人狼議事


30 ─今夜、薔薇の木の下で。

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【人】 会計士 ディーン

― 廊下 ―

 なんでもかんでもそのように視るな。
 大体、ロビンの前でそのようなことを謂うべきでないだろう。

[薫る薔薇の香りに、今朝と同じ酩酊感を覚える。
冷たくあしらわなければ、引きずられてしまうと。
努めて淡々と言葉を紡ぎ、ゆるっとモノクルの位置を直す。]

 ―――……熱を醒ますのは、お前の方だ。

[厭味と熱と孕んだ水色から逃れるように視線を外した刹那、ロビンの身体がくずおれる。]

 ロビン!?

[位置はサイラスの方が近い、ディーンが伸ばした手はどうなったか。その様は、通りかかったフィリップやセシルにも見えるだろう。]

(6) 2010/09/06(Mon) 01時頃

【人】 会計士 ディーン

― 廊下 ―

[やはり支え手はサイラスの方が早かった。
一度引きかけた手は、動揺を示すサイラスの視線を受け、再びロビンに伸びる。脈や熱などを確かめれば、それは少し速かったり熱かったりするのかもしれないが慌てるほどのものでないだろうか。]

 お前、まさかロビンにまで手を出してるのではあるまいな。

[ほうっと安堵の息を吐いた後、疑うような眼差しをサイラスに向けるのは、倒れる前のロビンの様子を見れば致し方ないか。]

 ――……医務室の方が佳いだろう。
 今ならベネットが居る筈だ。
 人が居る方が、万が一大事が合った時に佳い。

[片方の肩を支えろと、サイラスに促した。
シーツとタオルケットは仕方なく、廊下の隅に置かざる得ないかと考えたところで、セシルとフィリップの姿が眼にとまる。]

(11) 2010/09/06(Mon) 01時頃

【人】 会計士 ディーン

― 廊下 ―

 先程から体調がすぐれないようだったからな。

[フィリップの言葉に返し]

 嗚呼、フィル申し訳ないのだが
 これをラルフの部屋に持って行ってくれないか?

[ロビンを運ぶのに邪魔なシーツとタオルケットを半分強制的に投げ渡した。]

(18) 2010/09/06(Mon) 01時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 廊下 ―

 ―――……どうだかな。

[己に手を出してくる時点で節操がないと思っているが故。
サイラスの言葉には、チロっとモノクル越しに視線をやって、けれどフィリップとセシルの件は、己が伝えるまでもない様子に、少しだけ息を吐いた。]

 では、運ぶか。

[華奢なロビンを1人で運ぶこともできなくはないが、2人で運んだ方が負担は少ない。運ぶ際どうしてもサイラスと触れ合ってしまうが、流石にそれを厭うことはなく……―――時折、熱と熱が交わる。]

(20) 2010/09/06(Mon) 01時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 廊下 ―

 不躾なのは申し訳ない。
 しかし、廊下に転がしておくわけにもいかないからな。
 後で、頼みごとの代償は払おう。

[フィリップの問いかけにはノーコメントであるが、傍にセシルが居ることでそれは意味をなさないだろう。ふと、物言いたげな翡翠色に首を傾げるが、今はロビンの事が優先された。]

(25) 2010/09/06(Mon) 02時頃

【人】 会計士 ディーン

― 医務室 ―

[ラルフの所に居ると、サイラスが居る前で告げた訳は……―――。それはサイラスが恋情を自覚していないのと同じく、無意識の領域の出来事。

時折交わる熱に、サイラスが裡で何を想うかは識らない。
薫る薔薇の芳香に酔いを覚えるのはロビンだけではないが……―――。
ロビンが気を失って尚、サイラスにすり寄るを見れば、疑惑という名の種が自制心を働かせる。]

 ベネット、居るか?すまないね、急患だ。

[そして、辿り着いた場所の扉を開ければ、先程同室者の名を出した時に不可解な言動をしたベネットの姿を見止めることとなる。]

(32) 2010/09/06(Mon) 02時頃

【人】 会計士 ディーン

― 医務室 ―

 さっきは大丈夫と謂っていたが
 やはり、体調を崩したようだ。

[ベネットの問いかけに軽く事情を説明し、サイラスと共にロビンを簡易ベッドへと横たえる。すんっと一度鼻を鳴らすのは、薄くなったとはいえ薔薇の香りの所為。]

 サイラス、お前、香を焚くのは佳いが、ほどほどにしろよ。

[呻くロビンを気にしつつ、ディーンが吐く息も、どことなく甘い。]

(43) 2010/09/06(Mon) 02時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 医務室 ―

[ベネットが髪を撫でるに反応したロビンに、また一度、安堵の息を吐く。薔薇のアロマは止めておくというサイラスに、是非そうしてくれと頷き]

 ―――……嗚呼、少なくとも今日は戻るつもりはない。

[帰らないとの肯定を返す。]

 お前の頭が冷えたら帰るさ。

[くっと眉間に皺を寄せたのは、隣に立つが故に強く薫った薔薇の香りに。刹那、酩酊を覚え、身を支えるのにサイラスの肩に触れた。その際にロビンがサイラスの服の裾を握るが見えれば、すっと離れて。]

 さて、ロビンも大丈夫なようだし、私は失礼するよ。

[身に巣くう熱を悟られないように、その場を後にしようとした。]

(51) 2010/09/06(Mon) 03時頃

ディーンは、ロビンの物言いたげな様子に一度足を止め問いかける「どうした?」

2010/09/06(Mon) 03時頃


【人】 会計士 ディーン

― 医務室 ―

 何を謝られているか判らんな。
 もし、此処に運んだことをさすなら、
 謝罪でなく礼をくれるほうが嬉しいが。

[ロビンの様子に言葉に困惑を見せる。

ロビンにはユーリィとの一件を聴かれていたのだと思い出し、もしやサイラスに対して何かしらの謝罪かと邪推するのは、無意識を薔薇の香りに犯されているからかもしれない。]

(72) 2010/09/06(Mon) 03時半頃

【人】 会計士 ディーン


 すこし、ゆっくりと休め。
 寝るまで私も居た方が佳いなら、共に居よう。

[ロビンの様子から、ベネットと同じくサイラスと2人きりになりたいのかと思ったのだが、今の様子からはそうともとれず。悩んだ末、言葉としてどうして欲しいのかを尋ねた。]

(75) 2010/09/06(Mon) 03時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 医務室 ―

 だから、謝る必要はないと謂っているのにな。
 
 ――……やれやれ、後輩は甘え下手が多いらしい。
 どれもこれも、甘えて佳いというのに、甘えてくれん。

[眸閉じるのを、紫は相変わらず困ったように見詰めた。
甘えてくれない後輩として思い浮かぶ貌は、1つでなく。
そのうちの1つは、先程医務室を後にしている。

とくにロビンの前では佳き先輩であろうとしているけれど、その実そう立派でもない少年は、ふっと疲れたような息を一つ吐き、サイラスに向き直る。]

 大丈夫だとは思うが、どうだろうな……―――
 明日の様子次第では、医師を呼んだ方が佳いのだろうが。

 とりあえず、一先ずロビンのこと、任せても佳いか?
 私はまだ、湯浴みもすんでいなくてな。

[今は避けることなく真っ直ぐに、相手の眸を見た。]

(81) 2010/09/06(Mon) 04時頃

【人】 会計士 ディーン

― 医務室 ―

 サイラス、お前……―――

[相手からは逸らされぬ視線。逸らしたのはディーンの方だった。
そしてそれに対する負い目のような感情と、ぱっと見サイラスが冷静に見えたことが、唇を動かしてしまう。]

 私でなくとも構わないのだろうに
 卒業までの後数ヵ月の間、何故放っておいてくれなかった。

[零れたのは、いつもは見せないある意味弱音。
ロビンが寝ているだろうということも、それを謂わせた要因の一つ。

嗚呼、それと、薔薇の匂いもだろうか……―――。]

 ―――……ロビンのことは頼んだ。

[謂ってしまった後、後悔したというように、水色から逃れるようにくるりと背を向ける。呼びとめられても、もう振りかえらず、逃げるようにその場を後に。]

(87) 2010/09/06(Mon) 04時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/06(Mon) 04時半頃


【独】 会計士 ディーン

/*
メモでライン系の話は私天の邪鬼だから(ry
それでPC感情ぶれるのは申し訳ないので、全てにおいて反応はしないのです。すみませんorz

(-20) 2010/09/06(Mon) 04時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 至るラルフの部屋 ―

[元々の部屋に今はサイラスは居ないのは識っているから、浴室へ向かう為の着替えはそこから。その時に何か部屋に異変があれば気が付いたかもしれないが、些細なことならば急ぎもあって気が付きはしない。]

 ラルフ、入っても大丈夫か?

[ざっくりと浴室で身を清めてから、ラルフの部屋へと向かう。
家出先とは謂え、他人の部屋である。ノックはキッチリと3回。

さて、アイマスクに危ういバランスで椅子に座っている少年は、どのように反応したか、それともしなかったか。
反応があればその聲に導かれ、なければ訝しみながら、ディーンは仮の寝床となる部屋に*身を滑らせる*]

(88) 2010/09/06(Mon) 05時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/06(Mon) 05時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/06(Mon) 15時頃


【人】 会計士 ディーン

― ラルフの部屋 ―

[背にかかったサイラスの言葉は、どこまで聴こえていただろう。
どこまで聴こえていたとしても、案外に鈍い少年は、サイラスが己に恋慕を抱いていると未だ気がつけていない。

なんにせよ、裡に溜った重い何かは、シャワーで冷やし排水溝へと消した筈だったのだが……―――]

 では、入るぞ?

[湯上り、今宵の宿の主からの応えに扉を開けると、そこに広がる風景は]

(121) 2010/09/06(Mon) 15時頃

【人】 会計士 ディーン

 危ないっ!!

[ラルフの身体が窓側でない方向に傾ぐ様。
慌てて伸ばす手は、相手も伸ばした手に際で届く。
相手の身を護ろうと抱きかかえ床に転べば、部屋内に籠った薔薇の香りが撹拌され舞い上がり、そしてまるでヴェールのように2人の身を包みこむよう降りてくる。] 

 ―――……っ

[傷みでなく覚える酩酊感に小さく聲を漏らした。]

(122) 2010/09/06(Mon) 15時頃

【人】 会計士 ディーン

― ラルフの部屋 ―

[薔薇の香りに熱を煽られていたのは、何もラルフだけではない。
脚に触れるラルフの欲望に気が付いたなら、常ならば素知らぬ貌をして身を離すだろうに、離せずにむしろ密着させるように掻き抱く。]

 アイマスクなどして、どういう格好をして座っていたんだ。

[判っていて更に熱を煽るように、耳朶に吐息を噴きかけるように囁く。「怪我はないか?」と問いかけ、傷む場所を探すように蠢く手は、もはや前戯そのものの動きを示す。

――……アイマスクを取ってやらなかったのは、欲望に濡れた紫を見せたくなかったからかもしれない。

気が付けば歪む視界。抱きとめた時にモノクルが飛んでしまったようだ。歪む視界は、歪んだ心根を示すよう。
手は掌は指先は、ラルフの肩をなどり、胸元に滑り、腰を撫で、脚に触れた。

「此処は傷まないか?」と、触る場所が変わるたび問いかける声音だけは、常と変わらぬを努めて。]

(128) 2010/09/06(Mon) 16時半頃

【人】 会計士 ディーン

[色ついた甘い音に、ぞくりと背に走る何かがある。
下肢に近づくにつれ、指先の動きは卑猥さを強めた。
仰け反る背、突き出される胸元に貌を寄せれば、まるで事故のように胸の蕾に触れる唇。]

 ラルフ……―――

[次に唇は、痛くないと言の葉紡ぎ震える唇に近寄って、相手の名を呼ぶ。脚を弄っていた片手は、止めようとする右手を絡め取り、頭上へと縫いとめてしまう。]

 ―――……私は、お前が識りたい

[常の声音よりも低く落とした聲で囁く。
自ら求めたことはないという少年が、初めて己から欲しいと示す言の葉。

押し付ける腰には、明らかな張り詰め。
膨らみと膨らみを擦り合わせながら、触れるか触れないかの位置で止めていた唇を、唇に落とした。

けれど、未だ組み敷いた少年の目元を覆うものは取らないまま。
その意図は、無意識の中に在る故に、自覚なく……―――*]

(137) 2010/09/06(Mon) 17時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/06(Mon) 17時半頃


【人】 会計士 ディーン

[自ら求めないというのは、実際の所、断られるのが矜持に触るという所もあるのかもしれないと、薄らとする意識の中で思う。それはラルフに1度名を呼ばれた時に、咎める色があったからこそ気がつけたこと。
更に、突き詰めれば、求められれば断らないというのは、求めるということがどれ程の勇気がいるのか……などを考えてしまうからだろう。

―――……例外は、1人ほどいたが。]


 ―――……ラルフ。
 厭なら、振りほどいて逃げてくれても構わない。


[咎める言葉を聴きたくなくて唇を塞いでいながら
欲望と欲望を擦り合わせていながら
片手を縫いとめていながら……―――。

それでも、捨てきれぬ矜持にか、言葉だけは逃げ道を作る。
ラルフの塞がった眼に見えぬ、ディーンの貌は欲情に染まっているというのに。]

(164) 2010/09/06(Mon) 20時半頃

【人】 会計士 ディーン

 逃げぬなら、全部、私に見せろ


[それは願望か、欲しいと訴えて見える相手の貌に煽られるように、戒めていた手の拘束を離せば、彼の身体に纏うもの―――……眼を覆う物以外を両手で取り去ろうとした。]

(165) 2010/09/06(Mon) 20時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/06(Mon) 21時頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/06(Mon) 21時頃


【人】 会計士 ディーン

 ラルフ……―――

[魂を縫いとめるように、名をまた呼ぶ。
行為への肯定に、彼を暴く手は、もう止まらない。

それでも目元のそれを奪い取らないのは、いつもの性質の名残。

識りたいのなら、自らそれを取れば佳いのだと。]

 嗚呼、私も脱いだ方が佳いか?

[少し湿ったアイマスクへと唇を落とし、林檎のように紅に染まった頬にそれを滑らす間に問いかけるは、服にかかる力を感じて。]

 ―――……愛らしいな

[唇は更に滑り、女性とも完成された男とも違う首筋から肩へかけてを啄ばむように確かめ、微笑の形を作った。手は女性にはない部分に添えられて、ディーンが今女性を求めている訳ではないと相手にも伝える。

蒼薔薇の香りに狂わされたとて、未だ乗っ取られた訳でない行為の始まりは、乱れながらも無理を強いるものでなく、一つ一つ確かめるように進められて行く。]

(233) 2010/09/07(Tue) 00時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 00時頃


【人】 会計士 ディーン

[臆病な願いも、相手の願いは叶えようと気を配っていれば、何を願うかは識れる。ラルフの性器に触れていない方の手は、己の服を、一先ずはシャツだけ奪って。]

 ―――……そういう反応や仕草も可愛く想うがな。

[おずおずと窺うように、アイマスクの隙間から此方を伺う灰銀への感想。
それに映るのは、モノクル越しでない、情欲に濡れ濃い紫。
クツっと喉を鳴らし、微笑んだあと、素肌の胸と胸を合わせれば、互いの鼓動が重なりあうが判るか。]

 識りたいのなら、全部見れば佳い。
 私が、お前をどんな貌で、求めるのか。

[指先は密やかに、ラルフの下穿きの隙間から直に熱源へと触れる。
既に起ち上がったそれの茎に指を絡めて、ゆるゆると揺すり始めた。]

(261) 2010/09/07(Tue) 01時頃

【人】 会計士 ディーン

 ラルフは、夢にしたいのか?

[灰銀が蜜色に染まるを見ながら、クツリと喉鳴らし微笑む。
言葉とは裏腹、まるで夢を見させるように、優しく快楽を煽って行く。
未だ嘗て、相手を壊すような衝動的な交わりはしたことがない。
そのような交わりを求められたことがないことが起因ではあるが。

――……ただひたすらに、優しく全てを暴いて行く。]

 佳いもなにも、悪かったなら、こんな風に触れたりなどしないさ。
 夢でないと、もっと確かめれば佳い。
 もっと、私に触れれば佳い。

[開いた片手で、濃藍の長い前髪を左右にかき分けるは、見詰めてくる視界の妨げがないように。]

(279) 2010/09/07(Tue) 02時頃

【人】 会計士 ディーン

 一度出してしまえ。

[切羽詰まった聲を聴けば、性の解放を促す。
その蜜を直接啜るも考えたのだが……――それよりも前に首に絡む腕。]

 んっ……―――

[ラルフからの接吻けに、少し驚いたように紫を見開き、聲を漏らす。
虚をつかれたのも束の間。下の蜜啜れぬのならば、上より啜ろうと、ぴちゃりぴちゃりと卑猥な水音をたてて深める交わり。

おそらくは、下の蜜はペンだこのある指先を伝い手の打ちへ滴り落ちる運命を辿る。]

(281) 2010/09/07(Tue) 02時頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 02時半頃


会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 09時頃


【人】 会計士 ディーン

[手の裡で跳ねるラルフの分身。
言葉にならずとも、表情で何を謂いたいのか判るにも関わらず追い詰めて、達する時の表情を具に歪む視界の中、紫に収める。]

 ――……嗚呼、やはりお前は可愛いよ。

[月明かり、唾液に濡れ照る戦慄く唇は扇情的で。
縋るように見詰めてくる灰銀は、蜜を含んだように蠱惑的だ。

掌に吐き出された蜜を、わざと彼の目の前で手首に滴った一筋を舐め上げた。
美味そうに紫を細めて、そして、その白い蜜に濡れた手はラルフの尻のあわいに忍ばされる。]

(308) 2010/09/07(Tue) 09時半頃

【人】 会計士 ディーン

 もっと、可愛いお前を、私に見せると佳い。

[裡まで識ろうと、探るペンをよく握るが故に少し歪な指先が弄る。

もしかすれば、その後重なり合う時は、ラルフは昔の何かを思い出して恐怖の色を見せることもあるのかもしれない。例えそうだとしても、そうであったなら尚更、その何かを上塗りするように行為は優しく丁重に、そして濃厚に……―――。

もう麻痺して判らない薔薇の香りに煽られるように、その夜、他の場所で起こったことは何もしらぬまま熱を絡めあう夜は過ぎる。]

(309) 2010/09/07(Tue) 09時半頃

【人】 会計士 ディーン

― 翌朝/ラルフの部屋 ―

[紫の両眼が開いたのは、いつも起きる時間よりも遅いものだった。

あれから、床の上で始まった行為は、ラルフの寝台へと移って。
何度となく合わせた身体を解いたのは、夜明けも近かったか。
濡らしたタオルで互いの身を清め、結果的には用意周到となった、持ってきていたシーツとタオルケットとドロドロになった元のそれを交換してから眠りに堕ちた。]

 ――……流石に、まだ起きないか。

[裸のまま1つのベッドで寝るを、厭われることは無かったろうか。
厭うほどの余力が、相手にはなかっただけかもしれない。
腕の中で眠る存在、その濃藍の前髪を梳きながら、小さく呟く。

そういえば、このように朝を共にする交わりは初めてだったと思う。それは、学期中の寮という体制と、表上品行方正であれば、当り前ではあったのだが。]

(311) 2010/09/07(Tue) 10時頃

【人】 会計士 ディーン

 しかし、起こすのは忍びないな。

[不眠を訴えていた彼の眠りを妨げるのは本意でなく。
ふっと誘われるように、月明かりでなく陽光に白く浮かぶ肌、右肩口に唇を寄せ、そこにいつもならつけぬ所有印――まるで紅い薔薇の花弁、を刻んで身を起こし、床に転がったままだったモノクルを拾い上げた。]

― 朝/ランドリールームの方面へ ―

[ラルフの枕元に、彼にとっては見慣れた流麗な筆記体で書かれたメモ――身体の調子を気遣う言葉と、先に起きる旨を告げたもの、を置いて、タオルケットをかけ直してやってから、ディーンの脚はランドリールームへ向かった。
それはひとえに、シーツとタオルケットを先に洗濯するためであったのだが。その後、シャワーを浴びようと思っているので、案外に大荷物ではある。
さて、そのときに誰かとすれ違うことはあるやなしや。]

(314) 2010/09/07(Tue) 10時半頃

会計士 ディーンは、メモを貼った。

2010/09/07(Tue) 10時半頃


【人】 会計士 ディーン

― 廊下 ―

 おいっ、ベネット、あぶなっ……―――

[常よりも反応が遅れてしまったのは、大荷物を抱えていたからか、それとも普段は廊下を走るはずのない人物がそれをしていることに呆けた為か。]

 ―――……っ!!

[辛うじて上がった悲鳴ごと、彼の人を抱きとめる。
持っていた荷物が床に散乱し、ディーンは蹈鞴を踏み、壁に背を預けることで、己とベネットの2人分の体重を支え]

 はっ……大丈夫、か?

[息を吐いて、ベネットの貌を覗き込みながら問いかけた。]

(316) 2010/09/07(Tue) 10時半頃

【人】 会計士 ディーン

 うん……―――?

[抱きとめて覗き込めば、まるで朝露に濡れる翠のように潤むベネットの眸。まるで、己が虐めたかのような心境になり、困惑の表情を浮かべる。
しかしとて、服を握られ縋るような様の彼を捨て置いておくことなどできず]

 とりあえず、まぁ、落ち着け。
 良く判らんが、何かあったのなら、話は聴こう。

[つっと、ペンだこのある中指が、翠の目尻を拭おうと動く。

そのときふっと思うのは、あの後、彼が医務室に戻り、何かあったのではないか?という邪推。
どこまでも、サイラスに対する信用はないようで。
実際ベネットではなかったがロビンに対してそうであったが故、間違いではないのだが。

ディーンのそんな裡を識れば、サイラスはどう思うのだろうか。]

(318) 2010/09/07(Tue) 11時頃

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ディーン
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