162 絶望と後悔と懺悔と
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マユミの前では骨抜きの駄目な子でした。 蹴り飛ばして他にいってもいいんだよ。
というか一度会えたから、もう、贅沢はいわない。
(-94) 2014/02/15(Sat) 14時頃
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/* ドス持ってる子は色ボケ中です。 自覚はある。
ただ、周周辺は赤がどういうつもりなのかよくわからなくて、 どう触ったらいいのか。
(-95) 2014/02/15(Sat) 14時半頃
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>>234>>235 [でも、返事は、やっぱりいつもの夢の同じだ。 わかっている。
それが、この話の結末だってこと。
幸せなことなんて、 訪れない。 いつだって、そうだ。
一番なってほしくない風に、物事は進んでいく。
最初の家族が壊れたときも、 仲間と呼べるグループから取り残されたときも、 だから、必死に、あの孤児院で、 自分は家族を護ろうとしていた。 幼い子の面倒をみて、 周やリーは助けようとして、
でも、その時目覚めてしまった気持ち]
(245) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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[その白い指が赤くなるのに、 それでも、頑張って、一緒についてこようとした一ヶ月年上の女の子]
(246) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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>>236>>237 [マユミの言葉に、腕の力を強める。 その先に出てくる拒絶の言葉もわかっている。 リーも、マユミも、もう、自分を必要としていない。
否、もう、要らないのだ]
――……あのお願いは、お前にされなぐでも、 やらなぐちゃならないごどだ。
[その事柄だけには否定を]
おでは、幸せにはならなぐでいいんだ。 気にするな。
[知っている。 おかえり、なんて言葉は、もう…]
(247) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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[ マユミのスカーフにくるんだ小瓶。 この一回で化物などにはならないだろう。
でも、もし、この戦場で生き残ったとしても、 きっとまた、新たな小瓶を飲む日が来る。
それが、もう、使命なのだ]
[ただ、声は、どうしても、涙色がのってるから、 今度は、離れればその顔を見られると思えば、目をそらし、 でも、手の力が緩められずに]
(249) 2014/02/15(Sat) 21時半頃
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サミュエルは、一雫、溢れるのを見られないように。
2014/02/15(Sat) 21時半頃
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[なにをしたらいいのかな。 それを言ってくれているのは、リーな気もした。
誰かのために死ねばいい。
リーの言うことはいつも正しい。 あいつは人を見る目があるから。 この、自分の立場も作ってくれた。
そうだな。あいつから見放された時点で、 もう、生きていること、意味のないクズかもしれない]
(-107) 2014/02/15(Sat) 22時頃
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[そう考えると、 やっぱり、あの時、周を命にかえても助けるべきだった]
(-108) 2014/02/15(Sat) 22時頃
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>>256
――……うん、ありがどうな。
[慰めだろう言葉に、ただ、そう呟く。 知っている。みんなのお姉さんだ。 優しくて可愛くて、ちょっと気の強い、みんなのお姉さん。
もちろん、この弟を傷つけないように、しているんだって]
ひとつだけ? ああ、でも、駄目なんだな……。
[駄目だと言われれば、もう追求はしない。 そして、やはり去っていくことを告げる言葉も返事をせずにきいた。
ただ、それからマユミからも寄り添うような仕草が見えれば、またきゅっと抱きしめる。 そう、自分はただのお姉さん、だなんて思ってないのだから]
(261) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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>>257 [マユミから外した視線。そこに見えるのは地獄なのに、 滲んでいたから、ここが戦場であることを少しだけ忘れようとした。 その気持ちに追従をかけるように、
ふと、まるで、告白のような言葉に、 同時に諌めるような言葉に、
視線を落とした時、 口唇に触れたマユミの口唇は、冷たくても優しく思えて、 その時は、優しさに甘えて、顔を押し付けたけれど。
胸を押され、目を開けると、もう、これで離さなければならないこと。 項垂れて、手の力を緩める。
両手を落として、きっとそのあとは、去っていく足音を聴くのだ 幸せの足音が*]
(262) 2014/02/15(Sat) 22時半頃
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/*
周のところは間に合わないだよなぁ。
(-114) 2014/02/15(Sat) 23時頃
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>>272
[頬にあるマユミが流しただろう涙と、自身が流しただろう涙。 どちらも拭うことなく、マユミが去ったあとも、しばらくはそこに立ち尽くしていたけれど。
やはり言葉なく、踵を変える。
通信機を弄れば、情報が落ちてきた。]
――……周が生きてる?
[顔をあげる。 それが事実か否かもわからないが、確かめるためにも向かわないわけにはいかないだろう]
(280) 2014/02/15(Sat) 23時頃
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サミュエルは、周のところに向かうつもりだが、その途中で誰かに会うかもしれない。
2014/02/15(Sat) 23時頃
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/*
リーにフラれたので、 周んどごいくか。 死に水とる気しがしねぇが。
(-117) 2014/02/15(Sat) 23時半頃
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[向かう先が、まっすぐと、周が発見されたという場所。 だが、期待はしていなかった。 一度、拉致された身だ。]
――……そんでも…… 生きてでぐれだら………。
[背中にある長ドスは、 持ち主を見ることができるだろうか]
(289) 2014/02/15(Sat) 23時半頃
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― きんいろと零留と周の見えてきた場所 ―
[走れば、段々と吸血鬼も兵士も増えてくる。 それでも、襲いかかってくるものがいれば、九節鞭は容赦なく、その首を凪いだ。 ともかく、集まる場所、沸き起こるような空気の流れ。 その気迫、慟哭、その色は、何度も見る、周の存在]
――……ッ
[同時に、いやでもわかる。 そこにいるあの金色の、始祖の存在。
闘技の色は濃く、暗闇の中、もう、探さずともわかる。]
(302) 2014/02/15(Sat) 23時半頃
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サミュエルは、でも、見えただけで、その距離、とても参戦はできないだろう。
2014/02/16(Sun) 00時頃
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