94 眠る村
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[ ブローリンも、ローズマリーも。 まだ、無事だ]
あなたたちは、 こちらには、来ないで欲しいわ……
[小さく呟きながら、皆をみている]
(+30) 2012/06/18(Mon) 21時半頃
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[――――熱かった。 その次に、寒かった。
目を開けたら、そこに自分の顔があった。]
――…、フィル。
[幼馴染が最高にみっともない泣き顔を晒していた。 横にしゃがんで覗きこんでやる。 女の子に振られた時ですらこんな酷い泣き方はしないんじゃないだろうか。]
だらしないなァ。
[自分の死体より、何より。 幼馴染のその姿が、自分の死を鮮明に意識させた。]
(+31) 2012/06/18(Mon) 22時半頃
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見てるよォ? 今も君の横でじっと見てるのに、君が気付いてないだけじゃないかァ。
[揶揄っても言葉はもう届かない。 僕の言葉で赤くなったり青くなったりしない。
――おいてくなよ。
傍にいても届かない、絶対的な隔たり。 死ぬってそういうことなんだ。]
いつまでもアヒルの子よろしく僕の後ろついてこなくてもいいよォ。 君は君が出来ることをしたまえ。 僕の手いつまでも握ってないでさっさと立てっていうのォ。
[項垂れたままの幼馴染に向かって足を振り上げる。 いつもなら的確に相手を捉えるのに、すか、とかすりもしない。]
(+32) 2012/06/18(Mon) 23時頃
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ラディスラヴァは、小さな吐息を零して、みなを見守っている**
2012/06/18(Mon) 23時頃
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僕は特等席で君の無様な一生を見届けてあげよう。 だからなるべく沢山面白いものを見せてくれたまえ。
[願わくば――幼馴染が、死にませんように。 声は届かないけれど、幼馴染は立ち上がる。 せいぜい頑張ってこい、とばかりに親指を立てて見送った。]
――、僕のこと、忘れんなよォ。
[残された部屋。 腹のない自分の身体と、鏡以外じゃ見ることのない自分の顔。]
……、無様だなァ。
[ブローリンのいうとおり、黙っておけばよかったのかな。 良かったのか、悪かったのか。答えはでない。]
(+33) 2012/06/18(Mon) 23時半頃
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