103 善と悪の果実
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随分と顔色が悪かったので気になりまして。 申し送れました、僕はアントーニオ。 このような場にそぐわぬ身ですが、よろしければトニーとでも。
[小さな背を折ってみせるその所作は、彼の目にどう映ったのか。 子供らしからぬ子供、紳士のような下賤。 不可思議な印象には違いないだろう。]
おや、パーティも始まるようです。 よろしければご一緒頂けませんか? 子供には、宴というものは何分肩身が狭いのです。 ミスターが気分を害されなければ、ですが…。
[使用人に促されたところで、男へと声を掛けた。 それから彼の服を引き、爪先立ちで耳打ちをひとつ。]
(9) 2012/09/24(Mon) 03時半頃
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――それと。
そのような表情では何かをやらかしてきたと公言しているようなものですよ、ミスター。 うまくやり過ごしたいのなら、表情は隠すものじゃない。 作るものです。
何があったかなんて野暮なことはお聞きしませんが。 よろしければ僕がフォローに。
よろしければ…、ですがね?
(10) 2012/09/24(Mon) 03時半頃
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[それは言外に、僕も招かれざる客だと潜ませて。 彼に向けた笑顔を、言葉を、彼がどう受け取るかは任せることにした。 君の悪い子供だと思われたなら、それはそれ。 耳打ちに頷くようなら、服の裾を子供らしく握ろうか。
やがて僕は歩き出す。 大広間へとたどり着けば、やがて盛大なパーティの始まりだ。 舞い落ちる金の紙吹雪に、まぶしさを覚えながら。 僕は壇上の栄光と、その果実に、目を細めていた**]
(11) 2012/09/24(Mon) 03時半頃
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靴磨き トニーは、メモを貼った。
2012/09/24(Mon) 03時半頃
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[きらきらしきは紙吹雪。 掌の上にそれを受け止めながら、 恍惚と善と悪の果実を見つめた。]
―――嗚呼。
[吐息交じりの感嘆が、*宴の喧騒に蕩けていく*]
(12) 2012/09/24(Mon) 03時半頃
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嗚呼、あれが『善と悪の果実』。
[呟いた言葉はパーティの喧騒に紛れ。 その眼差しを知れるのは、そう。 同じような高さの視界を持つ者以外にありえない。
自慢げに披露する魔女の、露になった白い喉笛を見つめる眸。
今か今かと、時を待つ。 濡烏の眸を向けて――…**]
(*4) 2012/09/24(Mon) 03時半頃
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/* ポーチュ嬢と初回狼とかなんて美味しいのか!!!
ちまっこ狼! ちまっこ狼! めっちゃ美味しい! って思ったけどC狂かもしれなかったどうしよう!!
もう一人は誰なんだ…っ! どきそわ、どきそわ。
(-7) 2012/09/24(Mon) 04時頃
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/* 明日の朝、ヴェス殿としゃべりたい。 待っててくれてたのかなー、うむむ、申し訳ない。
あと喋ってないのは、オスカー殿とヘクター殿か。 似た名前二人だなおいwww
(-8) 2012/09/24(Mon) 04時頃
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/* >>#2は素敵だなぁ。
(-9) 2012/09/24(Mon) 06時半頃
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―テラス/回想―
御機嫌よう、トニー君。 先ほどは目礼のみで失礼しました。
[テラスで出会った小さな烏へ、微笑みを向ける。 参加した右足のプレートは、まるで枷のようだ。 けれど立ち居振る舞いは、彼が聡明であることを示していた]
お気遣いを申し訳ありません。 また宴の席で、お話ししましょう。
[深い礼へ此方も頭を下げて、見送る]
(13) 2012/09/24(Mon) 08時頃
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―邸内―
[屋敷の中へと足を向けつつ、思い起こすのは刺青の者こと。 奇妙な身体を、 興味本位で一度だけ買われることはままあったが。 何度もその刺青を指でなぞったことがあったから]
―――――……。
[自然な足取り、すれ違うように豪商の息子の傍へ寄り。 そっと窺うように顔をあげた]
御機嫌よう、ミスター。
[間近で見つめ、"彼"だという確信を得てなお、 本心を押し隠す様に静かに微笑みを向けていた**]
(14) 2012/09/24(Mon) 08時頃
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ペラジーは、宴が始まれば、幻想的な光景に、ほうと息を一つ吐き。**
2012/09/24(Mon) 08時頃
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楽園に果実が落とされるというのならば。
―――――…私(わたくし)は、蛇になりましょう。**
(*5) 2012/09/24(Mon) 08時頃
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/* おおお、ペラジがもう一人か!
アダム・エバ・それをそそのかす蛇 とするならペラジがC狂かな? だとしたらなんって美味しいんだこのむら!!!!!
(-10) 2012/09/24(Mon) 08時頃
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─邸内─
[窓から望む庭の風景も闇に沈む頃。 邸内は、灯り始めたガス灯やシェードランプの深い橙色の光に照らされている。
談笑する人々の声を背後に遠くしたまま煙草をポケットから取り出したとき。 近づいて来る足音があり、顔を向けた。]
「お客様」
[灰皿を載せた盆を手にした使用人が、男の傍らに立つと頭を下げた。]
「間もなく始まりますので、大広間の方へどうぞ」
[言いながら灰皿を窓脇に据えられた小さなテーブルの上に置く使用人の腕を一時目で追った後。]
…いや、いい。解った。 広間に行くとしよう。
[灰皿の礼を言いつつ煙草をポケットに仕舞い、窓を離れる。]
(15) 2012/09/24(Mon) 09時頃
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……へぇ。 アレが、例のアレ、ねぇ。
[綺羅びやかに飾り立てられた、黄金の林檎。 林檎というモチーフは中々に業が深い。 禁断の罪悪であり、叡智への誘い(いざない)であり。 チロリと指先を舐めれば、 手首に飾られた黒瑪瑙の腕輪がじゃらりと揺れる。]
(16) 2012/09/24(Mon) 09時半頃
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[声掛けられて、そちらへ視線をやる。 らしくない優雅な淡い笑みで着飾ってはいるものの、 確かに馴染みの娼婦だった。 いや、娼婦と言い切るには多少いろいろと語弊があるが、そこは詳しくは語るまい。]
なんだ、お前も……来たのか? [呼ばれたのか?という問いでは無かったのは、自分同様コイツも勝手に来た可能性が… いや、エバ家と取引のある実家とは違い、コイツには後ろ盾も無い。 上手いこと誰かを騙すなりして、くすねてきたとしてもおかしくは無いだろう。
金払いのいい時だけ擦り寄ってくる猫の名を、問うた事はない。 己も名乗らぬ。 後腐れのないビジネス関係なら、そんなものだ。 身体重ねるときに名を呼ばせる性癖も無いし。]
(17) 2012/09/24(Mon) 10時頃
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オルゴールだってェ話らしいが……。
[ちらと見るはまた、件の果実。]
本当にアレはオルゴールなのかね。 螺子も継ぎ目も無く、誰一人音を聞いたこともない。
鳴らぬオルゴールはオルゴールって呼べるのか? 本当は、ヨ。 只の金メッキの玩具で、それらにみんな担がれてるとか、そんなんじゃぁ…ねぇよな?
[声潜めて白フードに囁く言葉は、近くにいるものには聞き咎められるかもしれない。]
(18) 2012/09/24(Mon) 10時頃
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/* んー…ヘクター殿は、やや描写に確定が多い気がするのだけど大丈夫だろうか? とか心配しつつ、自分もやらかしてなければいいが!!
(-11) 2012/09/24(Mon) 10時頃
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[不躾な感想を口にしている者が居る一方で、 夕闇伯は壇上の果実の側に歩み寄り、興味を隠さず見つめる。 遠い朧月に焦がれるような佇まいだ。]
かつて歌わぬ小鳥は 殺してしまわれたというが……こうも扱いが違うものかね。
[す、と取り出したのは細かな細工が施された真鍮のオペラグラスのようなものだ。壇上にあり、手にとって見ること叶わぬ禁断の果実の機構、意匠を具に鑑賞、或いは観察するためのもの。]
(19) 2012/09/24(Mon) 10時頃
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[眺める姿は、ある種この果実を 妄信しているかのようにも見える。 細めた瞳に揺らめく感情の色がある。 自身でも自覚しているかどうかは分からないが。]
やはり美しい ――……叶うならば是非手に取って 構造を実際に眼にしてみたいものだな。
[オペラグラスを眼からずらし、 切れ長の眼を細めた。 使用人は失礼のない程度に夕闇伯の様子を窺っている。 ――少々、機械いじりや蒐集癖で浪費が過ぎるところがある、というのも有名な話なのだ。]
(20) 2012/09/24(Mon) 11時半頃
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[光をはじく沢山の欠片の向こう。 この場にいる全員の眼差しを受け止め、 その姿を現した魅惑の果実。
どれほど、この瞬間を待ち望んでいただろうか。 音色は届かずとも、その黄金は見つめる者全てに 何かを語り掛けているに違いないだろう。 その曲線に、舞い散る吹雪の煌めきを映す様は、 林檎そのものが息衝いているようだ。
恋焦がれていた果実に少しでも近付こうと 人垣の隙間に身体を滑り込ませて、行ける所まで前に進み。
瞬きや、息をすることすら忘れ去ったように、 唯々黄金の果実を目に焼き付ける。**]
(21) 2012/09/24(Mon) 11時半頃
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─広間─
[パーティーの開始を告げる場には、少々出遅れたようだった。 感嘆の声や、所々、小さな拍手の余韻が引いて行く中、広間の扉からは遠い壇上に目をやる。 輝く金色が見えた。
少なくとも人々の噂に登るその姿に、男も興味が無い訳では無い。 人の間を縫うように脚を運びながら広間の中央へと近づいて行く。
と、行く手に見覚えのある姿を見つけて立ち止まる。>>16 その傍らに、白いフード姿。 男は、眉を顰めた。
言葉を交わしているらしい2人の様子を暫く眺めていたが。 一旦、やり過ごす事にして脚を向ける先を変えた。
パーティーは、まだ長い。 今宵の一世一代の見世物を見逃す心配は無いだろう。]
(22) 2012/09/24(Mon) 12時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/09/24(Mon) 12時半頃
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[>>18刺青の男の声が聞こえたのか、]
今は音が出なくても いつかその声を聴く方法が見つかると信じています…
[だから、そんな事は考えない と言いたげに 視線は果実から逸らさぬまま独白する。 誰に聞かすともなく呟いた言葉は、 周囲の音に掻き消されてしまいそうな程小さなものだった。]
(23) 2012/09/24(Mon) 12時半頃
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―回想―
ええと、ごきげんよう。
「機械が回す飲み物を眺めていれば 背後より声を掛けられて>>3ゆっくり振り向く]
美声ですね。
[振り向いた先には黒いロングドレスを纏った女性。 耳に心地良い声に相応の、 美しい容姿を備えているように感じた。 おそらく招待客の一人だと当りをつけて]
(24) 2012/09/24(Mon) 13時頃
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ええ、この機械を見つけたらつい使ってみたくなって。 じっと眺めてたんだけど、貴女もこういったものに興味が? っと、招待客の方だよね。自分はオスカーと言います。
[礼儀というものは、付け焼刃ではやはり問題だ。 同じ招待客だと疑われないよう なるべく丁寧な口調で自己紹介を行ってから 名前などを伺う会話をする暇はあっただろうか。 兎も角、使用人の案内に従って大広間へ足を踏み入れた**]
(25) 2012/09/24(Mon) 13時頃
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/* うわああ ペラジー兄様が囁き狂人・・・でいいのよね?
どきどきするわ・・
(-12) 2012/09/24(Mon) 13時頃
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/* いそうな人に特攻するか、誰か選んで振って落ちるか どうしようか
とりま昼飯
(-13) 2012/09/24(Mon) 13時頃
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― 宴の始まる前 ―
[解かれた手の中、首の落ちた花が再び息を吹き返すが如く、ブロンドに赤が、舞い戻る。 触れる指は細く、少女のそれとは大きく違っていた。瞳を伏せ、動かぬよう息を細く吐いた]
ありがとうございます
[微笑みには視線を合わせ、礼をすれば、一度口を引き結び、名を返す]
ポーチュラカ・ブロワと申します コリーン姉様ってお呼びしてもよろしいかしら
(26) 2012/09/24(Mon) 13時頃
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/* くそう13歳(とにーは実際どうかしらんが)コンビが赤とか
この たぎるじゃないかちくしょう
(-14) 2012/09/24(Mon) 13時半頃
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― 大広間へ ―
[広間に向かう途中、薄汚い子供と目が合った。 まだ小さいのに、と。 おそらくこの屋敷の中で一番身長の低い少女は思う。 もう子供ではないという自負を持って、少年の礼に、少しだけ膝を屈め挨拶を返した]
大広間はさぞかし…
[煌びやかなのでしょうね、続く言葉は飲み込まれ 開いたままの口を左手で慌てて隠した]
(27) 2012/09/24(Mon) 13時半頃
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/* ポーちゃん来たーーー 捕まえられるかな?
(-15) 2012/09/24(Mon) 13時半頃
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