鮮魚もいい 新鮮なヤツを捌いて昆布締めにしたヤツがまた、旨いんだ。
[カペリンをししゃもと称しているかは解らないが、 10月〜11月しか漁期も無いことを思えば、 生で食べられる時期なんてごく限られている。
携帯を操作し、知り合いづての料亭に一本電話をいれておく。 二つ返事で可が返って来たので夕食時のお楽しみとしよう。]
(299) 2014/10/04(Sat) 14時頃
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…話題って、テレビかなんか?
[>>302獣が交流をするようなツールは知らず。 テレビ番組か友人との話で盛り上がったのかと。 魚よりも肉が好きという主張には種族を考え納得し]
たまたま都合がついたから良かったが、 早々取り寄せられてるもんでもないぞ。
訊いたのが今の時分で無けりゃ、間違いなくアウトだった。
[柳葉魚の貴重性は高く、大層驚いたが まあなんとか都合がついてしまったので良しとする。 美人に酌をされるのは悪くないと思いつつ、 服装の話に移れば、不思議そうに]
(311) 2014/10/04(Sat) 14時半頃
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ん、 好きな格好で過ごせば良いだろ。 着替えを取りに行くならそうしたらいいし
…はぁ?首輪だ、
[首輪のみとはどういう状況かと一度脳裏に浮かばせる。 股座に和酒を注いで啜る、というアレを連想してしまい 呼吸器官に取り込んだ煙を、思い切り噎せた。] ごほっ、 浴衣なら給仕さんの予備はあると思うがね。 [口元に拳を押し付け、何度か咳払いした後 小さな灰皿へ紙巻を預け、アイスコーヒーを飲む。 目尻が赤くなっている事を気取られてなければ良いが]
(315) 2014/10/04(Sat) 15時頃
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あぁ、獣人に関する掲示板があるよ。 あんまり本腰いれてチェックはしていなかったが、 どうも今朝から書き込みが活発になっている。 会ってみたいだとか、同居も悪くないだとか そんな感じの内容はちょろちょろ見たかな
まー他にも獣人がいるとして、 君みたいに腕に噛み付いてくるような子でなけりゃ 何も困るこたぁないんだがな。
[>>303まずは彼女の興味である此方の話を明かしてから、 コミュニティがあるという話を受けて、些か驚き。]
そうか、君以外にも存在するんだね。 仲間、同胞…って謂えばいいのか、この場合。 なあ、この羽根ってもしかして…
[取り出したのは、鴉の羽根のように大きく白い羽根。 とてもこの界隈で見るような野鳥のそれではない]
(319) 2014/10/04(Sat) 15時頃
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□獣につゐて
DAY:20xx年10月2日 xx:xx NAME:柿食えば鐘が鳴る也名無しさん
あー色々意見ありがとう。 とりあえず一日試しに飼ってみることにした。 究明できることがもしあれば、挙げよう。
電子的な文章のやり取りはあまり好きではないのでね 必ずという保証はないが。
(=94) 2014/10/04(Sat) 15時頃
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なんかおもしろい事になってるな。
[>>307背筋を伸ばし、手を振りながら会釈するという不格好さは 傍目に面白く、純粋な笑いを誘った。 特に厭味を込めたわけでは無かったが萎縮する様子が伺え、 軽く咳払いをしてから口を開き。]
明日は講義がある日だからな。 午後一だが、満腹になりすぎて寝るなよ。
[去りゆく背にそう告げて、扇子で首元を仰ぎながら見送ろう*]
(325) 2014/10/04(Sat) 15時頃
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錠は、暫く噎せている**
2014/10/04(Sat) 15時頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 15時半頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 17時半頃
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いや、今変な想像をしたんだ。 東洋の風習つーか趣向っつーか。
所謂、座敷芸ってやつだな
[>>326酒と裸で想像したものを明かす。 スザンナも食事を終えているのでまあいいだろうと。 ろくずっぽ吸えなかった煙草を灰皿に押し付け、 もう一本取り出して口に銜える。
指で挟み込む形で手を沿えながら、 今度は噎せずに紫煙を送り込み。]
前例として、相手が生徒ってのは無い。 いやぁ酷い想像をした
[小馬鹿にするような物言いを受けても ムキになる事はしないが、些しだけ居心地悪そうに 眉を下げ、苦笑し。]
(352) 2014/10/04(Sat) 18時頃
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あぁ、――そういう。 なんだかスーパーコンパニオンみたいな感じだな 落ち着いて酒を飲めそうにない [胸元を広げて崩した襦袢や下着で酌をされると 目のやり場に困りそうだと感想を抱く。
こうして真っ当な場所で真っ当に話をしている分では 手を出すなんて想像もつかないが、 酒が入った上、乱れた服装で近くに居たら 理性の箍が掛かり続けるかどうかの保証は無く。]
君は俺の前でそういう格好がしたいのか。 そういう事じゃないか?
[どんな服装でも構わないというのは本音ではあるが 無理に色目を使う事を求めているわけでは無い。 暫く吸って短くなった煙草を灰皿へ押し付け。]
(353) 2014/10/04(Sat) 18時頃
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あそこの書き込みを見ている限りでは 害意を持つものは見ていないけれども
國が危険視するかどうかは解らないなぁ [>>327それを踏まえれば隠していた方がいいのでは、と結論。 獣人だとばれなければ日常生活を安心して送れるのだし。
所詮文字上のやり取りでは腹の裡までは解らない。 それは己が抱いている「掲示板」の見解と似ていた。 犬の獣人と会ったという事象は翻はしたが、 此方の身の上を明かすことも、彼女がそうだと特定される 書き込みも、今後も含めてしないだろう。]
――そうか。 いや、綺麗な羽根だと思っただけだよ。 見つけ出すことに躍起になりたい訳でもない。
[此の羽根の持ち主がそっとして欲しいなら。 態々騒ぎ立てるつもりは更々無かった。]
(354) 2014/10/04(Sat) 18時頃
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[訪れた友人の視線と配達員にも気付いたが、>>323>>341 よう、と軽く手を振るのみで。
女連れで外から赴くなら、間違いなくデートだろう。 流石に相席に出る程野暮ではないが、 態々大学構内を選んだというのはまさか見せつけたくて? と勘ぐったりもした。
未だに中世文学集をも同梱した紙袋のことは思い出せず。]
さぁて、これ飲んだら行くか。 [ネット上でまことしやかに流れている噂に対し、 その道を研究しているルーカスと意見交換はしたかったが それはまたの機にずらそうと考えたり。
底をついた珈琲をストローで啜り、帰宅を示唆するが スザンナが他に寄りたい場所があれば付き合う心算ではあった*]
(355) 2014/10/04(Sat) 18時頃
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ふはっ、 おいおい、流石に下着姿でごろごろされてたら 俺が聖人でも無い限り誘惑に打ち勝つと大見得を切れないぞ。 女性の君にこんなことを言ってもどうしようもない気はするが
[>>358男の生理本能を理解してないとは思わないが、 随分な願望を抱かれていたことと、謝罪に笑ってしまう。 そもそも家を貸す、部屋を貸すというのなら分かるが 「飼う」というのがどういう事かは解らないまま。
飯を与えて住処を与えて、それだけなら話は解り易いけど。 そこに愛でるという行為が入るのなら、また話は変わる。
半分が獣なら、撫でていれば安心するのか、さて。 試し飼いとして招くのなら、 相応のお試しをせねば意味為すかが怪しい。]
(359) 2014/10/04(Sat) 19時頃
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なるほどな。仝じ立場なら不安も覺えるだろうよ。 朝起きて天狗になってたりしたら、仰天する。
[仮想上の存在を獣と喩るべきかは怪しいけれど。 用事は無いかと問われれば首を横に振り。
少なくとも本の塊を持参して彷徨きたいとは思わず。 身軽になってから何処かに出かけるなら話も解るが。]
じゃあ行こうか。
[既に会計は済ませてあるので、大荷物を手にし 庭へ向けて、テラスを出て行く。*]
(360) 2014/10/04(Sat) 19時頃
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― 自宅・縁側にて ―
[本の運搬と共に、自宅までスザンナを案内する。
目印は五十年前から続いている銭湯が付近にある事くらい。 庭に柿の木、池付きの一軒家は、純和風である。 縁側の木板の上に本を置き、スザンナの持つ分も置かせて]
やァお疲れサン 下着は流石に用意は無いし、明日授業に出るんだろ? 一度必要な私物を持って来た方がいいんじゃないか。
[道順はそう難しくも無いだろうし、 そう告げて、彼女を送り出すことにする。
煙管で一服しながら白い羽根を指で摘み、 表も裡も無いそれを静かに鑑賞していた。*]
(362) 2014/10/04(Sat) 19時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 19時頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 19時頃
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飴はルーカスとクラリッサに投げときゃいいかなあ マユミ今日はあんま来れないんだっけ
(-160) 2014/10/04(Sat) 20時半頃
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[堅苦しいスーツから着替え、藍色の着流しを纏い、 菊塵の羽織に背を通さず羽織る。
人から獣に変わるという話のことを考えていた。 まさか此の國の住人が皆少しずつ獣に目覚めるのではないか
―――そんな仮説と共に、秋のモノ身を預け。 頬に触れる空気は、ほんの些しだけ、生暖かく感じる**]
(369) 2014/10/04(Sat) 21時頃
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錠は、クラリッサがうっかり者だと郵便局長から愚痴を聞かされたことを思い出した*
2014/10/04(Sat) 21時頃
錠は、ルーカスは何か用事があったのだろうか*
2014/10/04(Sat) 21時頃
抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/04(Sat) 21時頃
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背を通さずじゃねーよ腕や!
(-164) 2014/10/04(Sat) 21時半頃
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