197 獣ノ國
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―???―
[あの後。 彼女からの提案>>138に賛同した僕がまず目指すこと。
僕は生まれが獣であった訳ではなかったけれど、頭の上から生えるそれは…残念ながら人間には備わっていないものだ。
突然変異なんてものがこの世にあり得るだなんて信じたくもない話だけれど、どう足掻いたところで取れそうにもなく。
この國に聳え立つ塔に住まうという管理人に許可を頂戴しなければならない、ということを調べた結果知ることになった。
けれどヘイオトロープは科学が栄えど小國。 そんなに簡単にパスポートを発行して貰えるものなのか。 それが一つの疑問。
答えはきっとNO。 これが僕の個人的な見解だった。]
(149) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/* >>-280 トレイルさん どどどこで触れよう……時間的にとても怖いという… ヤニクさんが旅に出るであろうことを伝票渡すついでに教えちゃったりできないかなとは…! ロルで回せなくても、スパイスになるなら組み込んでいただければと
ヤニクさん…旅に出るのよね…?よね?
>>-200 ルーカスさん (バイクにおじさま乗せてブイブイ言わせたかったのも内緒) でも車で行ってよかったと…!後々バイク口実にして会いに行きたいとは思ってたので、あとバイク乗ってるルーカスさん想像するのが難しかったです。はい。ポマード取れちゃうから…!
>>-99 ジャニスさん 矢印はガンガン飛ばすものだと中の人も思っているので、謝らないでください…! あれは矢印云々よりも、自戒の念に!中の人が苛まれていただけなのです!!はい!!orz埋まります!!!ゴリゴリゴリゴリ
(-282) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時頃
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――まずさ、この國が陸続きなのかどうかが問題だと思うね、僕は!
[エンジンを吹かしながら僕はボヤく。
お手伝いさんはその時まだ僕の傍に佇んでいたか。 いたのなら、その腕を引いてやる。 当然のように後座席に乗せようとしたかもしれない。
そして友にはまだ見つかっていなかっただろうか。 万が一見つかってしまったのなら、お婆さんのフリをする。 練習し損だったからね。
それにしても、狼のくせに夜目はちっとも役に立ちそうにない!]
(150) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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そもそも何人も見張りがいるかもしれないのに、無計画とはこのことだよ。浪漫の欠片もない!
――御伽噺なら態々出向かなくても南瓜なり差し出せば外に連れて行ってくれるだろうに。
魔法のマント、絨毯。そんなものがあればなんて思うけれど、…まぁ、高望みはしないよ。
[肩を上げて酸素を吸い込み、二酸化炭素を勢い良く吐き出した。 ハンドルを握り締める手は少し汗ばむ。 夢物語にはない物騒さだ。
メーターを調整しつつ、見よう見真似で運転を試みると思った以上のスピードが出て僕を驚かせた。
初めての試みはいつだって僕の心をワクワクさせる。
それは幼い頃寝室で読み聞かせてもらった物語の一頁を知る時のような心地。
炭酸の効いたジュースを呷っているような刺激的な光景だった。]
(151) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[流れる雲はどんなものよりも早い。 特急列車よりも、遅く。
ネバーランドみたいな幻想的な景色ではないのに、見るもの全てが奪われていく。
物は試しとヘルメットなんか買ってみたけれど、そんなもので覆い隠すのが勿体無いような晴れた日。
雨が好きだと言っていた彼もきっと気に入ってくれるといい。 そう思える空色。
遠くで鳥の囀りが聞こえたような気がした。 咲き誇る花々の隅で蝶が舞い、蜘蛛が巣を張り巡らせている姿を見た。
向日葵は残念ながら咲いてはいなかったけれど、陽気な太陽がいつかすれ違った金髪を思い出させた。
回る景色。小石が転がっていく。 僕の向かう先を迷わせるようにコロコロと散らばっていく。
小麦とは違い、味っ気のないそれは餌になんかならない。小鳥も犬も近寄らない。それでも確かに残っている。]
(152) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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…――あゝ、彼はとても良ゐ人だったんだ。
[ 科学者は語らう。遠い日を懐かしみ、最早感覚さえ忘れてしまった温もりを脳裏に作り。 ]
人間は愚かだと――思ってゐた時期もあったのだがねェ… ……なあに。他愛無い御噺さ。 撃たれた鶴は、人間に保護され――そうして。
…まるで鶴の恩返しのような、御噺なのだがねェ…
[ 彼を愛しみ、焦がれたあの日々は―――いつの日か、また来るのだろうか。 科学者は目を細め、宵闇を照らす星屑たちさえ眩しいと、目蓋を伏せた。 ――鐘は明日も鳴り響く。 そうして明後日も、そのまた向こうも。 科学者は唯、――誰にも見えないその姿を以って、今日も今日とて手に衣を着せ彼をつくる実験を。
月光に照らされる塔の中、人気の無い塔の中、 ――彼と愛別れ、また後を追うように獣を恐るる人間たちに吊るされた鶴は。 切なく啜るその声と共に、彼のこころを追い求める。**]
(153) grampus 2014/10/14(Tue) 00時頃
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――それでも僕は、“献身的な愛”なんてものより…
我儘な愛の方が素敵だと思うね。
[花の名前を持つ國。
いつか本屋で目にしたその花に与えられた言葉を思い出す。
結局友の店にてそれを購入したことは一度もなかったけれど、脳裏に浮かべては失えた銀色を一度懐かしむように双眸を眇めさせた。
こんな顔は似合わない。 鏡はないけれど僕は確信して叫ぶ。]
(154) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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Verweile doch! du bist so schoen!
[悪魔と契約した男が呟いた言葉。 契約の終わりを告げる台詞。
叫んだのなら、僕の命の行き先は地獄なのだろうか。
それとも――…?
そんなことは、今はどうだっていい。
頬を撫でる風を浴びながら僕は笑った。
始まったばかりの旅先の結末はまだ、綴られていないのだから。]*
(155) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/* 〆ロルを作ったので投下しようとしたらヤニクに挟みそうになって引換してよかったとほってしているw
>>-282 クラリッサ それもいいが時間が危うな… 時間が間に合うか怖いので、〆ロルにちょこっと追加して来よう!
(-283) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/* 〆かな すぐ捕まりそう(真顔) 途中キリシマさんクラリスサンドイッチ失礼したね
…最近の君には調子が狂わせられるよ ふうん?そんな数少ない友達に入れてもらえて僕は幸福だよ、トレイル ……褒めても何も出さないよ、ケーキくらいしか、ね!
いつもしていることじゃあないか また、会えた時にすればいいさ メランコリーな気分になりそうだ、ね!
>>-277 クラリスさん いえいえ、結局こんなに長々とお付き合いいただきありがとうございます 〆回しましたがクラリスさんのお好きなようにオチ付けられて下さいね 本当にありがとうございました
>>-281 錠さん 結局回想回せず申し訳ない…! お疲れ様でした、またお会いできましたらよろしくお願いします…! 水面下でもお会いできましたら!
(-284) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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僕はトレイルとのタイミングに笑っているよ!
(-285) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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なんかいつもタイミングが同じだな。俺らは。
じゃ、俺の〆を。
(-286) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[友人と別れたあと>>4:200、風の吹くままに流れに乗って髪の毛が揺れる。何処かで男の物語が新たな一頁が綴られた。>>60>>86
静かに目を閉じ、天を仰ぐ。 その男の物語は耳を澄ませば風に乗せて耳まで届きそうな――…。]
(-287) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/*台風により帰宅の危機 キリシマさんのロル難しいよ語りにくいよ全てを語れて居ない感
改めて此方にて挨拶をば。 この度は村へのご参加ありがとうございました。 不甲斐ない所が多々ありましたが、お言葉添え等頂けた事とても嬉しく、また大変助かりました、ありがとうございます。
来年頃にセカンドシーズンを開こうと思っておりますので、ご都合宜しければぜひ。 その頃には今回の反省点も生かせたら良いなあ、と。
(-288) grampus 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/* ↑間違えたよ。 大事なとこですまん。
(-289) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[友人と別れたあと>>4:200、風の吹くままに流れに乗って髪の毛が揺れる。何処かで男の物語が新たな一頁が綴られた。>>60>>86
静かに目を閉じ、天を仰ぐ。 その男の物語は耳を澄ませば風に乗せて耳まで届きそうな――…。]
(156) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/*↓ 立ち回りやロル描写なども綺麗で読む度に癒されま否シメオンさんだけはハートブロークンして来ましたねエロいよ素敵だよ恋しいよ(マユミボ) 当方拾い漏れなど多々あったかと思います、不満に思われた方がいらっしゃれば申し訳無く…!
じかんというかたいふうがやばい(やばい) 少し早いですがひとまずこれにて失礼致します、お時間間に合えばまた後ほど
(-290) grampus2 2014/10/14(Tue) 00時頃
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お前に幸あれ。
[紡ぎ手は願う、読み手と共に。 友として願う、己の人生で尤も最高で心を許した友の為に。
群青色の空の下。 お揃いで買った蒲萄ジュースを全て飲み干し、商店街での物語を風は逐一教えてくれた。]
(157) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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挟まってしまったんだよ申し訳ないんだよ飛ばされてくる風に
(-291) grampus2 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/*おお、ログ進んでた!!(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु⁾⁾ 挟むか挟まれる前に最後を落としとこうかな…。
>>トレイルさん 絡み少なかったけど楽しかったです!! 勉強したくないけど…しなきゃダメなのは分かってる…。 ううう、頑張ります、ありがとうございます(੭ु´͈ ᐜ `͈)੭ु⁾⁾
(-292) souki_kotone 2014/10/14(Tue) 00時頃
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― いつか 何処か ―
[あれから幾日が経ったのか。 筆を取り、真っ新な紙に文字を書き出し、物語を二つ程書き上げた。助けを求めケーキを共に食した少年の話と、犬の様な耳と尾を持ち合わせた少女の物語。架空の出来事を織り交ぜた物語は、何度も書き直された手習草紙に。 時間があれば幼い子供に自らの書いた物語を読み聞かせては紡ぎ手としても生活をしていた。
そして野に咲いた花を見つけては摘んでは癖のように作品を作り上げることも。]
(158) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[誰かを探していた。 毎日、毎日、何時間も。 それはあれから姿を見せなくなった最愛の友の影。
店は長期の休みを貰った。自分の書き上げた物語の登場人物たちには手製の花籠を置いて。そしてもう一つ、いつも店に伝票を届けれくれる彼女にも。あの日、久しく見ていなかった彼女に会った。聞けば擦れ違いになっていたと言う。それには謝罪をして、風が教えてくれた物語を彼女から直接聞いた。そこには友人が行おうとしている行動も。赤く眼を腫らした彼女の瞳から涙が溢れればそっと拭いて。
友人の元へ届くことのない携帯の電波。 宛もなく探し回って見知らぬ土地に足を踏み入れて。]
(159) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[そしてある時、いつもと変わらず姿を探す。 "狼"ではなく、"気まぐれ猫"の友人を。
街の商店に目を移すと蒲萄ジュースが売られていた。 懐かしむように思わず二本、買い込んで店を出ると目に入ったのは一人の青年。全身から鳥肌が経つのがわかった。その姿に目を丸くして、足は彼の元へと急ぎ、背後から静かに声を掛ける。]
(160) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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あなたの物語を俺に書かせてもらえませんか? 夜には葡萄酒を片手に。
[背格好、髪の色、雰囲気。 なにもかもが探していた友人に似ている彼に他人行儀で。
約束したから、探してみせると。 いつも迎えに来てくれたお前を今度はこちらから。 何日、何年、何十年と経過をしてを俺はお前を探してみせる。
途中まで書いた男の物語はあの時から筆は止まっている。 公園で別れたあの時から。
声を掛けた彼が振り返れば、あの時と同じ挨拶を変わらず行う。 時が経ってもなにも変わらずあの時もまま。二人の会話もあの時のまま。]
(161) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[止まったままの時計の秒針が漸く動き出した瞬間。 蒲萄ジュースで別れたあの日。 傍らには蒲萄ジュースを携えて。
さぁ、時が止まった物語を再会させよう。 あの時の蒲萄ジュースと同じ銘柄、同じ味で―――…**]
(162) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/* お粗末さまでした。 俺、トレイルはこれにてヤニクendで〆とさせていただきます。
お前との約束は果たしたから…な?
(-293) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/* …何だい! つまらないなぁ、そんな早く見つけられるなんて、ね! 灰でニヤニヤしていたらこれだよ とりあえずそうだね ト書きで返そうかな
(-294) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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/* >>-294 ヤニク なんだよ、ニヤニヤするなよw 「いつか何処か」だから俺の中では結構年月が経ってるイメージだw あの國を抜け出すのも相当大変そうだからな… すぐに店を休めることもできないだろうし…。
(-295) しょこら 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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/* 挨拶前にしめろる落としてしまいますー!!
(-296) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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―???―
海でもいい、飛び込んでしまえば何処も同じよ。
[飛び込んだ先は天国か地獄か分からない。
見送ろうと離れる前に腕を引かれれば、振り払う事も出来ずに後ろに座る。 おずおずと延ばした腕を相手の腰に……急発進をしたのならば、思い切り抱き付いてしまったけれど。 検問を超えて、彼の笑い声を聞く。 つられて笑ったのは本心からだった。
それから暫く進めば、彼の物になったバイクから降りる。 そうして、バイクに付いたナンバープレートを遠く、遠くに放り投げて彼の背中を押した。 彼を追い掛ける花屋の彼に、國に、見つからないよう。
何を語ったかもしれない。 何も語らなかったかもしれない。 出来れば最後に、嘘みたいな口付けをもう一度落としたかもしれないけれど。 ただ、これからの彼にはきっと、些細な事。]
(163) tyu-gakusei 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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