214 サンタ養成学校卒業試験
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[どうせ、皆ぎりぎりまで起きているのだ。 空が気になって、ソリが気になって、明日が気になって。
同じツリーを彩る仲間が気になって。>>250]
アリスだって、俺のことを何度も助けてくれたじゃないか。 …俺が鼠でなくて、小さくなくても、助けてくれたと思うんだ。
……って、これじゃあ、俺が凄く現金みたいだな。
[僅かに顎を引き、頭蓋の中に詰まった人語を探る。 良く噛み締めて、瞳を瞬きで洗う。]
(265) 2015/01/25(Sun) 01時半頃
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………、
[あ、届いた。>>253 下ってきた頭部に甘え、桜色の髪に細い手櫛を入れる。 柔らかい感触と、温かい色合いに呼気を漏らし。]
俺も、すまないって言いたい時はあるさ。 人の言葉は難しいから、全部は理解していないけれど、 アリスがどんな気持ちで言っているのかは何となく分かるよ。
[流れ星よりもキラキラとした軌跡は、放物線を描かない。 一瞬、左胸が跳ねて、あわあわと空を滅茶苦茶に掻き混ぜると、 素数を数えて、深呼吸をひとつ、ふたつ。>>254]
―――…泣かないで、アリス。
[自身の毛皮で覆われた前脚を、静かに彼女の眦に寄せた。 手背を宛がえば、白は涓滴を吸い込み、濡れた蒼を覗き込む。]
(267) 2015/01/25(Sun) 01時半頃
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! ―――勿論、……勿論さ、アリス!
[涙を指で拭うなんて、ロマンスキネマでも最近見ない。 二枚目俳優が芝居がかってやるなら未だしも、自分は鼠だ。 奇妙な気恥ずかしさに尻尾の先まで焼かれる。ぢゅぅ。>>258]
俺も、もっと体力を付けて、雪に負けないようになるよ。 今度は――…今度は、きっと助けて見せる。
[いつも、自分が助けて貰ったように。 彼女の落涙を毛皮に染みこませ、涙袋まで柔く慰撫。 もふもふとした冬毛はきっと、少し、擽ったい。]
…………あ、
[濡れた瞳が撓んで、月明かりが差す。 垂直に落ちる涙星に願いを忘れたが、勿体無いと思わなかった。
彼女の微笑みがあまりにも可愛かったから。]
(268) 2015/01/25(Sun) 01時半頃
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―――…俺、 屋上の温度計、見て、こないと…!
[先程、見に行っただろう。と内なる自主突っ込みは無視した。
泣き腫らした学友の顔を評するなんて破廉恥だ。 焦燥に駆られるまま、挙動不審に首を振る。
張子のように尻尾が連動し、ぺたんぺたん。机に刻むビート。 彼女の髪に癖を残さないよう、そろそろと手を引いて、 弾かれたように机から近場の椅子を経由して、地に下りた。]
(274) 2015/01/25(Sun) 02時頃
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[月明かりに囃され、逃げるような背中は自身に似合いすぎる。 けれど、扉の隙間に手を掛けたところで、彼女を振り返り。]
……アリス。 俺も、ありがとう。
ちょっとずつ、上手く行きそうな気がしてきた。
[もっと相応しい礼がありそうなものだが、今はこれが精一杯。 チラリ、もう一度だけ彼女と視線を繋げ―――、ぴゅぅ。
脱兎ならぬ脱鼠の退場であった。**]
(275) 2015/01/25(Sun) 02時頃
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