231 獣ノ國 - under the ground -
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[ ( ねえ、僕はいらないの? ) ( 兄さんの方が綺麗に啼くから ) ( だから ぼくは ) ]
(15) 2015/07/08(Wed) 18時頃
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― 第二棟 庭園 ―
What a Friend we have in Jesus, all our sins and griefs to bear. What a privilege to carry everything to God in prayer.
[ 人工のひかり かりそめの草花 偽物の祈り。 広々とした庭の中で、ひとりの鳥が囀り唄う。
吹くことのできない蒲公英を残念に思うことも 首が堕ちぬ椿に違和を抱くことも 散ることの無い桜に、無粋と心濁らすこともなく
鱗のような硬い外皮に覆われた両脚で幹に立ち、 毎日 まいにち 明日もきっと 「鳥」は理由も思い出せぬまま 肩に乗った兄の為に
只只管 唄うのだ。 ]
(16) 2015/07/08(Wed) 18時頃
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O what peace we often forfeit, O what needless pain we bear, All because we do not carry everything to God in prayer.
[ 風が吹かない庭園で、声はまっすぐに届かぬ天へ飛び 鸚哥の脚はまるで手のように 桜の幹を握りこむ。
罅割れた木肌に添えた掌は ひとの貌こそしているものの 肘から先は鮮やかなパライバトルマリンの蒼碧色。 五指を彩るまぁるい爪は釦のような鮮やかな赤。 「ひと」のフリなどまるでできぬ容貌は 唄う聲すら人から遠く、ソプラノ・リリコが翼のかわり。
管理の行き届かぬ古書の森の住人や 壁に並んだ絵画のご婦人達、 奥深い森に隠された 孤独な住人も 鳥の唄を耳にすることがあるかもしれない。]
(17) 2015/07/08(Wed) 18時頃
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Have we trials and temptations? Is there trouble anywhere? We should never be discouraged; take it to the Lord in prayer.
[ 肩の兄が心地よさそうに羽根を広げ、 僕の掌の緑と彼の鮮やかな赤が 淡い櫻色の中で咲く。
此処の住人達と喋るのは、専ら「兄」ばかりで 「僕」が唄以外に喉を使うことはあまり無いはず。
柔らかな頭の羽毛を赤いつめ先でこりこりと撫で 変わらぬ兄の様子に 僕は瑠璃色の眼を細めて 彼へ 唄を紡ぎ続けた。**]
(18) 2015/07/08(Wed) 18時頃
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/*ジリヤ拾おうかと思ったけど時間切れやーん。 申し訳ない申し訳ない…。
はじめまして、おじゃまさせて頂きます。かんこと申します。 知られている方には入村で透けると専らの噂でございますが 既知の方はいらっしゃるのかどうか。さてはて。 何にもキャラ決めぬまま来たよ、どうしようね!!!
(-2) 2015/07/08(Wed) 18時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 20時半頃
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―秘密棟前―
嫌になっちゃうねぇ…。ホント ボカァ、こういうの向いてないんだよ
[ズキリ、と手に負う傷を抑えれば血が滲む事は無いにしろ多少包帯の下で出血はしただろうか 獣人、獣になり損ねたヒト。否、ヒトになり損ねた獣か。はたまた、望んでもない事か どちらにせよ、それ等は人間と共存するためにいくつも障害があって――]
アイタタタ…。参った参った それじゃ、しまっていこうかな…と
[重い扉を開ければそこは問題児が入れられる、人間の言う独房のような所 尤も、この施設自体が彼等、彼女等にとって独房と言われたら元も子もないのだが、それでもここは他に比べて“特別”だ]
(19) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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好き好んでここに入る奴は居ないってハナシよ みんな居るかい?
[入ってみては声を掛けてみるが反応はあっただろうか もしかしたらここに来る前に誰かしらとも会ったかもしれない**]
(20) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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/* 23+2 173+15
(-3) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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/* 身長最大値か… 年齢もうちょい欲しかったなぁ…
(-4) 2015/07/08(Wed) 21時半頃
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庭師 ノアは、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 22時頃
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―― 第三棟・大扉前 ――
[ 僅かに空いた、隙間から。外界とを大きく隔てた鉄扉の、小さな隙間から、風が吹いた。 まるで冷たな風は、朝を報せに来たのか 。
扉付近の番犬は如何しているのか。
男が視線を遣ると、犬はごろりと寝転んで居た。――嗚呼、自分がこの、番犬に襲われるような。『 脱走側 』でなくて良かったと、……男は薄汚い思考を侍らせる。 ]
……あさがくる…否、もう来た、のですかね。
[ 数日地上へ上がる事は無かった。そろそろ陽の光を拝みたくもある。男は陰を灯した瞳をじとりと上げた。鉄扉は重く、目前にのし掛かる。その重さはまるで、いつぞやの現実の―――蓋を。…閉じているような気さえした。
……この扉を開けたら、誰に、何が起きるのか。 男に何が降りかかるのか。 ―――「 日常 」は、何に変わるのか。]
変化を求めるのは私か?……外か?
[ まるで怠惰とも言えるまでに変わらない日常は。異質のここでは酷く懐かしく。――されどその日常に潜り込んだ所で、何が変わるのか。 ]
(21) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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――――嗚呼、知りたい。
何が「彼」を動かし、何故私達が「此処」に居るのか。
「彼ら」が此処で、暮らす意味とは。
[ 塔の上に居るという、噂話の真相は果たして。
やがて男は長髪を揺らめかせながら、踵を返した。
こうして今日も、「管理」が始まるのだ。 ]
(22) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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クソ野郎ッ!いねぇわけがねぇだろうが! 閉じ込めてんだからよッ!
[聞こえてくる声>>20に、怒号で返す。何もかもイライラする。がなり立て、暴力を振るい、解消するしかない。]
閉じ込めるだけじゃ足りねえか!え?今日は何の用だ!どうせロクでもねぇことをだろうがよ!
(23) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2015/07/08(Wed) 22時頃
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お針子って言いたいだけだった。ハリネズミなのは先に決めてたけどね
(-5) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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ああ、皆様、初めまして。知ってる人も久しぶりでございますよ。宝井民です。国主様、村建て様には、遊び場を提供してくださったことに感謝を。前回参加し損ねて悔しい思いをしたのですよねー。むむー
(-6) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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あ、居た居た。いやー、安心したぞ…と 柵越しで悪いけど入っても良いかな?
[相手の怒号にも最早慣れたと言って良いのだろうか。傷を負うのは自分だけでは無いことも知っているし、閉じ込められて不満なのはよくわかる だからこそ、のんびりとした口調で話しているつもりなのだが、どうしてなかなか。相手を煽ってしまう気がする]
シーッ、そう決めつけるのは良くないぞ…と じゃじゃーん、暇潰しアイテム
[取り出したのはカラフルな六面体。カシャリと回せばパズルのように崩れて。更にカシャカシャと色は混ざり合っていく。ルービックキューブくらいは知っているだろうか それを目の前で披露したい、だなんて呑気な話だが彼女がこれで満足するとも思えずそれを白衣の下にしまう]
待って待って寄らないで。 一応管理人だから僕に何かあったらキミが危ないし えーっと、それで本題に入るけど……
(24) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[おちゃらけて掴みはオッケー。だなんて勝手に自分の中で決めつけて。相手がそんな自分にどういう反応をしたかもお構いなしに更に白衣の中をまさぐる そこから出てきたのは一本の注射器と中には透明な液体]
残念だけどキミは凶暴で危ないから…殺処分しなきゃいけなくて ボカァ、反対したんだ…でも……ほら、ね? 下っ端だから…
[涙声で訴えてみるが、勿論注射器の中は毒薬でも無く、ただの痛み止めだったり鎮静剤だったり。彼女を落ち着かせる何かなのだが 所謂ジョークでそんな演技をしてみる]
うっ…うっ……わかってくれ、僕もこんな事したくないってハナシ
[とは言え、こんな事言っては彼女も注射なんてさせてくれないだろう。暴れたり拒否すれば種明かしはするし、受け入れても注射した後にちゃんとネタバラシをしようと企む**]
(25) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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……あ、 。
[ 僕はたいして気にしていなかったのだけれど どうやら兄さんはそうでもなかったらしく、 ばさり、ばさりと極彩色の翼で羽ばたいて 声の主>>10のほうへと飛んで行く。
その途中で見つけた格好の背の高い宿り木>>20に 『キィァァ。』 とひとつ、啼いてから くるりと頭の上で旋回。
いつも通りに彼が腕を差し出してくれたなら 「兄」もいつも通り肩に収まり、 ノアの行く先について行くだろう。
行く先>>23の人物に出会う事が出来たなら ]
(26) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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『 ウルサイ! ウルサイ! 』
[ 喚く真っ赤なベニコンゴウインコが 彼女の苛々のもとをさらに増やすなんて事も あったかもしれない。*]
(27) 2015/07/08(Wed) 22時頃
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[ 僕はといえば、桜の樹の上に立ったまま 兄さんが飛び去った先をぼう、と見つめ あるらしいと訊く隔離された場所を想う。
こわいところだ、と認識しているけれど 僕と違って兄さんは飛べるから あんまり心配もせず。
観客が居なくなっては唄う意味もない。 僕は鳥の脚をぶらりと投げ出して 太い枝の上で 桜色の天を仰いだ。]
(28) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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おや、そこで飛んでないでおいで …でもここから先は秘密にしなきゃ駄目だよ? 僕が怒られるってハナシ
[上で旋回するインコに対して腕を差し伸べれば宿り木となったようで、肩まで乗ってくる インコにしては重いな。なんてクスリ、と笑ってから秘密棟に入っていっては怒号を飛ばす彼女に対して煽るように返すインコ>>27]
プッ…。うるさいってハナシだよ? あんまり喧嘩するものじゃないぞ…と
[腹を抱えて笑う衝動を抑えながらも相手の反応を見て。インコを抑えるためにもその頭を空いてる手で撫でてやろうか**]
(29) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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ふむ。
(-7) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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ダメだって言っても入ってくるだろうがッ!
[イライラしながら、事実上迎え入れる。目の前で相手がルービックキューブをし始めた。…昔よくやっていたが、別段興味を引く物でもない。柵に手をやると、ギロリと睨みつける。…すると、ようやく本題に入った]
殺処分だァ?やっぱりロクでもねぇじゃねえかッ! うるせえッ!ンなモンさせッかよッ!柵の中に閉じ込めてまだアタシが怖えってのかッ!臆病なサル共がッ!
[>>25注射をされようとして暴れて抵抗する。針のような髪が揺れる。気をつけなければ、相手の腕を傷つけるかもしれ無い。実際、ジリヤの肩のあたりは服がいくらかボロボロになり、擦り傷がいくつも見える]
(30) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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[かたん、と本を置いた。 その心ゆえに、獣にならざるを得なかった男の話だった。
人と獣の境が曖昧なものが居るこの施設では、 心次第では人が獣になることも、 また、できそうに思えてしまうから不思議だ。
少し遠くで美しい歌声が、 更に遠くで、何か、かすかなざわめきを感じた。
閉ざされた空間といえど、 静かであるときは皆が寝静まる頃くらいだろうか、 そんな事を考えては、足は歌声の方に向く。]
(31) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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/* おや、あまり進めないタイプの人かな?もうちょい展開重視でやっても良いのに 切ってないけどそろそろ10分経つし進めちゃおうかしら
(-8) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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『ヒミツ!ヒミツ! ノア。オコラレル!』
[ ノアの肩の上で上機嫌に くるりくるりと首を捻る 赤い鸚哥。 一寸重いのはご愛嬌だ。
宥められれば>>29大人しく、クルルとひとつ喉鳴らし 彼の施術>>24>>25の邪魔にならぬよう、 針鼠が見える高い位置にばさりとひとつ羽ばたいて 見下ろすように留まるだろう。]
(32) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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― 第二棟 庭園 ―
[図書室を出て、仄暗い廊下を渡れば そこからは第二棟に続いている。 その先は獣達の中でも 問題児と見做された者のいる秘密棟だ。
彼は、第二棟の醸す雰囲気が好きだった。 ――そこに揺れる花々にたとえ、宿る命がないとしても。
庭園にひっそりと在る書庫が気にいりだった。 ――そこにたとえ、読み手がいないとしても。]
(33) 2015/07/08(Wed) 22時半頃
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/* アッキーのト書きがね、ちょっと僕に似てる匂いを感じて ふふふってなるときある。 繰り返し好きなんだよね、わたしもさあ。 ぽえむリリカル仲間…!と勝手に親近感である。
(-9) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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[足を向ける途中で歌声は途切れる。 それでもそちらに向かったなら、 施設の白と徒花以下の色の中、 鮮やかな蒼碧色を揺らす獣人>>28が見えただろうか。]
やあ。 今日はもう、「いつくしみぶかき」は仕舞いか。
[途切れ途切れに聞こえた歌詞から歌名を思い出して 彼はその細い体躯にあわず 明朗な声で獣人に声をかけた。 獣人の経過観察も仕事のひとつゆえ。
見上げた徒花は花を散らさぬ。 ――散らぬ桜は、なるほど、美しくない。]
(34) 2015/07/08(Wed) 23時頃
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