204 Rosey Snow-蟹薔薇村
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
―夜・3F― [拒みきれぬことを知って。 剥がれ落ちかけた保護者の仮面と、纏わりついたままのそれを巧妙に使い分け唇と歯を滑らせる。
牙を突き立てるよりも稚い触れ合い。 頬に、額に、喉に。 触れた熱はとうに今までの互いの関係を越えてしまっているのに、噛み痕を残してさえ、皮膚の真下に巡る血管はおろか、必要以上に傷つけぬよう慈しんでいることだけははっきりと分かるよう。
とくとくと脈打つ首筋と、手首にやんわりと歯を立てて、ゆっくりと笑う。
これが己の浅ましさであり、衝動を誤魔化すすべだと。
もしかしたら泣き出しそうな表情だったのかもしれない。 けれどそれを可哀想で大事にしたいと思いこそすれ、手離す選択はなかった。
熱さを伝えながら、プリシラが望んで突き放せば簡単に遠ざけてしまえるような力で。 拒まれて指を噛まれた唇に復讐するように、唇を食む。
夜は、ただ更けていく――。]
(4) 2014/11/21(Fri) 21時頃
|
|
[いやだ、と抗う声と、涙を湛えた眼差しを目の当たりにしても心が痛むことはない。
男本人が思うよりもずっと深くプリシラの心が向けられていることを知らぬまま>>17、噛みしめられた唇に口づけた。 するりと口腔に舌を差しいれ、貪るように舌を吸い上げる。
皮膚よりも熱い口内に、見えぬ牙が小さく疼いたけれど。口づける心地よさでそれを紛らわせる。]
悪ぃ、気散らそうと思ったんだが。
[プリシラの手のひらを拾い上げ、指を絡める。 口づけよりも、もっと顕著に心の距離を表す部位。 それに拒絶されなければ、乱した衣服の下を暴くことへの罪悪感などない。]
(20) 2014/11/21(Fri) 23時頃
|
|
もっと触りたい。
[この牙も爪もけっしてお前を傷つけるものではないから。 薄く残した歯形の痕を、かり、と爪で引っ掻く。]
(24) 2014/11/21(Fri) 23時頃
|
|
[傭兵時代、衝動と肉欲の発散は当たり前のように連れの同族に教わった。 抱く方も抱かれる方も。 養い子になんてことを吹き込むのかと眉を顰められたことがないわけではなかったが、今にして思えば同族であるがゆえに禁忌を知っているからこそ、気をつけるべきことを弁えていたように思う。
寂しい気持ちを抱くことなく、人と抱きあう心地よさに臆病にならずにすんだ。]
(25) 2014/11/21(Fri) 23時頃
|
|
[全く同じようにプリシラを扱うことが出来なかったのは、泣いているやせっぽっちの子どもの印象がずっと尾を引いていたからだ。
自覚しながら知らぬふりを続けたかった欲望は、容易く堰を切って溢れ出して、明確な形を成そうとしている。 気がついた時には、やせっぽっちの子どもでなくなった養い子を目の前に置いて。]
(28) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
|
|
[指を絡ませて、口づけを深くする。
もっと怖がってくれたら。 もっと嫌がってくれたら。
止める理由を探しながら、そうならないこと願っている。
もっと、受け入れて欲しいと。
本当は願っている。]
(32) 2014/11/21(Fri) 23時半頃
|
|
[握り返される指を>>39そっと解いて。
柔らかな愛咬を繰り返しながら、衣服を肌蹴ていく。
既に一度熱を吐き出したばかりの体が、再び精の兆しを見せるまで執拗に熱を高めさせ。 絡めた手のひらが濡れそぼり、粘着質な音を立てたのを聞いて手を離す。
他人に追い上げられる感覚は、己で欲求を慰める感覚とは大きく異なっていただろう。]
(46) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
|
|
[とろりと指の間を糸引くように零れた体液とともに、男は自身の昂ぶりとプリシラのそれを手で包み込む。
少しでも強張った表情を浮かべられれば、僅かに苦い笑みを刷いた。]
んな顔すんなって。
[どうしようもなく言い訳出来ない段階まで体を繋げることはしない。 そう言い聞かせて、手で二人分の熱を煽っていく。]
(48) 2014/11/22(Sat) 00時半頃
|
|
[肌に歯を滑らせて、プリシラへも促すように男の指や肩を噛ませる。 過ぎる強さで歯を立てられた時には、咎めるようにプリシラの肌へも強めに歯を立て。
傷つけないだけの力を覚えこませるように、互いの肌を味わう。
ぐちゃりと濡れた音よりも、獣じみた吐息や噛みしめた唇の隙間から零れる声、耳の奥でどくどくと響く血潮の音がうるさくなってきた時。]
…くっ、
[ぐる、と喉を鳴らすよう、腹の奥から腰へと熱が走って、そのまま欲望を爆ぜさせた。]
(51) 2014/11/22(Sat) 01時頃
|
|
[その瞬間だけ一際大きく背を揺らし。
プリシラの瞳の端に滲んだ雫を舐めあげて、同じように手を濡らした二人分の精をべろりと舐めた。]
すすんで飲むモンじゃねえな。
[口にした白濁へ顔をしかめて、そんな感想を零しながら片手に纏わりつく雫は瞬く間に舌に舐めとられた。]
(54) 2014/11/22(Sat) 01時頃
|
|
[口直し、と階下から失敬した酒瓶を傾けながらプリシラの頭を撫でる。
珍しく言葉を探すように逡巡した様子を見せた。]
あー…、いきなりだったとか、唐突だったとか。すまねえ。
[性欲の発散が衝動の気晴らしになるだとか。本能や欲望のコントロール手段だとか。 そんな単語だけをもごもごと口で転がして、やがてそれだけ言っても意味のないことに気がついた。]
(60) 2014/11/22(Sat) 01時頃
|
|
[一度熱を吐き出せば妙に頭が冷えるのは性としてどうしようもなく。 その居たたまれなさにプリシラが煩悶しているのかもしれないと思えば、何かしらは言わねばなるまいと思う。]
やり方や、突飛さはさすがに自分でも呆れてるから、…怒っていいぞ。
[男よりもいくらか柔らかいプリシラの髪を梳いて、それだけは目線を合わせて告げる。]
怒っていいから一つだけ、覚えておいてくれ。
(62) 2014/11/22(Sat) 01時頃
|
|
人としても狼だとしても。お前のことは大事にしときたいんだよ。
[行為の最中は煽られるだけだった涙が、今は流れないといい、と。 思って髪や頬を撫でるものの。
さすがにこれ以上同じ寝台で眠ることは今夜ばかりは嫌がられてしまうだろう、と嘆息する。**]
(63) 2014/11/22(Sat) 01時頃
|
|
―昨夜― [拒まれるかと思われた男の存在を養い子が受け入れる。>>106 そのことに驚きとともに得た喜びを言い表す言葉は多分ない。
プリシラから触れさせた唇も、強請られた深い口づけも、欲しがる分だけ、欲しがる以上に与えたかった。]
(169) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
|
|
[衝動を誤魔化す手段を覚えても、そこに伴う人間の感情が無くなったわけではない。 受け入れられて、嬉しく思わないわけがないのだと。
伝えてやりたいけれど、それを言葉の形にすれば幼い狼を縛るような気がして――躊躇われた。
眠りに落ちるまで、求められるままに口づけを繰り返す。
プリシラは知らないままだ。 きっと無様な大人からこんなにも衝動を向けられていることに。
それを気付かせぬだけの手段を覚えたことを安堵しつつ、残念に思うのは我儘だと言い聞かせ。
眠るプリシラの髪に優しいばかりの口づけを落とす。]
お前が大事だよ。
[男自身の衝動からも守りたいほどに。*]
(170) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
|
|
― ―
[どこかで獣の遠吠えが聞こえる。 まるで慟哭のように、もの悲しく感情の制御を忘れてしまった鳴き声。
遠い祖先が獣の血の中に置き去りにした何かは、同族と触れ合えばまるで共鳴するかのように形のない予感めいたものを知らせてくる。
憤り、嘆き、困惑。 おびただしいほどの感情の渦が獣の喉から迸る。]
(171) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
|
|
[意識はそこで、浮上した。]
(172) 2014/11/22(Sat) 21時半頃
|
|
―夜明け・3F― [嫌な予感を抱く寝覚めならば幾度も経験した。 けれど、無意識に感じ取るのはそれらの比ではなく。 ただ、良からぬ予感しか伝えない。
しんと静かな雪の世界が建物の中まで浸食したように冷え切っている。 足元から、心臓まで凍えさせそうな寒々しさの中を、色濃い血臭が漂う。]
(175) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[警戒もあらわにプリシラを揺り起こし、男一人で階下へ降りるのならば、けっして扉を開けぬよう言い含め。 プリシラがついてくるつもりならば、絶対に離れるなとだけ言った。
扉を開ければ、血の匂いはより濃厚に。 そして、それ以上に死の匂いが甘く香った。]
(176) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
―2F居間― [目を合わせるなり、御大層な挨拶だ。>>178 抱えた遺骸の有様は既にどのような死にざまだったかさえ分からない。]
取らねえよ。 それは…俺の欲しいものじゃねえ。
[その意味では男は目の前で唸る仔狼の敵となることはない。]
(182) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[フィリップの抱えた「モノ」の元の連れを見つければ>>180すぐさまそちらへと視線を投げる。]
何があった。
[短く、問う。]
(184) 2014/11/22(Sat) 22時頃
|
|
[殺したのはフィリップではない。>>189 同行者の死に蒼白になりながらも、ようよう言葉を紡ぎだすフランシスの言葉に偽りは微塵も感じ取れなかった。
殺された、と紡ぐ声を補うように横から途切れがちな声も。>>191]
ノックスが…
[衝撃がなかったわけではない。 だけど。
おそらくは、ディーンを喰らったであろう、ニコラの何も変わらぬ微笑みを思い浮かべれば、それは何故かひどく得心のいくことで。
信じたくない、と聞きたくないと叫ぶ声はあるのに。]
(193) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
|
[違う。 信じたくないと、聞きたくないと思いながら。 ノックスの連れが歪んでいることをうっすらと感じとりながら。
幼馴染がそうであって欲しくない。その存念だけで目を逸らしたのだ。]
(194) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
|
[獣の慟哭が響く。>>188]
人間でも獣でも苦しいんだよ、この馬鹿。
[思わず、言うはずのなかった言葉が唇の端から落ちた。]
好きな奴が、…大事な奴がいなくなったら人間だろうが獣だろうが死にそうに痛いし辛いんだよ。 だからって獣みたいに行儀悪くすんのが当然とか思ってんじゃねえ。
[痛みを呼び起こす叫び声に眉を寄せた。>>192]
食ったって…一緒にいられるなんてのは錯覚だ。他の食いもんと同じだ。血肉を分けて永遠に、なんていられねえんだよ。
(197) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
|
大事に思ってるお前さんが、貶めるようなマネはすんな。
[責める気も言い聞かせる気も一切ない。 ただ、自分の痛みを重ね合わせただけの言葉。]
(198) 2014/11/22(Sat) 22時半頃
|
|
[獣として、人として。 生きる間に経たのは様々な楽観と諦観。
時として逃げて、目を逸らさなければ、とてもやり過ごせない。
大人と子供の違いなど、その自覚の有無程度に過ぎない。 ささやかで、けれどそれは遠い隔たり。
己の反応でさえ制御することを覚えたその機微は、いまだ子どもには想像もつかないかもしれない。>>199]
(201) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[声はただ暗闇に吸い込まれていく。 苦しみの前には、どんな言葉も無力だと。 そんなことは男自身が知っていた。
言わずにはおれなかった言葉の破片の行く末も、獣の目にはその破片がどう写るのかも。 思い出した苦しさに息を飲む。]
(206) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[小さく息を吐き出し、呼吸と気持ちを落ち着ける。 冷静に、そう言い聞かせる時点で既に冷静でないのだとはよく言ったか。
ドナルドにも、問う声は短い。]
なあ、なんでノックスは殺したんだ。
[ノックスが愛しんでいたのは二人の連れ。 ラルフへと抱く恋情を知る由もない男は、短く疑問を浮かべる。]
(210) 2014/11/22(Sat) 23時頃
|
|
[フィリップが抱きしめた亡骸を見て、哀悼を感じないわけではないが。 男は自分の背に隠すようにしたプリシラの存在を思う。
奪われた命が、プリシラでなくてよかったのだと。 密やかな安堵をこっそりと零した。]
(214) 2014/11/22(Sat) 23時半頃
|
|
[ドナルドの声に>>213眉を寄せ、しばし考えこむ。 思い思われているのならば、それゆえに生まれた悲劇だと捉えることもできるが。
ノックス以外の思惑――掴みどころのない彼の連れ二人を思い浮かべたところで、その姿が見えてゆっくりと警戒したまま距離を保つ。 プリシラが部屋の隅で座るのが見えて、傍らへと立つ。]
(305) 2014/11/23(Sun) 04時半頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る