3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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おれはばかだけど、 まもるんだぁぁあああああ
[それは先生を、フィリップを、セシルを]
(*203) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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美術部 ミッシェルは、2方向にわかれていれば、片方は隙を狙えるかとドナルドとは逆方向から
2010/03/06(Sat) 00時半頃
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ば か。
だな。
[いいのに。 殺すことにもう躊躇いの無い自分なんて、数に入れないで、いいのに。]
(-112) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[ドナルドの思う所はわからない、けれど。 目配せに、小さく頷きで返す。 響く咆哮、ミッシェルの名を呼ぶ声。
左腕に、熱が走る。 上手く扱えるかはわからない、けれど]
……何とか、なれよっ!
[挟撃を試みる二人の合間。 動きを止められるように、一点に熱波を叩きつけようと]
(344) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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こんなときに、どうして…。
(-113) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[そして、一瞬時間が止まったかのようにも思えたのは、
きっと同時にすべての刃物が己に刺さったから]
(345) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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演劇部 オスカーは、熱の波動が、自分の何かを削るのを微か、感じる──(06)
2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[そして、紅い紅い、あのビー玉のような鮮血が、それぞれから噴出す……。]
(346) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/06(Sat) 00時半頃
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−南棟 屋上 給水塔− [出入り口脇の梯子に手を掛けてゆっくりと、登る。]
『ここに居たんだね、探したよ。』
[梯子を登り切ると。]
『また、泣いてた?』
[首を傾げて、尋ねた。 青碧を細めて笑うも、その あお は 闇 を纏う。]
(347) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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…ぁ
(*204) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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問題児 ドナルドは、3人のうちのどれかは当たるだろうと、そう思っている。
2010/03/06(Sat) 00時半頃
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『辛いなら、送ってあげるよ。』
『僕は 鬼 だからね。』
[見つけて 送るんだ。 皆 皆 送ってやる。]
(348) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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っあ……――
[声が漏れる。 目に刺さるような鮮やかな光景は畑での出来事。]
(+83) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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>>+60>>+65鳶色の髪を揺らして ふわふわと踊るように歩きながら遠くなった世界を想う少女をぼんやりと眺める
>>+72>>+73闇は、人の心に良く馴染む。馴染むからこそ、囚われるのでしょう
[哀しげな白衣の男の言葉にビクリとしてつながれた手をもう一度確かめる]
(こうなってもさえ ただこの人を見つめるだけの自分はとてもとても罪深いかもしれない)
[少しだけあの世界の痛みを思い出して懐かしくなった]
(+84) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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や め て っ …… !!! [嗚咽で途切れて 叫び。 濃紺の軌跡を止めたくて]
[泥に塗れた手を 手を伸ばす]
[足をとられて よろめけば 白銀も紅玉も 追い討ちをかけるように]
[―――…何も、届かなかった]
(349) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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/* 全弾被弾ですかいΣ
[ちょっとびっくりした]
(-114) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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『今、皆がバーナバスを追い詰めてる。』
[にっこりと、微笑を向けて。]
『君が“ケイトの手先”だなんて、 鬼 だなんて言った、彼が。』
『…… ねぇ、満足?』
[笑顔を向けながら、ひどく冷たい 瞳 を 向けた。]
(350) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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( 鬼さん ―――― こちら )
[ 緋色の瞳の少女は 闇の中で 、哂っていた ]
(@52) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[狼の体から鮮血が迸るのを息を飲んで見守っていた。]
(…バーナバスさん。)
(351) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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ギャアアァアアアァアアアッン!!
(352) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[そして、狼はもんどり打って倒れる。]
(353) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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………ゃ、ぁ ……
(*205) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[手ごたえはあった、 繊維状の表層と弾力質な内層とを抉るように刃を推し進め]
…………。
[彼が避けなかったのか、避けようとしなかったのか、 尋ねる時間も無く。]
――……っ
[抉る様に刃をひねり、傷口を大きく開ける。 転がったビー玉と同じ色が噴出して腕に、髪に]
(354) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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/* しまった、バーナバスって気付いてないってト書き入れてた。
…でも、大丈夫(何
(-115) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[紫水晶は 濃紺を止めるには、至らない か 否、――ひとつを、とめたとしても、他が]
[――刃 が、
玩具みたいに、 刺さって]
バ ……、……
[――悲鳴に、掻き消される。 暴れた拍子、 血が、 頬に飛び散って、落ちる。]
(355) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[驚きに 満ちた 声。]
[何が、 問うことも、できない。]
(*206) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[鮮やかな色が、声が闇に流れ込む。
――紅い、赤い。]
(+85) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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[大きな身体から噴出す血の量は、勢いをなくしても流れつづける……。
そのビー玉と同じ色、 同じ色の池がどんどん広がって……
獣の身体を濡らしていく……。]
(356) 2010/03/06(Sat) 00時半頃
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ああ ああ ああ
いでえええ
(*207) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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[何も持たぬ両手を顔の前に掲げ 人差し指を小さく押し込める。
カシャリ
と音が響いたのは、鳶色の少女の頭の中だけで]
(+86) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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― 畑 ―
[じゅぷりと背に埋め込んだ鉱石の手。 無いはずの感覚に覚えるのは、温もり。
―――……嗚呼、まるで
引き抜き、噴き出る 紅(あか) を視るドナルドは
嗤って いた。
けれど、濃紺の瞳は、まるで泣きそうに。
―――……行為の最中セシルに晒した眼。
あか は、後悔の色。 セシルとのことを止めなかった人。 まるで、背を押してくれたかのような。
なのに、何故……こうなったのだろう……――――。]
(357) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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や、……あ、だめ、しっかりして……
[倒れ付し今にも動きを止めようとする獣に、すがりつく
溢れだす あか で濡れる あか が抱き締めようと触れ手を染める ]
バーナバスさん…! バーナバスさん、いや、どうし て。
いや で す… おねがいですから、戻っ て……
[濡れる 濡れる あか 視界も濡れてみえない。 なみだを拭う、ほおを そめる あか]
(358) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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――南棟屋上 給水塔――
[ドナルドが戻ってきたかと思い、振り返れば、そこには闇を纏う青碧の姿があって]
――……リッター君……どうしたの?
[瞳に宿る深い闇に、言葉に、彼が少女に終わりを運んできたことを知り、静かに微笑む]
――……そっかぁ、リッター君がそうだったんだ。 結局、私達、二人ともだめだったんだね……。
(359) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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