137 海の家 『nave Di mare』
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[チャカチャカチャカ、イヤフォンから音が漏れているのも気にせず揚々とした足取りで歩き、扉を開く。]
ちーっす、あのー、 ここでバイトできるって聞いてきたんすけど。
[リゾート地に、泊まりながらにしてバイトができる。>>9 友人にそんな紹介を受けやってきたのだ。 中に入れば女性が二人微笑ましげに笑い合っていた。
(やべー、レベルたけー)
男はぐっと拳を握った。]
(19) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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/* サミュエルってやっぱ男グラにみえるよねええええ!!!!
はぁはぁ。 男サミュエルはぁはぁ。
おいでませ、うみのいえ! メアリーちゃんにサミュエルくん、はいりまぁーす!
(-3) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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良い子……です、か?
[タバサの言葉に反芻するように、意識せずに問い返してしまった。 照れ臭いのか、それとも別のなにかか。 また頬が先ほどより赤くなって、手持無沙汰に鍵をいじるように触った。]
それじゃ、お言葉に甘えて……
[そう言いかけたところで、新しく人が来たのに気づく。 頬がまだ僅かに赤いが、それには気づかず男性の方に顔を向けた。]
……あ、えっと…こんにちは…?
[挨拶をしないのも失礼かと思って、小さく頭を下げて挨拶の言葉をかけた。 どう挨拶すればいいか分からなくて、上手く出来たか不安で首をかしげる。]
(20) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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/* はっ。 いや、サミュエルって男グラ、か!
いかんいかん。 前に女の子で使った記憶が強くて女の子だと思ってた(○□○*)
(-4) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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/* 新しい人きたー。 良かったー、来なかったら部屋上がった後どうしようかとちょっと悩んでたの。
(-5) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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[肩にかけていた荷物をどさりと床におろし、イヤフォンを外していれば、お下げの女の子の方からこんにちはと控えめな挨拶が聞こえ。]
(ほー清楚系?可愛いじゃん)
[なんて思ったことはおくびにも出さず、]
ちゃっす。 どうかしたんすか?顔、赤いっすよ。 熱中症?体調悪い?
[鏡のように、同じ方向に首を傾げて問いかけた。]
(21) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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[赤くなる顔はやっぱり女の子らしくて可愛いなって思っちゃう。 アタシはこんな風に照れて赤くなったりなんて、たぶんできないなぁ。 鍵を弄るメアリーちゃんを微笑ましく見てたんだけど。]
っ、きゃ! ビックリした…っ!
[男の子の声が聞こえて、ちょっと肩が跳ねちゃった。 チャカチャカ、軽い音が微かに聞こえる。 イヤフォンから漏れてるんだろうなって、赤いコードを見たりして。]
(22) 2013/08/08(Thu) 22時頃
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ほら、早速バイトくんが来たみたい。
[こそこそ、メアリーちゃんには耳打ちとウィンクひとつ。]
ようこそ『nave Di mare』へ! バイト希望なのよね? たくさんお給金が払えるって訳じゃないけど、それでも構わないかしら?
[荷物を下ろしたりする動作を見ながら。 少し申し訳なさそうに告げておいたの。]
(23) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[彼がどんなことを思ったのかなんて勿論知らず、鏡のように首を傾げながら問いかけられる内容に慌てて首を横に振った。]
ち、ちゃうくて……これは、その…。
[どう説明すればいいのか分からなくて、少し言葉に詰まってしまう。]
…えっと、とりあえず何でもないんで…!
[結局そう否定するしかなかった。体調に問題がないのが見てとれるほど、首を横に振ったせいかちょっぴり疲れてしまう。]
こないに早く見れると思ってませんでした…。
[しかも心配かけさせてしまった。そこまで考えてまた小さく首を横に振り、二人の会話を見守る。]
(24) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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あー… 驚かせちゃっ、た? サーセン。 俺、サミュエルっていいます。
[もうひとりの女性の声に>>22 男なりの謝罪と自己紹介を添えてぺこっと頭を下げた。]
あ、全然へーきっす。 そーゆーの、ちゃんと聞いてきたんで。 あ、泊まれるのは泊まれるんすよね?
[別に給料が目当てなわけではない。 少し申し訳なさそうな目の前の女性の身体を上から下まで眺め、ごくっと唾を飲んだ。]
(25) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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ん、ホント?なんもないならいーっすけど。 でも。 そんな頭降ったら、目ぇ回っちゃうんじゃないっすか?
[何度も頭を振るおさげの女の子の様子に、>>24 くすくすと笑ってしまった。 そうして再び主人?らしい女性の方に向き直る。]
(26) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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ん、いいのいいの! アタシが勝手にビックリしちゃっただけ!
サミュエルくんね、アタシはタバサ。 海の家の主人やってます、よろしくね。
[ふるふると頭を振って、サミュエルくんの謝罪には答えたつもり。 名乗って、それからチラッとメアリーちゃんを見る。 アタシが紹介してもよかったけど、こういう場所での出会いって素敵だとおもうの。 だからだまって、にっこり。]
(27) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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/* 飛び入りお邪魔いたします
チャラ男RP初めてやるけど難しいwwwww ゆるゆる口調がんばろー
(-6) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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[まさか舐め回されるみたいな視線には気付いてなくて。 手を伸ばして手に取るのは、渡すべき部屋の鍵>>12。]
お客様、兼バイトだから勿論。 アナタに合ったお部屋の鍵だったらいいんだけど…。
[にこ、と笑って鍵を手渡す。]
(28) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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…あ、う……えっと…。
[また名乗るのを忘れたことに気づいて、慌ててしまう。 タバサを見ても、だまってにこりと笑うだけで自分でやるしかないことに気付かされた。]
だ、大丈夫……ありがとう…。 …うち、メアリー言います……よ、よろしゅう…。
[これでいいのかな。上手く出来たかな。 不安になって、ちらちらとサミュエルを見つめてしまう]
(29) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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/* メアリーちゃん天使か。
かわいいにゃー、でれでれ。
(-7) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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お、あなたが俺のご主人様? タバサさん。
[名前をもう一度口にして、へらっと笑って頷く。>>27]
うん、覚えた。いい名前っすね。 よろしくっす。
[にこっと笑われた笑顔に舐めるように見ていた眼が眩む。 渡された鍵>>12から6を選ぶ。]
へー、部屋選べるんすね? それは聞いてなかったや、ラッキー。
[受け取って、チャラチャラ指先で回した。]
(30) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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―― 『nave Di mare』前 ――
……うう、……ついた……
[男が一人、海の家の前に姿を現す。 長身を気怠げに屈め、肩から提げた黒のボストンバッグは今にもずれ落ちそうだ。 何より一番目に付くのは、その顔色の悪さだろう。]
今年は無事にたどり着くと思ってたのに…… ……ああ、もうだめ、……
[その船酔いももう、何度目か。この海の家にはバカンスを楽しみにやってくるようになったのだけれど、どうにもその船酔いまでもが恒例になってしまっているようだ。 ぶつぶつと言葉を続けつつ、重い足取りで扉前に近づく。 扉を開く前、一呼吸置いて]
タバサちゃん、来たよー!
[そうして、最後の力を振り絞ってよく通る声で叫ぶのも、また恒例のこと。]
(31) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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203号室かー。 で、メアリーちゃん? うん、覚えた。 俺、サミュエルっていうんで、よろしく。
[慣れていないのだろうか、 しどろもどろといった様子が超可愛い。 メアリーと名乗った少女に向け、握手をしようと手を差し出した。]
(32) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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/* と、とれいる!! はつどうそん、や!!
イケメンですよね、トレイルマジいけめん。 すごいすきです、はぁはぁはぁ。
(-8) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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/* トレイルきたー! ロックバンドボーカルだと!? ファンですってやろう うん
(-9) 2013/08/08(Thu) 22時半頃
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サミュエル…さん?
[数回頭の中で繰り返して、覚えたというように柔らかく微笑んだ。慣れないけど、出来た時はとてもうれしい。 差し出された手を数秒見つめて、おずおずと手を差し出して。 彼の手を、痛くないようにと弱く握った。]
……わ、また新しい人…。
[透き通る声でタバサの名前を呼ぶ男性に目を向け、ぽつりと呟く。 なにもなければ、サミュエルの手を放しただろうか。]
(33) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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/* 設定。
・関西弁、人見知り。標準語を話そうとしてるけど、関西弁が混ざってちょっと変な話し方。 ・良く笑う子。 ・いつもカバンに文庫本が入ってる。
(-10) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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ご、ご主人様なんて やっ、やだもうっ!!
[突然の台詞に大きい声出しちゃった。 ついでに肩をぺちんと叩いちゃうのも、おばさんっぽかったかしら。]
サミュエルくんは海の部屋ね。 メアリーちゃんともお隣だし、気に入ってくれると嬉しいわ! あっ、でもでも! 若い男女が夏のアバンチュール…って言うのは、気をつけてね?
[仕返しにからかってあげるの。 まあ、アバンチュールもそれはそれで素敵な夏の思い出ではあるけれど。]
(34) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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[握手する二人を見ていれば、扉にまた足音がひとつ。 それから通る声で名前を呼ぶのは、海の家の常連さん。]
トレイルくんね。
[あの声だと、たぶん今年も船酔いは免れなかったみたい。 くすくすと笑いながら、いったん奥へと向かって。 冷たい水で冷やしたタオルと、氷の揺れるグラス。 アタシが元の場所に戻ってくる頃には、トレイルくんの姿も見えるかしら。]
船旅ご苦労様、ようこそ『nave Di mare』へ。
[そして毎年の決まり文句と一緒に。]
(35) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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[肩をぺちんと叩かれる。 軽いスキンシップは全然大丈夫なタイプと見た。]
海の部屋、いいっすね。 へぇ、メアリーちゃんの隣? ラッキー。
[アバンチュールという言葉にニヤっと笑みを返した。]
同意なら問題ないっすよね、ご主人様?
[誰との、とまでは言わないしそんなことが起こるかどうかはわからないけど、隣の部屋が女の子というのは俄然ヤル気がでる。 もちろんいろんな意味でだ。]
(36) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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[鈴のような声で名前を繰り返され、おずおずと差し出された手は柔らかい。>>33 確かめるように両手で包んで、シェイクハンド。 そうしていれば誰かきたようで、そちらに眼を向け、固まった。]
……うっそ、トレイルさん? トレイルさんじゃないっすか!!!
[ご主人が名前を呼んだのでまず間違いない。>>35]
えっ、マジで!?何これドッキリか何か? こんなとこで会えるなんて…… あの、俺ファンなんっすよ! この前のツアーも行きました! さっきまで聞いてたのも、そのツアーのアルバムのやつで
[興奮した様子でトレイルに次から次へと話しかけ、はたと気づく。]
(37) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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顔色、悪くないっすか? あ、それに今あれっすよね、オフっすよね。 す、すみません、ちょっと興奮しちゃいました。
[リゾート地にくる、それも一人で。 それなら仕事というわけではなさそうだ。 憧れのロックバンドのボーカルに嫌われたくない。 物分りのいいファンを演じよう。]
(38) 2013/08/08(Thu) 23時頃
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