270 食人村忌譚
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あれは、儀式で死ぬを“尊い死”>>31と口にした なら 俺が殺さんとするに 抗い続けることもないだろ
それにな、 “ミナカタ殿”のお知恵なら、 もうすでに昨日から借りている
[そう付け加えたのは、 >>36薬師の昨夜補充が必要だった原因にもなる“拝借”だ。 袂から抜き出したのは、彼なら見て分かろう、 >>1:71ねむりを誘う葉の乾いた形。]
(139) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[容が、進を下手人だと言ったらしい。 それは、兄の口から初めて知った。 >>71だが兄の言うとおり、進はたしかに昨夜、己らの家に泊ってい足し、怪しいそぶりも見せなかった。 なので、兄の話に頷いて、ただ容が疑わしいかどうかについては、困惑の眼差しを向けていた。]
えぇ……。 じゃあ、誰が? やっぱり、志乃……なのかな。
[しかし、志乃ではないと知れば、更に困惑と焦りが深まった。]
(140) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[自分には死んだ者の声は聞こえない。 故に、後ろ毛が乱れている事など、知らぬまま。 鍬を手に、集会所への道をゆく。 途中。 神社の方へ向かう容の姿を見て、脚を止めた]
うん、丁度良い……殺そっかな。
[まるで今晩の献立でも決めるかのような軽い思考。 彼女が一人だったから、後ろをそっと歩いていく。 振り返られたら、農具を借りた旨話せば良いだけの事。 江津子が死んだ今、見張りのついていた自分は 下手人から外れた筈だと、そう思っていた]
(141) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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/* おぉぉ!!! 面白い!!! その展開はどうなるか分かんないね。
そして幽霊の拾っていただきありがとうございますw
(-84) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[使うかは知れん。 そう口にして、 それを言うなら、刃物を振るうかも、わからなかった。 最初に男が石動への懸念を示したとき、 それを告げた相手が、石動の弟が、返した言葉を覚えている。 男への疑いの芽>>3:31。 それから、心得はするとの、>>3:35その言葉を。]
(142) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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はぁっ!はぁ‥… 酷い……酷いよ‥…
[豚小屋で腹を裂かれ餌と変わった江津子に、自分が殺したユリ。 残酷なその死の説明が、認めたくなかった心を壊して強烈な罪悪感へと変わっていく。]
私…‥どんでもないことしたんだね…… ユリ、ユリ……姉……
[ポロポロと涙を流して過ちに気付いてリツ兄に強く泣きついていく。 感情がわっと押し寄せてユリの死に、自分が犯した罪を悔いた*] ]
(143) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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/* でもなぁ…… 容が地上から消えちゃうと、村側筆頭がいなくなるんだよね。 源蔵頑張ってくれそうだから ラストは源蔵とミナカタにお譲りしたい感じなんだけど。
(-85) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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―神社内:自室にて―
[殺風景なその部屋は、 長らく主が不在にしていたとは思えないほどに、 片付けられていた。
きっと、あの子が掃除をしてくれていたのだろう。 畳まれた布団に、埃が積もっている様子もない。 その横に腰を下ろす。膝を抱えて、うずくまった。]
(144) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[ただ、見ていただけだった。]
(145) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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源蔵は、言葉を切り、指を視界から外すように腕を組みもし*
2017/11/30(Thu) 23時頃
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/* 俺も占われたようですね。
(*33) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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―回想:昨晩―
[漸く動くことが出来たのは、 “その人”が去ってからだった。
豚小屋に駆けこんだ私は、両手で口を押さえた。 鉄のような臭いと、獣の臭い。 鼻をつくような異臭に、胃液がせり上がった。
何とか助け出そうと、力なく横たわる彼女の手を引いた。 それでも、悲しいかな。小娘一人の腕では 群がる豚をかき分けることも、 彼女を引きずり出すことも出来ない。 巨体に押しのけられ、私は情けなく尻もちをついた。
熊を倒したと言われる憧れの人が 丸々と太った家畜に食われる様を、 私は茫然と見ていることしかできなかった。]
(146) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[ただ、見ているだけだったのだ。
江津子が首を絞められる様も、その首を絞めた“彼”のことも。 悲鳴を上げないよう、口を押えて。 物音を上げないように、ただ、震えているだけだった。
きっと、地獄というものが存在するなら あの光景を指すのだろう。
いや、むしろ、 “ここ”が、地獄だったのだろうか?]
(147) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[私が、一体何をしたというのだろう。]
……私は、私は、 私ばっかり。
[ぽつ、と歌うのは、いつかの歌。 意味の分からなかったそれが、今ならわかる気がする。
信じていた人は奪われ、信じたい人には裏切られる。 見たいものは見えないくせに、見たくないものばかり見てしまう。
下手人は、一人じゃあない。少なくとも、三人。 志乃と、進と、それから――。 けれど、何人いるのかは分かりやしない。]
(148) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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/* よかった。志乃さんリカバリーできたわいな。
そして、
>俺も占われたようですね。>>*33
そうですねっ!!!
(-86) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[ふ、と、視線を机へ向ける。 丸い鏡の中に写っている、憔悴しきった顔の女。 母とは似ても似つかない、可愛げのない女の顔。 笑みすらも抜け落ちたような その顔に手を伸ばして、
――それを、床へと叩きつけた。*]
(149) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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―神社前―
………――
[入るのを躊躇ってしまう。 此処は、村人たちの信仰の場所。 家畜の戯れる場所だ。
巫女の死は村にどれ程広がっているだろう。 辺りに他の人気は見えない]
?
[茶碗でも割れたか。 耳に届いた音>>149は神社の内から。 少し迷って、静かに足を踏み出した]
(150) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2017/11/30(Thu) 23時頃
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[鍬を手に、ゆっくりと歩いていく。 音のした方向を、感覚を頼りに忍び足で。
けれど 人の気配が近づいて来たその時 古い木材は、軋む音を立てた。 思わず部屋の前で足を止める*]
(151) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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えぇ、待って、待ってよ容……! 兄さんもそんな、何を言ってるのさ……!
[あきれて肩を竦め、去ってゆく容>>130と、その背に向け、彼女を殺すと断言する兄。>>134>>135 容を追うことはできぬから、兄の袖を強く引いた。]
ねえ兄さん、兄さん! 容を殺しに行くって……そりゃ、下手人には裁きをくださなきゃいけないのは分かるけど、容がやったってわけじゃ……
……けど……
[彼女がやったという証拠は何もない。 けれど、違うという確証を、自分は何も持っていない。]
(152) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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/* そのようで…… 今宵容襲撃予定で動いてますが、問題あれば変更入れます。
(*34) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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/* 容ちゃんが憔悴してるからそれに感情合わせたいんだけど 進君の顔を見る度カーッ顔がいいな!?ってなるからギルティ
源蔵さんもかわいいんだよなー なでこなでこしたい
(-87) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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/* 占われて名前は出ずとも誰かほぼ断定されたロールが落とされたのでもうCOしてもいいのでは。
(*35) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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いやだよ。 やだよ、兄さん……。
僕のそばから、いなくならないでよ。
[出来ることといえば、離れないでほしいと懇願することくらい。 それでも、もし叶わないなら……]
(153) 2017/11/30(Thu) 23時頃
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[>>124>>125容へ風呂敷を渡したとき、 慮るような口をきいたのは、不安があって、のわけではなかった。
花柄の割烹着。 弁当箱。
そんな、容を象徴するようなものものを手にして、 リツが巫女殿にするように呼ばわるのをみて、 ――それに、どうしようもなく寂然としたなにかがあっただけだ。 それまでを置いて、“巫女”の役割を冠される道が見えた気がして 余計な口は斯様にまわった。]
(154) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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[それも杞憂だったのだろう。 返った言葉は、>>125 一時の感情に燃え立つそれではなく かすか “妹”の見せていた 慈しみのようにも思え 峻厳たる“妹”の巫女姿とは別の、かたちづくる未来が朧に伺えた。
だが、>>126つづいた言葉は、なんだったのだろう。 進への疑念――というには断言するような声。 きをつけろ そう述べた謎かけのような、言葉は。 問いを重ねることはできなかった男は、その背を眺めるだけだった*]
(155) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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…………僕も、連れて行ってよ。
兄さん、 僕も
[ころして、たべてよ。 その声は、震え、掠れて、まともな音にならなかった。*]
(156) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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[軋む音。人の気配。 それは、すぐ傍―部屋の扉の向こうから。>>151]
……だぁれ?
[喉から出た、掠れた声に口元が上がる。苦笑。 そうだ、聞くまでもない。]
(157) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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いいよ、入って。
[殺しに来たのだろう、私を。 分かっていながら、私は笑う。
いつぞやとは違って、招き入れるような真似はしない。 ただ、座り込んだままに、 袂に隠し持っていた短刀の感触を確かめただけ。*]
(158) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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/* だいぶ天然狂人になってる気もするけど こうなってしまうよな現状では!
すまない……!
(-88) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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大丈夫、大丈夫だ。シノ
[泣きつくシノを落ち着かせるように大丈夫と繰り返して]
ゆり様はお優しいから、きっと許してくれる それに、江津子さんが死んだのはお前のせいじゃない
俺が、昨日見回りをサボらずにやっていれば……
[江津子さんは死ななかったのだろうか? 分からない。ただ豚小屋の騒ぎに気付けばもっとマシな状態で弔えただろう事は事実で]
(159) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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― 集会所 ―
[大八車に豚一匹を乗せて歩くのは、どうしても目立つ。 血抜きを終えてからのことだから、集会所へ戻るのは昼を大きく過ぎた頃合いになっただろう。 その頃には、ゆりの肉もよくよく煮込まれて、食欲をそそるくらいにはなっていたかもしれない。
誰が愛理を、そして江津子を殺したのか。 集められた容疑者の中に本当に下手人はいるのか。 一人ずつ、顔を思い浮かべてみる。 誰しもが、理由を持っているのかもしれない。 絶対に違う、と信じられる者は誰もいない。
連日使われていた肉切り包丁をその場で軽く研ぎながら、次にこの包丁が切るのは誰だろう、と考えた]
(160) 2017/11/30(Thu) 23時半頃
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