人狼議事


151 雪に沈む村

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視点:


【独】 伝道師 チャールズ

/*
わー!クシャミ君、お付き合いさせてすみません!
なんとなく終われそうな感じにしたので此方は無理なく、で大丈夫ですからねー。

サイラス君のソロル、どきどきそわそわ…((・ω・))

(-249) roki 2013/12/04(Wed) 00時頃

【独】 伝道師 チャールズ

/*
>>63 ぶわ…っ(´;ω;`)

>>-251 むむ、じゃあ応援します。頑張れー!


さて、私もそろそろどろっとした重たいソロルでも落として締めましょうか…。
残り一時間、頑張って走ります。

(-252) roki 2013/12/04(Wed) 00時頃

【独】 伝道師 チャールズ

/*
全神父が涙ぐんでおります。クシャミ君のターンが終わるまで静観…ぐすぐす。

(-255) roki 2013/12/04(Wed) 00時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

──雪に沈む村──

[ぱちん、ぱちん。
暖炉の火が揺らめく。乾いた薪が爆ぜる。ぱちん。

仄暗い部屋に、黒いキャソックをきた男が一人、立っている。
暖炉の炎以外に光源は無く、揺らめく炎に合わせて落ちた影もゆらゆらと形を変える。
男は、暖炉近くの壁に据え付けられた大き目の鏡に向かい合っていた。
整えられた灰色の髪に、暗灰色の瞳。少し老いの見える顔立ち。
同じ姿を映す筈の鏡。しかし、男が向かい合っているのは──年若い青年。全くの、別人の姿。]

……探し物は、見つかりましたか?

無造作に伸びた紅い髪。金色の瞳。物憂げに此方を見るその人に、男は静かに語りかける。鏡の中の彼が、薄い唇をそうと動かした。

『──まだ。』

[応える声に、男は哀しげに微笑んだ。指先で鏡の表面を撫でる。触れる事は叶わないけれど。]

(74) roki 2013/12/04(Wed) 00時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

諦める気は、無い?

[炎に照らされ壁一杯に伸びた男の影は、ひとのカタチをしていない。それは、巨大な何かを模している。ひとではない、なにか。
鏡の向こうの男が再び口を開く。]

『どれほど掛かろうと俺は諦るつもりはない。──チャールズ、…チャル。お前を死なせたり、するものか。』

────ルド、私は。

[ぱちん。今一度、炎が爆ぜる。
瞬きの瞬間に、向かい合わせの幻想は消えていた。
鏡の前にはキャソックの男が、一人、哀しげな笑みを唇に刷いて立ち尽くしていた。]

(76) roki 2013/12/04(Wed) 00時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

──雪に沈む村・時計塔──

[互いに心臓を捧げた。この胸の内で脈打つのは、相手の心臓。
共に戦って、共に死ぬための契約。
けれど、生き延びた。生き延びてしまった。
与えられた悠久の刻に、人間は戸惑いはするものの。朽ちる迄共に在れるのならば、怖くは無かった。
けれど、人間の心臓は、龍の冷たい血を温めてしまった。
脚を失い、緩やかに老いていく半身。いずれ肉の器を棄て、同じ魂で転生する自分とは違う。人間である彼の魂は一度きりだ。そして何より、肉体と共にいずれ彼のたったひとつの心臓も、朽ちてしまう。

耐えられなかった。
温もりを知ってしまった龍は、いつかくる半身の死を、共に悠久を歩めぬ事実を、受け止める事が出来なかった。
だから、龍は探す。
共に歩む道を。術を。]

──ひとを、龍にする方法なんて。
…ある筈が無いのになあ。

[幻想が消えた鏡を見詰め、チャールズはひとりごちた。
その瞳には、穏やかな哀しみが滲む。
共に在りたいが為に、決別を選んだ半身を。恨んだ事もあったけれど──]

(78) roki 2013/12/04(Wed) 00時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

ばかだな、きみは。
俺は、二人で居れれば、それで良かったのに。

[一千年も居れば、充分じゃあないか。どうせ飽き飽きする癖に。
ふん、と鼻を鳴らして皮肉をひとつ。語りかける口調は、かつて騎士であった頃の彼のもので。
小言を言うたび鼻白んだ半身を思い出し、口許が緩んだ。
もう一度指先で鏡を撫で、落とす声は酷く穏やかに。]

ルド。君に見せたいものが、沢山あるんだ。

君の言った通り、翼人てのはお人好しが多い。彼と君はきっと気が合うよ。
そうだ、凄く美味いスープを出す店があるから、行って三人で酒でも呑もう。いや、あそこの店主はきっと混ざりたがるから、いっそ貸し切ったほうがいいかもな。

それから、龍の子供と、人間の子供が一緒に遊んでる。親友なんだ。契約なんて無しに、だよ。凄い事だろ。
あと、村の通りにいたサンザシの妖精の少女、覚えてるかい?あんなに小さかったのに、今や立派な木になって、ますます美しくなった。

そうそう、君から貰ったナイフ。まだ現役なんだ、驚いた?三百年だよ、大した骨董品だ。腕のいいブラックスミスが居てね、彼に任せれば安心なんだ。

(81) roki 2013/12/04(Wed) 00時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

それから、アイリス。君が惚れ込んでた、翼人の彼女。曽孫の曽孫?ちょっとはっきりしないけど、その娘がそっくりなんだ、アイリスに。あの子が選んでくれる紅茶は、俺の故郷のによく似てて質が良いんだ。

…そう言えば、君によく似た龍の男が居る。赤い髪も、消えない種火も。──もしかして知り合いじゃないかって、気がしてる。

ああ、龍と言えば、君が前話してた、伝説の龍。「不死の静嵐」、だっけ。お伽話の中の存在だって、笑っていたね。居るよ。普通に。スープ飲んでるよ。吃驚だよ。
存在するもんなら会ってみたいっていってたろ?

──そうだ、大切な…ひとの、子どもも、抱っこ出来た。
こんな事言ったら本当のお父上に申し訳無いんだけど、もう自分の娘みたいで可愛くて。あの子の結婚式には俺、泣くんだろうなあ。神父だけど。泣く、多分。

(84) roki 2013/12/04(Wed) 00時半頃

【人】 伝道師 チャールズ

[それから。ああ、それから。
置いていかれた時間を、埋めるように言葉が溢れた。
返る声は無いけれど。それでも彼に見せたいものが、大切なものが、この村に数えきれない程に。]

随分、村人も増えたよ。もっと寒々しい村だったのに、今は賑やかになった。それに、俺にも────家族が。一緒に居てくれる家族が出来たんだ。
ココアが好きで、くしゃみばかりしてて。撫でると喉を鳴らして、…とてもやさしい、いいこなんだ。今はちょっと、冬眠してるけれど。
きっと、君も気に入る。だから、

[何度も繰り返した祈り。長い長い刻の流れの中に、取り残されるような恐怖。帰ってきて。独りは嫌だ、帰ってきて。帰ってきて。
そればかりを、祈ってきた。
けれど、今は。今のチャールズは──]

だから……『待っている』よ。いつまででも。
君が戻るのを、この雪に沈む村で。ずっと。


[ひとりの『人間』の、新たな祈りを抱いて。
そうして村は、雪に沈む。やがてくる春を待ち侘びて、静かに眠りの刻を迎えるのだった。*]

(85) roki 2013/12/04(Wed) 00時半頃

【独】 伝道師 チャールズ

/*
…と、いう事で。安定の冗長な締めも終わりました。

ここでひとつ御挨拶を。
始めましてと前回振りの皆様、お付き合い戴いて有難うございます。
チャールズ役でしたろきと言うものです。
短期出身で現在は汝国、RPは今のところ、こちら議事国のみとなります。
青い鳥、SNS(かろうじて)などに生息しておりますので、御縁がありましたら宜しく御願い致します。

素敵な時間を有難うございました!

(-264) roki 2013/12/04(Wed) 01時頃

【人】 伝道師 チャールズ

……「安心して、生きて大丈夫。」

[ぽつりと言葉を落とした。クシャミの柔らかな髪を指で梳く。
いずれ独りになる自分を、心配してくれているのだろう。
届くだろうか。チャールズは思う。
なにひとつ忘れはしないから、その生に寄り添いたい。
何も生み出せはしない自分の、精一杯の。
神では無く、例え世代が変わっても、共に歩んでくれるこの村の人々に向けた祈り。]

……別れがさみしくないといったら、勿論嘘になります。
けれど、一緒に居られない寂しさのほうが、何倍も辛い。

[頼りな気な表情のクシャミに、そっと笑い掛ける。
髪に触れるこの手が温かいように、彼にも伝わればいいのに。]
何時だって、見守ってます。
君の傍に、この村に、ずっと居ます。
だから、許されるなら君も、どうか──。

[今しばらくは、私の家族で。

(97) roki 2013/12/04(Wed) 01時頃

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