204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 02時頃
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/* ぷりしら賞金稼ぎか
でどなるどがはんろう?でとれいるがぴっちぴち?
あとなにいたっけ・・
(-67) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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―エバーグリーン/椅子を背負っていた頃の話―
[歌の発表会があるから見に来てくれという姉の命令に、弟は従う以外の選択肢がなかった。束にした小振りの黄色い花を膝の上に置き、都度、拍手を送る。
姉の歌を褒める者は多い。けれど、ノックスには退屈な歌声としか聴こえなかった。 『ゴミ溜まりに棄てられたピアノみたいだ』という酷評をぼんやりと思い出す。
出演者たちは上手に歌う。けれど、退屈なのは変わらない。
「高慢ちきなクソガキ」と姉が憤慨する少年は最後の登場。 彼の歌も気に入らなければ帰ろうと、始まる前に席を立った。通路を歩く足が止まり、振り返る。惚けた顔をしていただろう。その声に、その歌声に、一瞬で心を奪われた。
誰よりも上手で、誰よりも高く清んだ声で、誰よりも完璧で、誰よりも楽譜通りで、誰よりも表情が素敵で――…。]
(225) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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/* でもそのながれでいくとらるふがしょうじょに
(-68) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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……はぁ。
[ずっと聴いていたいと思っていたのに。 ――…誰よりも退屈だと、感じてしまった。
両親らしき二人のように。あの小さな体を抱き締めて。 そうして悦びを教え。乱れた吐息混じりに音の外れた歌を囀ずってくれたなら―――イイノニ。]
(226) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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[一度だけ振り返る ノックスが 大人のまま シメオンに対応しますように
先程三階で見た あの様子 一抹の不安のまま
其の後は 彼はラルフと一緒に 温泉にまで向かう 防寒着はないが 十分暖かかった]
(227) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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良かったーーーーー
[隣り合う距離 腕が触れ合いそうな 鼓動はざわめくけれど それ以上に 一緒に歩けることが嬉しくて
ラルフが落ち着いてくれるのも嬉しくて 隣を歩くラルフに 心だけじゃなく 実際に淡く微笑んだ]
(*51) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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/* ?!
(-69) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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/* wwwおまwwwwwwwwwwwwww物騒すぎるわwwwwwwwwwwwノックスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-70) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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/* すみません芝刈りお願いします てか、 うっかり白発言しかけて
(-71) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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― 温泉 ―
[扉を開ければ、温泉の湯気で空気が暖かい。
防寒具なしでも、いられる場所にほっと吐息をこぼす。
湯につかるかどうかは考えていなかったけれど……]
温泉、使ってみる?
[一緒にきたフィリップに問いかけ。 頷かれたら一緒に、そうでなければ、 足湯程度でとどめるつもりで。
居間でのことを聞かれて、見えた範囲でディーンとニコラのことを伝えた。 それからしばらくは、温泉にいる**]
(228) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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[あれから。幾つか年が巡った。 通りで誰かが歌っているから――彼のことを思い出した。
小さな背に舌を這わせ肩に噛み付く。手は悪戯に下肢をまさぐる。それでも、栗色の髪の少年は、ノックスの腕の中で完璧な歌を奏でていた。 乱したいのに、乱れてくれない。 もう少し、もう……すこし。
――そんな、ことを夢想しながら。 ナイフを木肌に滑らせていく。
窓の外、赤い月は満ちている。だからこそ愉しい。]
(229) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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うん……ありがとう。
フィリップには、助けられてる……
[ほっとしたように、嬉しそうに笑みを返す。 隣にいるから、フィリップの微笑みも見えて。
それが、よりいっそう嬉しい]
(*52) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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しなくていい、そんなこと ………違うんだ、 違う 彼が そうしたかったならいいんだ
[止めて欲しかったかというと、たぶん少し違う。 怒っているのは、自分に対して。 それと、何も望んでないのに、"大人"な顔をするノックスにも少し怒っていたけれど、感情のうちでたいした割合を占めやしない]
ただ ……俺が
[触れたかっただけだった。 触れて欲しかっただけだった。 抱きしめて欲しかった。 頭を撫でて欲しかった。 話でしか知らない――「家族」のように]
(230) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/18(Tue) 02時頃
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ー 一階温泉 ー [変わらずの独特な臭い むわとした熱気 ラルフの質問に断る理由が無かった だから こくりと一つ頷いた
とん と また心臓が 脈打つ
ただ 湯の中で聞いた話 と目を瞬かせ ただ 玄関で聞いた ディーンの言葉 それを思い出して どうなったかな と思った*]
(231) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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……だから、なんで謝るの 誰も、俺に謝る必要なんてない
[暖かい防寒具に顔を埋める。 しっかりと前も閉められていて、あったかくて ―――寒くて、震えそうだった**]
(232) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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[隣にいても、言葉を口にしてしゃべるのは、少ない。
思うことが、伝わるから。 伝わることが、嬉しいから。
それでも、傍にいて、笑みが見られると。 より嬉しいのだと、実感した]
――雪が終わっても、一緒にいられるよう。 保護者を説得しないと……
[暖かい。 お湯と、気持ちと、両方を感じながら。 ノックスと会うことでざわめいていたものが、静かに落ち着いていく**]
(*53) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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[ラルフの思いに ふっと目を細めて その思いがどれだけ嬉しいか その言葉が どれだけ誇らしいか]
[三階で見た くるしげな表情は いまは 欠片も覗いていなくて
彼はそれがとても嬉しかった*]
(*54) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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― /階段下―
……そう。
[聞き分けの良い子のようにも聞こえる言葉。 途切れた言葉の先。何を思うのか。]
俺、が? なに?
[思わず背を抱こうとして。フィリップの視線を思い出して手を引く。]
(233) 2014/11/18(Tue) 02時頃
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[聞こえない、最早叶うことのない、願い。>>232]
……謝るのは、大人だからだよ。
僕達が旅をしているのは、子供たちを守る為なのに。 こうやって、 悲しませる為ではない……から。
[だから、ごめんと。ノックスは再度口にした。 顔の見えない頭。躊躇った末、厚い服に被われた背にとんと手を置き、すぐに離した。*]
(234) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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―貯蔵庫― [トレイルが、ノックスに会ったのは 声を失った後だ。 有象無象の顔など一々認識していないが故に。
だから。 きっと彼は、トレイルの本質を知らない。 そう 思っている。
どれほどの時間が経ったろう。 身体が冷え切って、指先の感覚がなくなって ペンがころころと転がっていくくらいまでは 待った。
静寂]
(235) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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/* 流石に防寒具もなし、布一枚って装備で 防げる寒さじゃないよね
貯蔵庫ってどれくらい薄暗いんだろう 扉閉めたら明かりなんてあるのかな
(-72) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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―2F 炊事場― ……なら、いいか。しばらくは、味を変えながら、 ……食べられる、はずだから
[視界に入る隻眼の色、銀の耳飾、カーネリアンの赤。 髪の毛の色も相俟って、よく似合う、とフランシスは思った。赤。 口の中には、もう残っていない味なのに――思い出す。見つめられている。なぜか、落ち着かない]
……、――ぁ、あ。それは、……おれも、……嬉しい、な。 ドナルドに、ラルフに、……ちゃんと、 衝動を、飼いならせるようになって もらって 大人に、なって
[それは願い。そのためなら、なんだって。 (でも、 ふたりで 少し違う 気がするのは、何故―――) 髪に鼻先が埋まる。くすぐったくて、吐息を零し]
……な、
[――目元が熱く、なった。恥ずかしいのだか、よろこぶべきなのか、なんだ、それは、どういう意味だ、と 動揺が表情に現れて]
(236) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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[締め切った扉は、音を遮断してくれていて 小屋にたどり着いてからずっと騒音に悩まされていた耳は 少しだけ休息をとれたよう。 ずっと感じていた頭痛も、今は収まりつつある。
空腹感を覚えたけれど 居間に戻る気はなかった。
トレイルを忘れたニコラを見る気にはなれない。
思い出す、という可能性を考えないのは 父の所為 記憶の蓋が、じわりと溶けている]
(237) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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―ビスケット/貯蔵庫―
[大人だ子供だと線を引く。首輪を持つか持たないかの違いで。
シメオンを1人残し、貯蔵庫の扉に向かう。 温泉の香りが届くのは、ノックスの言葉を守ってくれているからだろう。]
……トレイル? 居るかい、トレイル。
[呼び掛ける。どうか居てくれと、奥へ。 挟まっていた場所へ。]
(238) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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―貯蔵庫― [しんと静まり返っていた、貯蔵庫の扉が開く音。 続く声は、知っている。
落胆と、安堵。 トレイルは、動かない。 生成りの布の塊。少し先に転がったペン。
このまま、空腹をかかえて 眠ってしまえば 朝には冷たくなっていられて
干し肉にでもしてくれれば 暫く彼の衝動を抑えられるんじゃないかと ぼんやり思う
――音を聞く、望みが 抜け落ちている]
(239) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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トレイルは、ノックスが呼びかけている間にも、頬を伝う雫は止まない。
2014/11/18(Tue) 02時半頃
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[ポトフの話にうんと頷く。 食事をしようとしていたはずなのに 今はフランシスと酷く近い距離で言葉を交わしている。 落ち着かぬ気配を感じてはいるけれど 彼が何を思い落ち着かぬのかまでは分からず]
衝動を飼いならせる大人になったら――… 対等に見てくれる?
[まだ大人になりきれてはいない。 大人になれても衝動を抑えきれぬ者もいる。 そう思えば理性が歯止め掛けるように 間を置いて綴る声音は躊躇い滲ませ少しだけ小さくなる。 擽ったげな彼の吐息を首元に感じる。 目許に刷かれた朱が隻眼には幾許か艶めかしく映り]
――…嗚呼。
[悩ましげな声が漏れる。]
(240) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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/* ノックスに食われるのはありかなあ フィリップに恐怖死させられたい 出来ればもう一人がちゃんと襲撃成功させてほしい
(-73) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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/* あ、ところでログちゃんと読めてないせいもあるけど 半狼とか賞金とか魚がわかんねっす。 寧ろディーン魚じゃね?って思ったくらいには。
(-74) 2014/11/18(Tue) 02時半頃
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ノックスは、トレイルの名を呼びながら、前にはなかったインクの匂いに眉を顰め。
2014/11/18(Tue) 02時半頃
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[生成りの布でできた小山がある場所は、同じ。
声にこたえる体力は、 欠落した身体には、残っていない。
それもあって トレイルはぼんやりと、にじむ視界の先を見ているだけ]
(241) 2014/11/18(Tue) 03時頃
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[靴裏が踏みつけたのは、万年筆。 布の塊を前に膝を折る。
腕を伸ばして、抱き締めた。 頬に触れた手が濡れる。]
……見つけた。トレイル。愛しい子。 泣いてる。誰が、泣かせた?
(242) 2014/11/18(Tue) 03時頃
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