人狼議事


60 ─昨夜、薔薇の木の下で。

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【人】 厭世家 サイモン

― 空き部屋・少し前の事 ―

[気を失った相手を介抱するでもなく。
 ただ動くのが億劫になるほど味わい尽くしたせいか、せしるが目覚めるまではその場にぼんやりと佇んでいた。

 どれほどの時が経ったのかは判らない。
 だけど、セシルが目覚めたならば、何時もの陰気な口調で下卑た事を言ってからかった後、自室へと戻るだろう。

 そうして部屋へ戻ったなら。
 自らの欲望を満たされた今ならあの絵の続きが描けそうな気がして。
 転がった侭の鉛筆を手に取った]

(25) 2011/08/07(Sun) 02時頃

【人】 厭世家 サイモン

[床に置いたスケッチブックに覆いかぶさる様にして、ガリガリと鉛筆を走らせていく。

 昨日フィリパに似た少年の横に描いて行くのは、蜜色の巻毛を持つ少年の姿。
 伸びる薔薇の茨に焦がれる様に巻毛の少年は恍惚とした笑みを浮かべて。
 その蔓に絡め取られるのを今か今かと待っているよう]

 ふふ……良い出来だ。

[赤い舌をちろりと出して、唇を舐める。
 絵の出来栄えに満足げに笑うと、巻毛の少年の顔を親指の腹で撫でてやる]

 さてさて。
 彼の魂は満たされのか。薔薇に食われるを望む彼の望みの果ては――……。

[くつくつ。
 暗い笑みが、閉じた部屋の中に静かに響く]
 

(28) 2011/08/07(Sun) 02時頃

【人】 厭世家 サイモン

[薔薇の茨と虜囚と。そして二人の少年を描いたそれに名を付けるならば]

 ――…薔薇の、プシュケー。

[魂を。
 そして命を表す言葉を冠して。

 次に描く魂を探す様に、クマに縁取られた眸が次に見詰める先は。
 小声なれど、一人言葉を紡ぐ声が聞こえる窓の外]

(39) 2011/08/07(Sun) 03時頃

【人】 厭世家 サイモン

[カーテンを僅かに開き、眸を眇めて外を見る。
 中庭の木の下で、己の手を覗く薄金の髪を見つけて、にたりとその唇が歪んだ。

 カラカラと窓を開いて]

 ……五月蠅いぞ。
 あまり騒いでいる様なら、其の口。塞いでやろうか?

[薄金の髪へと。
 言葉と共に、使いこまれて短くなった鉛筆を投げつけた]

(42) 2011/08/07(Sun) 03時頃

【人】 厭世家 サイモン

[首を横に振る仕種に、擽られる嗜虐心。
 小動物の様なそれに、にたり唇が笑みを象る。

 だけどそれも一瞬の事。
 ヴェスパダインとディーンの二人が倒れたと聞けば、ふんと鼻を鳴らして]

 大方あいつ等にこの香りはきつすぎたんだろう。
 貴様もそんな所にいると、取りこまれるぞ。
 

(46) 2011/08/07(Sun) 03時半頃

【人】 厭世家 サイモン

[寮内に満ちた、慾を誘う香り。
 それに取りこまれて倒れたと言うのなら、もう手遅れなのだろうと胸の裡で思う。
 だからと言って、胸が痛むと言う事はさらさらないのだけれど]

 忠告?
 まあ、好きに思えば良い。

[薔薇のプシュケーに描く新たな少年の魂を、未だ失いたくないだけのものなのだが、否定も肯定もせず。

 ぴしゃりと閉じた窓の内側で。
 木陰で休む其の姿を、昏い眸はじっと*見詰めつづけていた*]

(50) 2011/08/07(Sun) 03時半頃

【人】 厭世家 サイモン

[やがてヘクターと共に中庭を出ていくノックスの背中をじとりと見送って。
 其の姿が見えなくなれば、クマに縁取られた眸は薔薇園の方へと向かう。
 細く眇めて見詰める先に何かが有る様な気がして]

 …………ふん。

[鼻を鳴らし、皮肉気に口端が歪む]

(66) 2011/08/07(Sun) 13時半頃

【人】 厭世家 サイモン

 神の教えに背き享楽に耽るのは構わんが……。
 だが、気に入らんな。

 煽られて、罪を罪と知らぬまま犯すは、詰まらん。

[がじり、と伸びた爪で首筋を掻く。

 幾つもの赤い筋を作りながら。
 薔薇園を見詰める視線は険しい]

(68) 2011/08/07(Sun) 13時半頃

【人】 厭世家 サイモン

[窓の外、聞こえた幼い声に僅かに開く窓]

 おや。
 この間の坊やじゃないか。

[口元だけはにたにたと、下卑た笑みを浮かべて。
 フィリップを探す少年へと声を掛けた]

(71) 2011/08/07(Sun) 14時半頃

【人】 厭世家 サイモン

 別に、何も。
 可愛らしい小鳥が囀る声が聞こえたからな。気まぐれに声を掛けてみただけよ。

[おいで、と言う様に窓の隙間から差し出した手。
 窓に近づく小柄な少年は、その手を取るだろうか]

 俺は今、機嫌が良い。
 揶揄ったりせぬ。おいで。

(74) 2011/08/07(Sun) 15時頃

【人】 厭世家 サイモン

 ああ、揶揄せぬとも。

[珍しく優しい笑みなどを浮かべて――もっとも、目つきの悪さだけはどうしようもないのだけれど――頷きを返す。

 そっと重なる手。
 途端、ふわりと広がる薔薇の芳香に]

 ――……見つけた。
 貴様が、薔薇の茨か。

[呟く声は、ジョージの耳にも届いただろうか。
 だけど、もう。逃がさないと言う様に、重なる手をぎゅっと握ると強く引いた]

(76) 2011/08/07(Sun) 15時半頃

【人】 厭世家 サイモン

[怯える少年と薔薇の精の様子に、嗜虐心は増すばかり。
 舌舐めずりするように唇を舐めて、手を引いた華奢な身体を窓辺まで引き摺り寄せると顔を寄せて]

 ふふ…。
 安心しろ。今はまだ何もせん。

 皆が情欲に溺れ、罪に塗れていくのは俺としても好都合だからな。

[神が禁忌とした男色への罪に、寮生全てが堕ちるならばそれはそれで好ましいのだ。
 ただ罪を自覚せぬのがつまらぬだけで]

 貴様はもっと、その薔薇の毒を撒き散らせ。
 そして俺に見せろ。情欲に狂う皆の姿を。

[罪に穢れ、堕ちたその先に。
 我が絵――薔薇のプシュケーの完成を完成させるために必要なものがあるのだから――]

(79) 2011/08/07(Sun) 15時半頃

【人】 厭世家 サイモン

 その妖精を助けるために、
 犠牲になるモノが出ても構わぬと言うのであれば、それも良かろう。

[嘲るように囁く言葉は呪い。
 寄り代の少年には判らずとも、その後ろの薔薇の精ならば判るだろうと、クマに縁取られた眸を少年ではなくその後ろへと眇めて]

 紅におう 野なかの薔薇。
 俺を退屈させたら、その花。手折ってしまうぞ。

[くつくつ。
 笑う声を響かせて、掴んでいた手を離す。

 罪を罪と知らぬならそれもまた良い。
 知らぬまま、罪に堕ちて。
 その小さな手が穢れていくのを見るのも、また一興なのだから**]

(84) 2011/08/07(Sun) 16時頃

厭世家 サイモンは、メモを貼った。

2011/08/07(Sun) 16時頃


厭世家 サイモンは、メモを貼った。

2011/08/08(Mon) 02時頃


【人】 厭世家 サイモン

[やっと見つけた薔薇の茨の怯え様が可笑しくてたまらない。
 逃げ出す背中を見送ると、窓を閉め、ベッドに横になって腹を抱えて笑いだした]

 ふ……くく、はははっ。
 あの怯えた顔、最高だったな。ふふ…っ。

[目じりに涙すら浮かべて大笑いする姿は、今は帰省中でいないザックが見れば眼を丸くしたことだろう]

 礼を言うよ、ザック。
 お前が拾った小羊は、良い小羊だ。
 こんなにも俺を愉しませてくるなんて、な。

[悪友の名前を口にし、その彼が仲間の為に用意した生贄の子羊を想う。
 あの幼い子供の愚かさが招く罪の宴の始まりに、暫くはくつくつと笑う声が響いているのだった]

(223) 2011/08/08(Mon) 02時半頃

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