25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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[霞は、嘘は言っていない。事実の全てを伝えては居ないが。
話したことが、不信の種として芽吹くことはありやなしや?]
誰かがわたしを探していたら、部屋に居ると伝えておくれ。 昨夜は、かりょうが甘えるものでね。ついつい夜更かしを…
では、失礼? [からりと下駄の音涼やかに、雛鳥の待つねぐらへと帰る。*]
(188) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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― 仏間 ― >>176
[待っていたのは、白鳥の主と花片方。 されど訪れたのは、霞月…。]
霞さんか、どうされた。
[座ったまま、ただ、視線を合わす。 すると、イアンに自分のことはきいたかという。]
いや、知らぬが…霞さんがどうかされたか?
[そして聴いただろう。 ロビンが狼だとわかったという話を…。]
――…そうか。 それはいつからの話だね?
[眉寄せつつもそんなことを問い返す。]
(189) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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若者 テッドは、ふと、鈴の音が微かに耳に届いた気がして。ちらと琥珀を彷徨わせた。
2010/08/07(Sat) 16時頃
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[邦夜の場所を教えてくれたことにはきちんと感謝して]
そういうものなのですか?
[人狼病には詳しくない。 霞月夜の話を半信半疑で聞いていたが]
それは…!
[胸の奥が痛い。 そこからじわじわと何かが染み広がるよう]
(190) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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霞月夜の件、なぜに教えない?
[低い声が響く。]
(=2) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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─ しばし前、仏間にて ─
[線香をあげさせてもらったあとで、背筋を正して刷衛の前に座る。]
宴を止める前までは…共に舞楽を合わせたときは、あんなふうではなかったのに。 仇を討ちたい一念で、功を焦っているのかも知れぬ。
…かれはいま、とてもあやうい。 [そんな懸念を、縋るように告げた。]
(191) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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夜光たんヒーロールートも開拓して置かなければなぁ…、とか。
(-69) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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呉服問屋 藤之助は、現世と常世の狭間を見る。
2010/08/07(Sat) 16時頃
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あん★やく
(-70) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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ああ、違う。 イアンのことではない、あんたのことだ霞さん。
[そして、またその顔を見る。**]
(192) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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似ないね。 ……そうしても、白い鳥は変わらない
[鈴の音に、思うた事そのままひとつ。 見遣る先 広がる不信]
(+54) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 16時頃
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わたくしの?
ええ、これは元より生まれついてのものだと、そう教わり育てられました。 喰われてしまうかと恐ろしく、それ故名乗りが遅れましたが。
ロビンが枕元に現れ、 言い伝えは本当だったとわかりましたから。 …それゆえ。
(193) 2010/08/07(Sat) 16時頃
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邦夜様は護る。命懸けても。
[小さく呟いたのは霞月夜にも届いたか。 相手は何でもするといわれた人。悩み揺れる視線を去るまで向けた]
そう。いや、いいんだ。 もし明之進を見かけたら、探してたと伝えてくれる?
[虎鉄の反応は惑ったことで薄れてしまって。 だから深く考えずそうと頼んだ**]
(194) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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…―――― そうか
[手を話せば、 まとめていただけの髪は するりとほどけた。]
…そう、変わるはずも ない な
(+55) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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[噂はひとときで千里を走る。 ロビンが人喰いの獣だと。 法師がそれを、命と引き換えに滅したと。
そのロビンと情を通じ交わった花が喰われず生きている。 群衆は、無知にして愚かしい。 誰がその行為が、畜生の如く人に子を孕ませる技などとは知らぬ事。
ならば、その…疑いの先は?]
(195) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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変わりたかった?
[僅かに、首を傾ぐ。 レンズ無くとも、瞳は焦点を定めて]
(+56) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 16時半頃
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― 本邸・廊下 ―
―――…。
[人狼病の話を聞くと、頭がツキと痛む。 まるでそれ以上その話題に触れるなと言わんばかり。 そして聞こえた気がした鈴の音に視線を外していたが、夜光の声に感情が乗れば、其方へ琥珀を戻した。]
これじゃ、何をどう信じていいのかわかんねえな…。
[霞の話を聞き終えて、静かにそんな感想を漏らした。 去り際の言葉には、どういう顔をしていいものかわからず、思わず変な顔になる。 涼やかな音と共に去る背中を見送ると、夜光に向き直って。]
……大丈夫か?
[常と違う雰囲気を感じたか、虎鉄は一言声を掛けた。]
(@17) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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ん。わかった。
[明之進を見かけたらとの声にはそう言って。 ズボンのポケットに手を突っ込むと、じゃあなと歩き始めた。 ふと、すれ違い様に小さく虎鉄は呟く。]
―――大事ならば手放す無かれ。
[それは陽のような声ではなく、冷たく哀しい、虚ろな声。 今その表情にあるのは、無だけ。]
去りし日は戻らず。 消す事もまた、叶わず。
[声の途切れには、ざぁ、と風が吹いて庭の樹が大きくざわめいた。 樹の声が止む時には其処に虎鉄の姿は無く。 風に遊ばれた木の葉が一片、くるくると*舞い落つのみ。*]
(@18) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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……―――
…己は、己であろうと。
[一度だけ視線を合わせる。 それから、誰かを探すようにさまよう]
(+57) 2010/08/07(Sat) 16時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 17時頃
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/* 時間軸に煩くてすみませんorz なんぞ、いそがしくて、発言もできなんだ(とほり
(-71) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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― 自室 ― [表座敷での去り際>>170霞の言葉には 人狼病の元の原因が不明な突発的なものだったことから 血の繋がりが確かに病を約束するものでもなく 病を約束しないものでもないことを口にして。
獣同士の契りについては「その可能性はあるが…」 と、口にしながらも、いまいちピンときていない様子で
>>171で髪を取りだす邦夜には、発作時間前には又 と、約束していたことを果たせるよう口にする]
[そして一人、今は自室で寝台に潜るが ……寝つけず、まんじりとただ横になっていた]
(196) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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― 回想・深夜大広間より ― [去る天満月の一瞬の仕草には一度眼を留めて、 けれども何も言わずにその姿を見送り]
―――…あれは、何を拾っていた…?
[共に帰る本郷へと呟くのは先程の天満月の仕草。 何か拾っているようにも見えた。 けれどもそれが何かまではわからない、と。
管理センター達の者達からの伝達が届くのは 本郷と別れようと思った折にだった。
ロビン、あまりに己と似ていて傍に置けなかった花の名。 それから乾の名に驚いたように眼を大きくさせた高嶺は その後続く鵠の名に顔色を失くすと、 駆けるように足早に来た道を戻っていき]
(197) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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さすらい人 ヤニクは、門下生 一平太に話の続きを促した。
2010/08/07(Sat) 17時頃
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― 回想・刷衛に呼ばれ仏間へ ―
―――っ 鵠…!
……くぐい…!!
[常に無い焦燥の声音で呼ぶ主の声に、 応える鳥の名の花の声は無く]
[りん、と]
[>>164華月は連れぬまま一人呼ばれる仏間に行けば、 渡されるのは鵠の残した最期の言葉と、
小さな鈴の音だけ。]
(198) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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さすらい人 ヤニクは、記者 イアンに話の続きを促した。
2010/08/07(Sat) 17時頃
懐刀 朧は、己が花を討った刷衛を以前と同じ気軽さで見ることは、もうないだろう。
2010/08/07(Sat) 17時頃
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死してなお? 己とは存外にあやふやなものだよ。 ……死者の先輩として言っておくけど。
[硬質な声音。 冬の蕾は咲かぬまま、一夜先に此処にあり]
ふたつ心生まれれば 身はひとつ 引き裂かれ
望み叶わず、破れ散る
[散った花が詠う]
(+58) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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― 自室 ― [ただ、まんじりとしていた青年が飛び起きる]
………っ また……幻聴?
[辺りを見渡す。ここは自室。人の姿があるはずない。 覆った耳を覆いの上から掻き毟り。 覆いからはみ出た部分に爪が引っかかり血が滲む
青年は頭から掛布を被ると強く掛布を握って] [血塗れた己があの人に逢うことは出来ない。 それに、早くも無辜の者が二人死んだ今……]
(199) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 17時頃
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いやだ、聞こえない……っ! 俺は狂ってなぞない………っ!! 狂ってなぞ……
[己に言い聞かせるように、何度も何度も呟く 認めたら、もう、立ち上がれない。 そんな予感がしたから]
(=3) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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― 高嶺の部屋 ― [>>162急いで部屋に戻ったから、起きたばかりの華月に 顔を見せた時には顔色まで取り繕うことができず]
―――…華月、
[呼ぶ、花の名は一つ。 もう一つは…]
……鵠が、
[平静を繕えきれぬ声で伝える事実に苔色は見開かれ、 しかしそれも一瞬のことだった。 常のままであろうとする姿はしかし何時もよりも少し、 姿勢がよすぎることには気付けていないのだろう。]
(200) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 17時頃
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/* ズリエルが朧(華月)きてない発言の後 朝以降の時間軸の霞が話をしている 朧の時間軸は深夜に近い朝(描写的に)
此処だけでなくて、既に色々齟齬でてて、 気になって気になってしょうがないん……。 余裕ないんは、暑さのせいです、ごめんなさいorz
(-72) 2010/08/07(Sat) 17時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 17時半頃
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[かげつ、と。呼ぼうとした名前の、顔が隠れる。 見えなくなった花は今どのような貌になっているのか。 触れようと、伸ばされた手が届かず下ろされ 強く握られる―――…何時かの、 鵠の手のように白くなるほどに。]
――…私の花は…
鵠と、華月…二つの双花だ。 それは今も…、此の先も変わること無く。
[震える声に黒檀が白く握られた手へと落ちる。
ちり…
鈴がみどりに揺れ涼やかな音を鳴らすことはもうない。 華月からの願いに小さく頷き鈴を渡そうとするが、 上がる顔の―――…華の、笑みに。 憂いの黒檀はみるみると、苦しげなものへと変わり]
(201) 2010/08/07(Sat) 17時半頃
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― 仏間 ― >>193
ほお、ロビンが枕にか。 では、まんまる…ヨアヒムはどうだったか?
[問い返す。 いや、もちろん、ヨアヒムはまだ、死んではいないのだが、所在はセンターのもの以外はわからないだろう。]
(202) 2010/08/07(Sat) 17時半頃
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[鈴を置いた、華月の手を緩く握る。 二つの手の中で鈴はくぐもった音を鳴らし]
……他に…、望むものがあれば…
[与えれるものがあるならば与えようと。 そう、呟いた後に握る手に少し力が篭められ]
……だから……、
――…主の前でまで、隠そうとするな…
[そう告げる黒檀は、 憂いと哀を目の前の花にはもう隠さず。]
……私に隠すな……、華月…
(203) 2010/08/07(Sat) 17時半頃
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――――っ、……
[眉を寄せた。 紫苑色がつり上がる。]
ふたり、 いたのか。 ひとつの、からだに。
…そんなことが……
(+59) 2010/08/07(Sat) 17時半頃
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