204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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……じゃあ、バーニィ。行こうか。
[愛し子達が戻ってくる前に、済ませておきたくて。 ナイフを鞘に収め、腰ベルトに下げた。
はらり、床に落ちた紙を拾い上げてディーンへと向く。フランシスと何か話しているが、話に割って入るつもりで足早に近付いた。]
話している最中で悪いけど、良いかな? ディーン。
(285) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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―2F居間>>281―
ごめん……
[フランシスは、ディーンが鳥を離す気遣いに感謝する。 密やかに小さな声で、 「同族」が複数存在することへの疑念、 焦りを、口にしていた。 未だ彼の“慾”は知らず。 詰問めいた問いかけを口にしたとき、ディーンの眉間に皺がよる。 (嗚呼、なんて わかりやすい)]
うそだ。
[知らず、声が少し大きくなっていたらしい。 其れを遮るように>>285、ノックスの呼びかけが届いた。 ぎくりと顔を上げる。]
――っ
(286) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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[>>285ノックスが立ち上がるのを見て、まず反応したのはルーツだった。 ギャギャ、と声を上げるのと>>286ベネットが顔を上げるのとはほぼ同じタイミングだった。
両者の反応に対し、ディーンはやはりいつもと同じ様子のまま。 ベネットの言葉から逃げるように、ノックスの方を向いた。]
……ああ、構わない。
[そう告げながらディーンは、ノックスの手の中にある紙を見る。 見慣れた、自分の字の記された安物の紙だ。]
(287) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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[笑われた?]
[大袈裟 二人からすれば そう だろう 優しい保護者 倉庫で 抱え上げられた トレイルは 芯から信用してた 風に見えて]
[トレイル その笑みを そう解釈したまま 彼は話を始めるための ニコラの頷きを 待つ
その間 身体を温めるため 湯気立つマグカップに口をつけた]
(288) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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悪ぃな…っと。 お前怪我してんのか?
[傷口を舐める仕草と>>272ラルフへの返答に>>273ノックスの怪我をしる。 何も知らなかった頃は慌てて舐めた血液が、思い出だというのにそっと見えぬ牙を疼かせた。]
(289) 2014/11/16(Sun) 20時頃
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…っ、ディーン、……
[追及しなければならなかったのに。 今のは、きっと、聞き逃してはならないことだったと フランシスには思えた。 また逃げるように視線を逸らされる。 不安を、掻き立てられる―――]
(=17) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[聞けば同じ問いが返ってくる。>>=13 当然予想されたそれに小さく首を横に振った。]
まだ何も。 あいつは、何も知らない。だから…俺はそれが怖い。
[経験がない故の無垢は、いざという時には瞬く間に望まぬ色に染まってしまうことだってある。 一度汚れを知った者よりもはるかに容易く抗えない波に飲まれることも。]
(=18) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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―2F居間>>287―
[鳥が声を上げるのにフランシスは小さく息を飲む。 (この鳥は、苦手だ)]
(290) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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/* はっ 壁ドンなら 触れずとも出来るのでは
(-67) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[トレイルが体を寄せてくる。 温かな彼に、こちらもくっついて。 コートがどこにあるのか、なんてノックスにあずけちゃったから知らない。
ぷうぷう手に息を吹きかけながら、彼の孔雀石を上目で見て。 >>276返された言葉に、ぱちんと瞬き]
しに たく ない
[ゆっくり、区切りながら鸚鵡返し。 なんだか不思議な響きのそれを、口の中でもっかい繰り返して。 >>283トレイルを見たら、トレイルは少しだけ口を笑う形にしていた。
また、ぱちんと瞬きした]
……分かった。 ?
[なんにもわかってないくせして、頷く]
(291) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[ノックスの褒める声に>>273何気なく顔を向ければ昨日フランシスが購入した琥珀飾りを身につけるラルフの姿があった。>>275]
ああ、お前さんの瞳に合わせて選んだのか。 フランの見立ては確かだな。
[ノックスが思いを寄せたことも知らぬまま、自分の作った細工とラルフの調和に満足する。]
(292) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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― 三階、個室 ―
[目覚めたら、部屋に一人だった。 予感はしていたけれど、やはり少し、悲しくて 横になったまま、暫く天井を見つめていた]
……疲れた
[幸福な夢を見たと思った。 いや、苦しい夢だったようにも思う。 内容はまったく覚えていないから、 どっちが正解なのかわからない。
ベッドの上、起き上がり伸びをする。 根乱れた髪を撫で付けて、少し泣いた。 頬を擦って、部屋を出ることにした]
(293) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[鳥の鳴き声では、足を止めない。>>287 何が『うそ』なのか、瞬き。タイミングが悪かったかと苦く笑う。>>286]
ディーン。君は小説家なんだね。 つい読んでしまって……途中なのに、ごめん。 読みやすい文章だし、物語の世界観は興味深い。続きが読みたくなるよ。
[彼の胸元に紙を押し付けた。鳴る音を嫌がるのか、ルーツは一啼きする。]
(294) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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ーー……ありがとう
[トレイルの微笑み 引き続いて ニコラの 頷き ……どこか ふわとした 頷き 人に飼われた 従順な 犬 ……先の違和感は また隅に押しやられる]
ニコラは 自分のことを 狼って 言ってたよね
[まずは ニコラに 確認するように ニコラの ゆっくり 区切る口調に合わせ 自然 彼の口調も ゆっくりと]
(295) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[――フランシスは、歯噛みする。
支えられる者になりたいと謂ったドナルドを、>>278 気がつき、人を思いやれるラルフを、>>277 この同族だらけの閉鎖空間から 早く、――逃がして、しまいたいのに。
>>278「ドナルドなら、なれるよ。待ってる」 そんな言葉さえ、今祈りに感じているなんて。
吹雪が窓を叩く。 嵐は、止みそうにない。 胸元のアミュレットがを、 ぎゅ、と握り締めた。]
(296) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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だって、この『赤い果実』は――…
僕達の秘密に、良く似てるものだから。
[低い声は、フランシスにも届くだろう。]
(=19) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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――……
[赤い雫がたれる。 それに彩られる姿を幻視して、小さく息を呑んだ。
ざわり、揺らぐものを、振り切るように]
血の匂いは危険だ――
[ため息をつくような、そんな思考]
(*108) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[沸いたお湯でお茶を入れながら、ノックス>>280の言葉を思い返す]
……ちゃんと手当てしてるといいけど。
[困っていない表情で困ったとか言っていたのを思い返し。 作品、楽しみにしてると笑って告げたことを思う]
あのオルゴール、素敵だったから、きっと新しいのも――
[楽しみだ、と小さく呟いた]
(297) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 20時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 20時半頃
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……ところで、此処に出てくる少女のモチーフは、君かい?
[ニコラが狼と言ったから。そんな単純な理由でディーンを同族だと考えていた。 彼等も同席して貰うことを考えたが、保護者が別場所に集まり過ぎてもいけないから。
要点だけを、伝えることにした。]
(298) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[囁き声が、苦しげにも聞こえる音で名を呼んだ。 昔馴染みには容易く嘘が見破られるだろうことは推測できた。 しかしディーンは何も言わない。友人に余計なことを知らせたくないのだ。 彼はまだ、守るべきものを失ってはいない。
>>294ディーンは胸元に押し付けられた紙を左手で受け取る。 ノックスの批評に耳を傾けながら、数度瞬きをした。 自分の名義で発表した作品のないディーンにとって、直接評価を聞く機会は決して多くない。 聞けたとしても、他の作家や編集者の言葉ばかりだ。]
――……もう、作家じゃない。
[小さく、ディーンは呟く。物語を書くことはもうやめたのだ。]
(299) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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[そう、これは物語では無い。 それよりも生々しく、逃れることの出来ない業を記している。 ノックスには、分かるのだろうか。 ディーンは伺うような視線を彼に向ける。]
――……これは、業だ。 罪だと分かっていて、口にしたくなる。
[少し歪んだ業を持つディーンにも、食欲を抱いたことはある。 しかし、この文章は――まだ、完結してはいない。]
(=20) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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ラルフは、フィリップたちの分のお茶もいるだろうかと少し思案。
2014/11/16(Sun) 20時半頃
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――……。
[>>298ディーンは問い掛けに、重い息を吐いた。 口は開かず、否定も肯定もしない。
それを彼はどう捉えるのか。 様子を伺うように、ディーンはノックスから視線を逸らさない。]
(300) 2014/11/16(Sun) 20時半頃
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ーーー…………うん
衝動は……湧き上がると一瞬 だった だからーー気をつけて
[衝動だけで喰らうこと そこに 辿り着かせないように けれど あれは一瞬で 何ができるのか ただ 安じるばかり]
(*109) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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―2F居間―
……、?
[>>294 話の邪魔はしないつもりではいたが、 フランシスはディーンに押し付けられる紙の方に視線をやり、再びうるさく声を上げた鳥に耳を庇うような仕草を見せた。
>>299幼馴染は相変わらず頑なで、 フランシスに何も謂ってはくれないようだ。 作家ではない、という言い方に、彼が「物語を書くのをやめた」経緯を知らぬフランシスは、怪訝そうに眉を寄せた、が。
――低い、ノックスの囁きに、 不意に厳しい顔になる。]
(301) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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――……「人狼」。
[ぽつり、呟く、透明なこえ。]
(=21) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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そうなんだ……
――――わかった。気をつける。
血の匂いがつよく感じるのって…… やっぱり、月が満ちてるから、かな――
[案じる気持ちに、すこし、暖かいものを感じて。 気を引き締めなおす]
(*110) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[>>295狼は愛情深い動物だ。 ただ、子供のころから飼っても、犬と違って飼いならすことはできない]
うん、そう。
[お礼を言われて、くすぐったさに笑ってから。 確認する声に、一回、二回。頷いて。 彼の言葉に興味が出て、目を大きく開いてじっと見つめる。
ゆる、と首を傾いで。
次の言葉を待ち、彼の深い緑色を見つめた]
(302) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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[束の間、膠着するような気配のディーンとノックスの間の空気に、そっと息を吐いて。>>300 ディーンの額を指で弾く。逃げられなければ上手く当たっていたかもしれない。]
積もる話は互いにありそうだが…後から話し合った方がいいんでないか?
[言外にそれぞれの同行者が起きてくる場所で揉めるな、と警告を含ませた。]
(303) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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― 階段を下りて ―
[扉をあけて、薄暗い廊下を見渡した。 雪の重みか天井のさらに上が鈍くきしんだ。
やがて静かな足音がゆっくりと階段を下りていく。 居間の前は通り過ぎた。 やがて一階に降り立ったところで、足を止める。 外へと続く扉を、じっと見つめた]
(304) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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業は棄てられない。背負い続けなくてはいけない。
だから、誘惑を振り払い、口にしない努力をすべきだ。 そして、僕たちはそれが叶っている。
[違うかい?]
(=22) 2014/11/16(Sun) 21時頃
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