110 【突発酷い村】Annunciation for Men's
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[膝から崩れ、床に腰を下ろすというよりは落とすに近い体勢。 中に出されたものが、何度か使われて緩くなった箇所からこぼれる。 出っぱなしのシャワーのお湯に押し流されて、掻き出されたものもこぼれたものも、排水溝に流されていく。 幾ら流れ出たところで、一度腹の中に溜まったものは、それだけで十分受胎の可能性を持つ。 3人分の精液。誰の子供を孕んでいたとしてもおかしくはない。]
―――――…………あー……。
[間延びした声は、確かに俺のものだ。 喘ぎ、狂う時とは全然違う、男の声。 多少掠れてるのは喉の渇きと、それから啼かされたせいでもある。 ずるずると床を這うようにしてシャワーの真下に移動して、頭から湯を被る。]
…………気色悪ィ。
[思わず、大きな溜息が漏れた。]
(+79) 2013/01/24(Thu) 20時半頃
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[>>*28掛かる声に顔を上げた俺の表情には、「嫌なところを見られた」ってのがありありと浮かんでいただろう。 立ち上がろうとしても、まだ上手く力が入らない。]
……てめェもだが、よく俺をヤる気になるよなぁ。 趣味の悪さに頭が下がるわ……。
[立派な胸のあるロビンや、綺麗な顔したヴェスパタインならまだ分かる。 だが何で自分なんだかがよく分からない。 疲れた身体では、皮肉も精彩と勢いを欠く。 それに何より、こんな姿をコイツに見られたって言うのが、思いの他きつい。]
……全部流れ出ちまったぜ? アンタの種もよ。
[それでも嫌味を言っちまうのは、多分少し甘えてるんだろうな。]
(+88) 2013/01/24(Thu) 21時半頃
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あー……まったく、良いご趣味のパパがいて、 お腹の中の子も幸せだろうよ。
[>>*34実際にパパになっているかどうかは、神のみぞ知る。 近くなる視線に、罪悪感を覚えるのはなんでだろうな。 そんな義理なんぞ、何処にもないのに。]
俺もんな元気ねェよ。 ……お互い若くねェんだ。そうがっつかなくてもな。 あー、いや、がっつくようにされてンのか。
[現に、今だって十分、足りなくなってる。 バーナバスの肩に片腕を回して抱き寄せ、今度は自分から唇を舐めて、重ねた。 ああ、そうだ。]
……コレだけはお前だけのもんだなァ、そういや。
[他の奴とキスした覚えはねえ。多分、だが。]
(+93) 2013/01/24(Thu) 22時頃
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どっちがパパでもママでも、俺らじゃ気色悪ィだけだっつーの。 ……がっつきたきゃがっつけよ。 どれだけ疲れてようが、ヤりすぎて死ぬこたぁねェし。
[>>*36誘い文句としては下の下だ。 たかだかキス一つで嬉しそうに笑いやがって。]
あー………キスぐらいなら、幾らでもしてやるけど、なァ……。 ………お前、俺がアイツら抱くとこ見てただろ。 アレでも構わねェっての?
[だとしたら、尚更趣味が悪い。 空いた手で俺は、バーナバスの腹に触れる。 誰にも、何にも注がれてない腹だ。]
(+97) 2013/01/24(Thu) 22時半頃
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[>>*40さっきのディーンとの時とは違う、向かい合わせの状態。 顔が見えて安心感を覚えるなんざ、初めてのことだ。 狙い通りに欲を煽られるまま、深い口付けに応えて舌を絡める。 鼻にかかるような、自分の甘ったるい息が気色悪い。]
アンタのケツを貰うなんて、興奮しすぎて余計ひでェことしたくなりそうだ。 …………がっつかなくても、どーせ離す気ねェんだろ。 趣味の悪い変態さんよ。
[唇が離れた合間。 それが一瞬だろうが甘い空気の中だろうが、俺の口の悪さはお構いなしだ。 さっきまで散々致していた分、下半身の反応は鈍い。 だからこそ余計に、単純に欲に流されるだけじゃねえ、妙な感覚に陥りそうだ。]
(+102) 2013/01/24(Thu) 23時頃
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あー……そりゃそーだ。 つーか、アレだ。処女犯すのって興奮すんだろ? そういうことだよ、自惚れんな。
[>>*42悪態を逆手に取られたことへの言い訳は、 我ながら何とも苦し紛れなもんだ。 頬やら耳やら、滑っていく手が妙に優しくて落ち着かねえ。 もぞ、と身じろいでみたところで壁際だ、逃げ場もない。 本当に離す気が無いのは分かった。分かったから。]
……なァ、俺、喉乾いたんですけど。 [恥ずかしいから離せ、とは言い難い。 そんなことを口にする方が恥ずかしい。 結局この気恥かしさを打開するのに最適な、それでいて嘘では無いことを口にした。]
(+108) 2013/01/24(Thu) 23時半頃
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[ああ、くそ。 やっぱり俺の台詞は言い訳としては低能だった。 逆にカウンターを食らったような心地になりながら、俺は逃げもせず、離れもせずにキスを受け入れた。 他の奴なら舌の一つも噛んでやりたいとこだが、まあそれは止めておいた。 唇が離れて腕が緩めば、安堵が半分と、残念さが半分。]
妊婦かも知れないに優しさの欠片もねェのかよ……っ。
[冗談に冗談を返す間、不意打ちの胸元へのキスに思わず息を詰めて、ちりりと走る微かな痛みに息を吐く。 視線を下ろせば、残された痕が目に入る。 なるほど、独占欲ってのはこういうもんなんだな、と思いはすれど、口には出さない。 シャワーの蛇口に手を伸ばして、出っぱなしだった湯を止める。 濡れて肌に張り付いたシャツは脱いだ。どうせ、着てても同じだ。 それに鳩尾に痣が残ってるぐらい、気にする奴もいないだろう。一人を除いては。]
行く。手ェ貸せよ。
(+110) 2013/01/25(Fri) 00時頃
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あ? べっつに裸なんざ今更だろ、ンなもん。 ……なんか、あんま突っ込みさせてたらハゲそうだな、アンタ。
[さて、実際用意されてるかどうかは知らんが。 ズボンはそういやここから部屋に行く途中に下着ごと落としてたはずだ。ハゲさせるわけにもいかねえし、出る時に回収することにして、だ。
>>*47手を貸せと言ったら、素直に手を出されて、俺はちょっと止まった。それから、ぶは、と盛大に噴き出しちまう。] あー、ちげェよ馬鹿。 一人じゃ立つのつれェから引っ張り上げてくれ、っつってんだよ。 皆様方が無理なさるから、俺の腰が悲鳴あげちまってなァ。
[痣の残る肩を震わせて笑いながら、俺は差し出された手に自分の手を重ねる。 引っ張り上げてもらえば、後は歩ける。 まあ、随分と低速にはなるが。]
(+114) 2013/01/25(Fri) 00時頃
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さて、こんくらいで済めばいいがなァ。 手ェ掛かるぜ?俺は。
[それだけは、はっきり断言できる。 自分の頭を撫でる辺り、ちょっと気にしてんだろうか。 まあ別に、ハゲたところで構やしねえが。]
うっせェ。 ヤるとヤられるじゃ勝手がちげェんだよ。 後で散々思い知らせてやるからな、てめェ。
[ぎゃんぎゃん喚きながらも、俺はバーナバスと連れ立ってシャワーブースを後にする。 ちゃんと途中で下着とズボンは回収して、勿論部屋に戻るまでには履いといた。 俺たちが部屋に戻った時には、>>*49>>+117二人ももう戻ってた。 ドナルドが甘える様子には、まったくよく飼い慣らされたもんだと感心はするが、まあ俺のキャラじゃねえな。]
(+119) 2013/01/25(Fri) 00時半頃
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