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[生徒たちが思い思いに行動するさまを楽しげに眺めて。 専門が専門なため、イアンに何か聞きにくる生徒はいない。 雑談や、持ち物検査強化習慣について 本当ここで没収されたら帰ってこないからな なんて、脅かして笑う。
そんなことを、だらだらとしながらも イアンは生徒が誰もいなくなるまでは*教室にい続けた*]
(17) 2013/03/15(Fri) 00時頃
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新聞部 イアンは、メモを貼った。
2013/03/15(Fri) 00時頃
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[相変わらず動く気配のない担任を一度振り返り この調子だと暫く雪崩は解消されないだろうことを理解する。
生徒達の、何とか情報を聞き出そうとする攻撃は止まず それどころか終礼の終わった他のホームの生徒達まで増える始末。 このままでは仕事に戻るタイミングを失いそうで、 生徒の波を掻き分けながら進路指導室という聖域に逃げるべく廊下を急ぐ**]
(18) 2013/03/15(Fri) 00時頃
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―― 2-2 教室 ――
[アッシュブロンドの髪が陽光を弾いて光の粒子を飛ばし、同じ色の瞳が瞬く。 挨拶をもって散会となった教室の中、マイペースに帰り支度をしていた。クラスメイトから声をかけられては顔を上げ一言二言と交わすそのせいか、帰り支度はますます遅くなる。それでも何とか鞄に荷物を押し込め席を立った。唯一机の上に置いていた本は、鞄と共に手に持つ。本を包むブックカバーもまた、髪と瞳と同じ色をしていた。]
あれ、クロ先生いない……
[教室前方まで出たところで、先ほどまで人垣に埋もれていたクローチェ教諭>>18の姿がないことに気がつく。彼へと質問事項を準備していたのだが、姿なくして答えは得られない。世界に流れる時間は自分より少しだけ早く進んでいるらしく、誰かに声をかけようとして既にその対象が居なくなっていることがよくある。しょんぼりと眉根を下げつつも、椅子に腰かけるもう1人の教諭>>17に色素の薄い瞳を向けた。]
バク先生、クロ先生はもう帰ったの?
[クローチェをクロ、バークレイをバクと縮め、更に敬語も使わない。けれどそれを悪いとも思わない。 あくまでマイペースに、バークレイ教諭へと問うた**]
(19) 2013/03/15(Fri) 17時頃
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― 2-2 教室 前方 ― [通常学科の教諭は大変だねぇ と、逃げるように教室を立ち去る副担は 目の端に捉えつつも、 椅子を前後逆に、背もたれに腕を乗せて 行儀悪く 担当生徒と雑談をする。 その向こう、適度に乱れた机列から 聞きなれた声が聞こえる。]
ん?クローチェ先生か? さっき、質問攻めから逃げるようにでてったが 多分……進路指導室……だけど、どうかしたか?
[ジャージに、健康サンダルの足を 前に投げ出しつつ答える。口調を咎める事もなく。
ただ、行き先を口にしつつ、 現在は生徒立ち入り禁止だから どうしたもんかねーと、 きっとようがあるであろうアルミラに思う]
(20) 2013/03/15(Fri) 22時頃
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新聞部 イアンは、メモを貼った。
2013/03/15(Fri) 22時頃
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−2F進路指導室−
…まったく、
[聊かの疲労とともに聖域への帰還を果たせば、 引き戸の閉まる音ともに溜息一つ。 中に既に帰還していたほかの教師たちの苦笑に気付いて 自分の表情を隠すように少しずれた眼鏡を押し上げる。 良くも悪くも若さ全開の生徒達のやり方に 彼らほど若くもなければ頭も柔らかくない教師は 自分の席につこうとして机の上に置かれたものに気付く。 明らかに一度目を通した回覧なのだが、はて]
ああ、なるほど
[よくよく見れば美術教師の名前欄にだけ 確認済みのチェックがない。 つまりはあの白い標高の上に上手く積み上げて 早急に確認させろということらしい]
(21) 2013/03/15(Fri) 22時半頃
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イアンは、小さくくしゃみひとつ
2013/03/15(Fri) 23時頃
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うん。質問がひとつ。 でも、たいした質問じゃないんだ。
[少なくとも、先程クローチェ教諭を取り囲んでいた同級生たちに比べれば、なんてないことだと。いかにも副担任とは正反対といった様相のバークレイ教諭に小さく笑みを浮かべて見せた。]
そっか、進路指導室。クロ先生、よくあの部屋にいるよね。 ……この質問で尋ねても、怒られるだけかなぁ。
[職員室よりも進路指導室にいるイメージがある、と口にはせずに思い描き一人ごちる。質問内容は本当に些細でどうしようもないもの。故に、手にした鞄と本を玩びながら]
……バク先生はさ、テスト前とかさ。 漫画読みたくなったりしない?
[長めの髪を、ゆるりと揺らし首を傾いだ。]
(22) 2013/03/15(Fri) 23時半頃
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/* 携帯を決めねば。 といってもあいふぉん5にしようと思ってたんだけど、先生二人の携帯ずいぶん古いから迷っているよ!
(-2) 2013/03/15(Fri) 23時半頃
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/* なったりしない? じゃなくて、なったりしなかった?だね。
(-3) 2013/03/15(Fri) 23時半頃
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/* クロ先生 めがねなの!! (とても今更)
(-4) 2013/03/15(Fri) 23時半頃
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[一度はやり過ごしたはずの回覧が再びやってきたことで 進路指導室に立てこもるのは難しいことになった。 仕方がないので回覧を手に引き戸を引いて廊下に戻る羽目になる。
廊下も校内も、放課後独特の遠い騒がしさは今はなく 先ほどの生徒の波も一度逃げたことで鳴りを潜めている。 職員室に向かって積み上げるべく、最初は足が右へ向かったのだが 数歩進んだところで進行方向は左へ180度転換。 先に回覧を確認させてから上に挙げたほうが合理的だと判断した。 先ほど教室にいたけれど、美術準備室に戻ったかもしれず それでも先に当たるのであれば教室のほうが近かった]
(23) 2013/03/15(Fri) 23時半頃
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― 2-2 教室 前方 ― クローチェ先生は熱心な先生だから、 勉強や、進路に関してなら、些細なことでも聞いてくれるさ。
……彼女の有無何ぞ聞いたら あの眉間の皺が、渓谷の如く深くなるけど
[職員室よりも適度に狭い、からねーと しかし、自分はそれほど足を運ばない教室について そんな、言葉を零しつつも、 質問の大小については、そういって明るく笑う。 眉間の皺、についてで、副担のまねをして かけていない眼鏡を押し上げるしぐさ]
あー……あるね。あるある。 試験前になるほど 手が疼いたものでね。 アルミラは、今、まさにその衝動に襲われそうかい?
……と、いうか、ありゃなんだろうね?
(24) 2013/03/15(Fri) 23時半頃
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[と、エア眼鏡直しの仕草から エアデッサンの仕草に切り替えつつ、 今まさに試験前の生徒にそう尋ねて 彼と同じ方向にゆるく首を傾げて。]
(25) 2013/03/15(Fri) 23時半頃
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/* 担任に色々ばれすぎていてふく。
(-5) 2013/03/15(Fri) 23時半頃
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うーん、勉強ともちょっと違うかな、進路も。 ……彼女じゃないから、きっと大丈夫。
[進路指導室には、殆ど訪れたことはない。どれくらいの広さだったか、ぼんやりと考える。 存在しない眼鏡のブリッジを押し上げるその仕草>>24が面白く、くすくすと笑みを漏らし]
先生もそうだったんだ。 あの現象は誰にでも等しく訪れる。きっとそうだ。 あれは確かに……なんなんだろう、抑制による爆発?かな。
[次いでのエアデッサン>>25にもまた笑みを向け、ふわりと頷く。]
(26) 2013/03/16(Sat) 00時頃
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うん、僕はとうに襲われてしまっているよ。 この通り。
[手にしていた本をひらりと振りて、悪びれた様子もなく目を細める。テスト期間中といえど決して自分のペースは乱さない。それが良い方向であっても、悪い方向であっても。]
あ、こんなこと言ったら怒るかな、勉強しなさいって。 ……バク先生は、怒らないよね?
[それは暗にクローチェ教諭なら怒るのではないか、という遠まわしな表現だったのだけれど]
(27) 2013/03/16(Sat) 00時頃
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/* 久しぶりだからか行数オーバしたりするなあ というかこの口調 難しい
(-6) 2013/03/16(Sat) 00時頃
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[予想通り、担任は教室に。 生徒を前に手を動かしているその動きを見て 何をやっているのかと少し瞳を瞬かせ 三秒考える前に何かを宙に描くつもりなのだと判断する。
開いたままの教室の引き戸、 軽いノックくらいで済ませるつもりでいたのだが 生徒の手の中にあるテスト勉強用とは思えない代物に すーっと、レンズの奥の瞳を細めて 引き戸をわざとノックする事、二度]
(28) 2013/03/16(Sat) 00時頃
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/* ハイハイ、怒りにきましたよ。
(-7) 2013/03/16(Sat) 00時頃
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― 2-2 教室 前方 ― [長めの髪が揺れている。 賑やかな運動部の生徒なら、もう一つ 阿呆なネタを口にするところだが、 穏やかな様子のアルミラには 「まぁ、彼女じゃなきゃ平気だろ」と、軽く請け負って。]
……ああ、その本が、すでにそうなのか。 うむ、まぁ、立場上は小言の一つ、でも 口にしなきゃいけないんだけどなぁ……
[ぎっ、と椅子の背を鳴らしながら腕を組んで、 一度、天井を見て思案のふり。 とはいっても……]
一つの興味が学問以外の道を開く時もある。 そう思うと無碍にもできない。
[と、にかっと笑って視線を戻す。]
(29) 2013/03/16(Sat) 00時頃
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……その結果は自己責任にはなるけどな。 しかし、何の本だい、そりゃ。
[と、ぎりぎり教師らしいことも口にはする。 結果が必要なら動けばいいし、と、そんな思考。 副担あたりはどう思うか? 結果で黙らせられれば問題はないとは主観判断。]
(30) 2013/03/16(Sat) 00時頃
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ん?なんだい、開いてるぞ?
[とはいっても、 律儀に教室の戸をノックするなんて そんな生徒はいないだろうし 同僚の中でもそういうものは多くはなく 大体あたりはついている。のだが。]
(31) 2013/03/16(Sat) 00時頃
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芸術家はよくわかっているね。 ほら、本を読めば現文はやっつけられるし。
[どう考えても屁理屈であるがこれもやはり堂々と口にする。笑顔を見せる担任教諭>>29に、同じように笑みを浮かべて何度も何度も首を縦に振る。
――結果は、出てからの言い訳で勝負だ。]
これ? バク先生も多分知っているよ、有名な探偵の……
[ブックカバーを捲ろうとして、響いた音>>28にぴくりとその動きを止める。ゆっくりと双眸をそちらへ向ければ、訪ねようとしていたその人が教室の入り口に立っている。 ああ、と声を漏らして能天気に副担任へと向き直った。]
丁度クロ先生のところに行こうと思ってたんだよ。 質問があって。
[に、と口の端をあげたものの、クローチェの相貌をよくよく見れば。 ――何か、とても冷たいものが背筋を走った気がした。]
(32) 2013/03/16(Sat) 00時頃
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開いてるのは知ってますよ。 伝書鳩の役目を仰せつかったのでお持ちしただけです。 さっさと目を通してください。
[ノックした手をゆるり下ろしながら 教壇で相変わらずというか、想像通りのスタイルで 生徒と世間話のような何かに興じていた美術教師へと 板紙のついた厚い回覧を纏めて横っ面ギリギリへと差し出す。 ぶつかってもこの際文句を言わせるどころか 早々に机を片付けない男が悪いのだとしらばっくれるつもりで]
(33) 2013/03/16(Sat) 00時半頃
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/* 実際問題、高校程度の現文なら読書家なら勉強いらんよね。
*/
(-8) 2013/03/16(Sat) 00時半頃
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[自分のところに来る予定だったという生徒の言葉を 信じている甲斐ないかどうかはさて置いて 細くなった視線は生徒の持つ本らしき何かへと。 少し間が開いたあと、細く息を吐き出して]
取り上げられたくなかったらさっさとしまえ。
[放課後なので、まあ大目には見るつもりだった。 授業中に開こうものならその場で窓から 放り捨てることも吝かではないのだけれど]
…質問の内容によっては黙秘するけど
[とりあえず言ってみろとばかりに 生徒へとレンズ越しの視線を向ける]
(34) 2013/03/16(Sat) 00時半頃
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― 2-2 教室 前方 ― [アルミラに限らず学生は口は達者だが 例えば何度も首を縦に振る様子は 若者らしい素直さがよく出ていて。 ああ、その本が好きなんだなぁとしみじみ思う。]
へぇ、探偵ものかぁ。 俺、知ってるかな……? ずいぶん昔に読んだっきりで……
[そう、口にしながら本に視線を流したところで アルミラがノック音に動きを止めた。 ついで、イアンは>>31と言い
視線をアルミラに遅れて戸へ向ければ 何のこたない、扉は最初から開いていて そこには副担の姿があった]
生徒の質問攻勢からは開放されましたね
(35) 2013/03/16(Sat) 00時半頃
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[と、厳しい言葉をアルミラに投げる様子も 気にすることなく暢気に片手を上げ。
質問が始まるなら、 それをのほほんと見物するべく 反対に座っている椅子の背に両腕を乗せた]
(36) 2013/03/16(Sat) 00時半頃
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いいじゃない、小説だもの。 ……ああ、ほら。現文の勉強?
[ちらとバークレイ教諭に視線を向けつつ、クローチェ教諭>>34の声に素直に従い学ランのポケットに無理やり本をねじ込んだ。 何しろ本題はここではない。]
大丈夫だよ、まじめな質問。 世界史勉強してるとね、色々大きな事件が出てくるけど……
[切欠は勉強だったのだから、きっとこれは怒られない。例えその先がどれだけくだらない物だったとしても。暢気な生徒は勝手にそう思い込み、言葉を続ける。]
(37) 2013/03/16(Sat) 01時頃
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