263 【突発】創世虚構アポリア【人狼騒動RP】
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……なら私も、頑張るわ。 貴女と抜け出せるように。
[ 生を望まぬ人狼の口約束なんて、たかが知れているけど。 仲間のお願いを無下にするほど 冷たい心を持っているわけでもないの。* ]
(*24) 2017/02/18(Sat) 21時半頃
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[ 信じますなんて、無責任なことは言えない。 信じてとも なにも紡げないけれど、 >>120謝罪にはふるりと頭を横へ振ったの。
>>121手掛かりをという彼に、「ああ」と頷いて 私はすぐに動き出しましょう。 役に立てることが少しでもあるなら、やらなくちゃ。 古びた木机に積まれた幾つかの本。学者だった両親のおかげで字は読めるけど、手は付けなかった。 ]
……流石に、なんの確証もなしに。 伝承の生き物を怖がって疑い合えなんて、しませんよね。
[ こちらを見ずに声を零す彼を、私は見つめながら。 自然と溜息を吐きそうになって、 慌てて胸の奥に沈めるの。 ]
(131) 2017/02/18(Sat) 22時頃
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[ 止まった手。>>122 柔らかに濁された表現が意味するものは、私にも分かる。 ]
……出来るだけ穏やかに、 扉の外から声を掛けたら……お話できないでしょうか。
落ち着けずにいるのは、皆が不安がっていたり、疑い合った空気が苦手とか……。
[ 眉を顰め、振り返った彼に。 私も頬に手を当てて考えながら、ぽつぽつと考えを落とすけど ]
――――――でも、無理をさせてはいけないでしょうか…。
[ どちらにせよ一度くらい、出て来て貰わなくては。 言い出したのは私でも、堂々巡りの思考が纏まらなくて 結局「どうしましょう」と問うように、彼を見るの。* ]
(132) 2017/02/18(Sat) 22時頃
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[ 少しの間が空いて、口を噤んでいた彼が示す答え。>>135 何も話せないようなら無理強いはせず、 話せるようなら少しでも話を聞く。頷いて、 ]
…… 、怖がられないなら良いのですけど。 ええ、もちろん。 私もご一緒します。
[ 曖昧に笑ってから、私を見つめる彼に視線を返して肯定を返しましょう。
本が閉じられる音。 「行きましょうか」と声を掛け、私達は連れたって書庫を出ると、すぐ近くにある彼の部屋の前まで向かう。* ]
(140) 2017/02/18(Sat) 22時半頃
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― サイモンの部屋前 ―
[ こん。こん。 驚かせないよう些細な、けれど中にいるなら気付ける音。 少しだけ間を空けて一回、二回――― ]
サイモン、さん。 あの……いらっしゃいますか? 少しで良いので、お話を……
[ ベネディクトさんの方を気にしながら、私は扉の向こうに話しかけましょう。 傍らの彼がなにか紡ぐなら、それを邪魔しないように。
返って来たのは、どん!と大きく扉を叩きつける音。 反射的に肩が跳ねて、一歩後ずさる。 ]
……
[ さっき通りがかった時より張り上げられる声。 取り乱したように、喚くようなそれは、廊下へ響く。 ]
(141) 2017/02/18(Sat) 22時半頃
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[ 「人狼は二匹いる」
「守護者が俺を護る保障はない」「狂った奴が、」 ―――そんな、言葉。 占いがどうとか霊能がとか、抽象的なものも並べられて。
最後に続く、「逃げろ」という声。 次いで苛立ちや不条理を逃がすように、再び扉を勢いよく叩きつけるような―― ]
……迷惑を、かけて しまいました…。
[ 静寂を取り戻した空間の中 ベネディクトさんを見上げ、眉を下げたの* ]
(142) 2017/02/18(Sat) 22時半頃
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[ 扉を叩き付けたのは、恐らく入って来るなという意思表示。 あんなにも何かに怯えた様子だから、 幾ら小さな村で互いに顔は知っている関係とはいえ、入られたくはないのでしょう。
会話に応じたというより、さっさと行けとばかり喚き散らされただけの言葉。 一瞬視線が交わった彼は>>143、情報を拾った様子>>144。 ]
( 逃げろって、どうやって? )
[ それが分かっていたら、彼こそ真っ先に逃げ出しているはず。 入るなと強く意思表示をしたからか、私達がそれ以上問うことをしなかったからか。 再度取り乱す音は響かない。 ]
……、そうですね。 エマさんがいらしたら、あんな風に怯えさせなくて済んだでしょうか…。
[ 浮かぶ苦笑と、投げられる慰め。>>146 肩を落として。 ]
(152) 2017/02/18(Sat) 23時半頃
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[ 謝罪ひとつ投げ掛けるのも気が引けるから、 書庫に戻るという彼の問いに答えようとした時。
階段を駆け上る靴音に>>147、振り返って 靴音の主を視界に入れると>>148 ]
シメオンさん、
[ ああ、あの音が階下まで響いてしまっていたのか。 思い至るのは簡単で、金糸を揺らし駆け寄る彼の名前を呼ぶ。 声を潜めながら私達に問う彼の、黒橡色の眸は、 微かに揺れて―― 、私は唇を開くの。 ]
……人狼について、知っているみたいだったから お話が出来たらと思って、声を掛けたの。
怯えさせてしまったけれど……。
[ 窺うように私を見る彼を見つめていた視線は、 少しずつ下がってゆくの。 ]
(153) 2017/02/18(Sat) 23時半頃
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[ >>151怖かったねと呼び掛ける声に、 瞳を上げて、首を縦へも横へも振れずに。
ただ、続く言葉へは、そっと声を紡ぐの。 ]
……違うの。 私、私が最初に、お話を聞けるかもって言ったから、
――――ごめんなさい、
[ きゅうと胸元を握り締め、向けた謝罪は三人へ。 無意味に取り乱させてしまった部屋の主と、 付き合わせてしまった彼。 心配して駆けつけてくれたのだろう、彼に。
お手伝いをと思っても、今の私では迷惑になってしまうのでしょう。 だから、頭を下げて ]
(154) 2017/02/18(Sat) 23時半頃
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……お役に立てなくて、ごめんなさい。
[ 要らぬ気遣いまで、させてしまった。
謝罪に謝罪を返す形になってしまったけれど、 それだけ告げて、私は彼を見送りましょう。 零れそうな涙は 物音が怖かったのではなく、 厭われてしまうかもしれないことへの恐怖、なの。
――――きらわれたくは、ないの。 あの人にも、傍らに立つ、あなたにも。* ]
(155) 2017/02/18(Sat) 23時半頃
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