270 食人村忌譚
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/24(Fri) 22時頃
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[最初の頃は受け取られなかった箱>>228は、 この頃は小さな手にすんなりと渡るようになったと思う。
食べたい、と、望んでくれた相手に 喜んでもらえるのが、私の幸せであり、 目の前の小さな男も、勿論、そのうちの一人だった。
その礼に、と、いつぞや>>233に借りた資料は、 夜な夜な行燈の下で読んではいるけれど、 日中の作業で疲れた身は、すぐ睡眠を求めてしまう。 元々、本などを読むのも不得手なのだ。
神社の方向に視線を遣る。短い沈黙の後、 返された問いに私は眉を下げて笑った。]
(251) 2017/11/24(Fri) 23時半頃
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……敵わないなぁ。
[彼にも、誰にも、 あの夜の事を、態々話してなどいない。 けれど、行かない、でなく“行けない”と、 そう問うてくる男は、一体どこまで察しているのだろう。]
あそこは、巫女様の場所だもん。 私みたいなのは、おいそれと行っちゃいけないよ。
[しきたりと血のつながり。どちらが上に在るか。 頭を過るのは母の冷たい眼差しだ。 答えなんて分かりきっている。 自嘲気味に言葉を吐く。笑う。涙など出ない。]
(252) 2017/11/24(Fri) 23時半頃
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……ごめんね、暗くなっちゃって。
[は、と息をひとつ吐けば、もう普段通りだ。 片手の風呂敷包みを持ち直して、さて、と気を取り直す。]
引き留めちゃった。そろそろ行くね。 この間の書き起こし、今度返しに行くから。
[じゃあね、と手を振って、再び私は駆け出した。
因みに、件の書き起こしを借りてから 軽く季節が一回りはしているかもしれないけれど、 それはまた別の話。*]
(253) 2017/11/24(Fri) 23時半頃
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/* そういや今日目覚めたら喉回復しててびっくりした リアル1日で追加されるんだね すごい
(-78) 2017/11/25(Sat) 00時頃
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/* もうすぐ更新なわけだが占い先どーすっべかな まぁ江津子おばさんに会いに行く感じだから 彼女にしようかなと思いつつ全く赤窓面子の予想がつかんぜ……
おばさん何となくC狂っぽい感じある気がするけど占う
(-79) 2017/11/25(Sat) 00時頃
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[源蔵と別れた後、片手の風呂敷包みの中身は 瞬く間に無くなっただろう。 人気だったというより、出会った者が それなりに親しい間柄であったことが幸いしたのだと思う。
そうして、自宅に戻った私は、 鍋の中を覗き込んでいる。 昨日貰った、牛の舌の味噌煮込み。 まだ完成ではないけれども、葡萄酒や香草も加えたそれは、 かなりいい出来になりそうであった。 一口食すだけでも、酒や白米がかなり減るのでは、というほど。
これなら、きっと、喜んでもらえるに違いない。 浮かんだのは、昨日のやり取り>>20。 口元が緩むのが分かる。もう少し、葡萄酒を足そうか。
窓の外、日は、沈み始めている。*]
(284) 2017/11/25(Sat) 00時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/25(Sat) 00時半頃
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