人狼議事


233 逢魔時の喫茶店

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【墓】 若者 テッド

――教会の前――

[すん、と鼻を鳴らす。魔物の匂いがする、とか行ったら怖がられそうだが、昼間には感じない、独特の変化を感じる。
 それは、実際の匂いでなくとも、気配、のような、雰囲気、のような、とにかくちょっとした空気の違い。
 その中に、人間の男が一人>>+1。]

……待たせた?

[今も、待ち合わせの10分くらいは前だ。一人、教会の前で深夜に立っている男とか、よく考えればだいぶ不審だったので、早めに来たのだけれども。]

(+19) 2015/08/11(Tue) 21時半頃

【墓】 若者 テッド

[思えば、定休日以外に夜休みを取るのはどれくらいぶりだろう。それだけでもどうにもこそばゆい。今日の行き先は告げていないから、話して苦笑いに変えることも出来ない。]

行……くか。

[この辺りは街灯も少なめで暗いし、何よりもう随分遅い。
 見失われたりしないようにと、無意識のうち手を出していた。]

(+21) 2015/08/11(Tue) 22時頃

【墓】 若者 テッド

[手のひらに、温度。
 自分の手が誰かの手とつながっている。それが急に実感となって押し寄せてきて、思わず離しそうになってしまった。
 天邪鬼の逆さまを、無理やり身体にも言い聞かせて、強く握る。]

……っし、

[覚悟決める。歩き出す。
 どうやって切り出そうとか、そもそもケイのこととオレのことと他の客のこととどれから言うべきか、頭の中でぐるぐる思考が巡る。
 そのせいで、道中は会話も少なく、少し上の空。
 けれど、夜の闇に沈みながらも、進むにつれ見慣れた風景が広がるか。]

(+26) 2015/08/11(Tue) 22時半頃

【墓】 若者 テッド

[はぐれないでください、と>>+29
 か細くも聞こえる音で、半歩後ろから声がする。
 大丈夫、の代わりに頷いて、もう一回手に力を入れた。]

そう、だな。

[昼間の喫茶店の周りと比べてのことか。聞かれたら、相槌を打つ。
 実際、人間の時間である昼と、本当に違うところだって多々ある。
 特に最近は、マスターに惹かれて来る有象無象が多いこと。
 ゴロウと手を繋いでいなければ、蝙蝠の二、三羽はたき落としていただろう。]

(+30) 2015/08/11(Tue) 22時半頃

【墓】 若者 テッド

[そうして、店のほど近くまで来れば、つないだ手をゆるりと解いた。
 もしかしたら不安に思われたかもしれないが、夜の街歩きはここでおしまいだ。
 ゴールを告げるみたいに、払えなかった蝙蝠たちが先立ってぱたぱた飛び回る。

 その中を、一歩、二歩、進み出て。
 仄明かりこぼす深緑の扉にくるり背を向ける。]

(+31) 2015/08/11(Tue) 23時頃

【墓】 若者 テッド

――いらっしゃいませ、お客様。
        cafe & bar ≪Twilight≫へ、ようこそ。

[胸に手を当てて、深く一礼する。
 練習した。このために今日まで練習した。営業時間中にできるだけ、いらっしゃいませ、と発声してみたり、家で礼の角度を考えたり。
 白黒服ではない普段着では締まらないが、笑ってでもくれればそれでいい。]

(+32) 2015/08/11(Tue) 23時頃

【墓】 若者 テッド

そう。で、それだけじゃ、ない。

[Twilightが夜にもやっている、だけだったら、簡単な話。
 それだけじゃ済まないから、こんなに勿体つけているのだ。]

招待制、って、話、聞いたことある?
ないか、な。

[彼の祖父は、どこまで勘付いていたのだろう。少なくとも、中で顔を見たことはない気がした。
 理由は入れば、わかるだろうか。客の入りはどうかと、少し店員らしい不安を覚えつつ扉を開ける。
 片手を添えて開けたまま、どうぞ、とゴロウを促した。]

(+35) 2015/08/11(Tue) 23時頃

【墓】 若者 テッド

[隙を見てか、蝙蝠の一羽が入り込む。このやろう、ケイに捕まって食われろと念を送って、店内を見渡す。
 お誂え向きにハルピュイアが一人、文字通り羽を伸ばしていた。
 目が合って、軽く頭を下げる。手――のように器用な、翼を振られた。]

どこでも、お好きな席、どうぞ。

(+36) 2015/08/11(Tue) 23時半頃

【墓】 若者 テッド

[仮装ならよかったかもしれない。いろいろな意味で。オレたちは隠れなくて済んだろうし、うちの店もなくても――いや、それは困るか。
 悲鳴とともに抱きつかれて、予想以上の反応にこっちも戸惑う。
 ええと、どうしたらいい。どうしたら。まずは。]

……踏まれるよ、お兄さん。

[ぴょん、と跳ねるのはひょうきんな常連。オレは踏みはしないが、慣れない客を連れているから危ない。
 それから、ゴロウに、大丈夫だからと囁き背を撫でる。]

(+49) 2015/08/12(Wed) 00時頃

【墓】 若者 テッド

ようこそ、Twilightへ。
ようこそ、オレたちの世界へ。

[オレたち、そう評したところで、本当の秘密が伝わっただろうか。
 小さなお客様に気をつけながら、カウンターへ行こう。
 好きな席へ、といったけれど、この様子だと知った顔が近いほうがよさそうだからだ。]

(+50) 2015/08/12(Wed) 00時頃

【墓】 若者 テッド

怖がると、遊ばれる。かも。

[店員の連れに手を出すほどの命知らずはいないはずだが、念のため。
 けたけたかたかた、笑われているし。]

……大丈夫。オレのことは、怖くない、だろ。

[見た目もやることも人間とほとんど変わらなく見えるかもしれないが、れっきとした、これでもれっきとした鬼だ。
 同類に抱きつくくらいだから、肝が座っているとすら言える。]

普通の店。……オレたちにとっては。

[不思議な店だろ、と言おうとして、つい反語になってしまったから。
 意味を正せるように付け加える。]

(+57) 2015/08/12(Wed) 00時半頃

【墓】 若者 テッド

[カウンターのマスターに、ゆるく頷く。]

――そう、頃合いかな、って。
一緒に、出かける。今度。

[ケイの翼が、他の誰かが、移動手段になりうるなら。
 まずは受け入れてもらわなければいけない。
 それに――知ってほしかった。オレの全部を。ゴロウなら、受け止めてくれる気がして。
 ホラー全般、魔物妖怪その他諸々NGだったのは誤算。]

フィノ。

[辛口のシェリー酒をオーダーして、ゴロウの方を見やる。
 力抜けた様子に、心配はありつつも多少は安心した。]

(+62) 2015/08/12(Wed) 00時半頃

【墓】 若者 テッド

骨、だっていったら、どうする。

[全然平気らしい。本当だろうか。
 こういう反応をされると、変化できないことが悔やまれる。]

……なあ、天邪鬼って、知ってるか。
日本の、ヨウカイ。

[知っていてくれると、とても話が早いのだが。
 グラスがカウンターに置かれれば、ちびと舐めた。]

(+69) 2015/08/12(Wed) 01時頃

【墓】 若者 テッド

説明。

[オレの出来る仕事ではない、とマスターを見る。
 百聞は一見にしかず、と日本の言葉にもあった。]

今、してる。

[問題ない。]

(+74) 2015/08/12(Wed) 01時頃

【墓】 若者 テッド

あ、い。

[その音を捉えた耳の奥のほうが、ぞわりとした。
 愛します。愛、します。何度も頭の中で反響する。
 顔色はゴロウと真逆に、紅がさしたか。]

そ、そう、それ。
本当は、違う、だけど、それ。

[愛の一文字から話を逸らそうと――話題にしているのはオレの脳内だけなのだが――慌てて天邪鬼の話に入る。
 説明が説明にもならない、辿々しさすら超えて、片言。]

……それが、オレ。

(+82) 2015/08/12(Wed) 01時半頃

【墓】 若者 テッド

ない。

[頭を触りながら、角なしを宣言する。
 あったら多分、髪を一つ結びなんて、頭の形がはっきりする髪型はしていなかったに違いない。]

コントロール……出来ない、けど、してる。
「ない」ことは「ある」って言う。
「ある」は「ない」。

[だから、いちいち言葉を話すのには思考を挟む。
 人生長く、逆さまにする行為自体には慣れているからまだ会話になるが、咄嗟に考えたことと逆を口にするのは、千年かかっても難しいと思っている。]

(+86) 2015/08/12(Wed) 02時頃

【墓】 若者 テッド

……生えない、かな。

[そっと額の真ん中くらいを触ってみるが、当然のように何もない。
 角なんて、あったら隠さなくてはいけないし、これ以上面倒なことは御免なのだけれど、見たかったなんて言われたら、見せてやりたい。]

……話すときは、わかってもらえるように、言う。
でも、逆でもいいって人も、時々いる、から。混乱したら、ごめん。

[そういう人とは気楽だし、話が弾むこともある。けれど、紛らわしいのは事実だろう。
 一緒に出かけるために今ここにいるものだから、そこを逆に捉えられる可能性が頭から抜けていて。
 よかった、というのがどこにどうかかっているのか、いまいち分からずにいるまま、混乱させたかと謝った**]

(+88) 2015/08/12(Wed) 03時頃

【墓】 若者 テッド

……可愛かないだろ。

[>>+110ここと、ここに。頭にころっと角があったことを考えれば、あまりいい思いはしない。
 しないが、それくらいの身体的特徴でもあればあるいは、まだこの逢魔が時の喫茶店でも人間でない何かとしてわかりやすかったかもしれない。
 今でも新顔の客には説明が面倒なのだ。
 それに、ゴロウが見たいものを見せられないのは、歯がゆい。]

もう、慣れた。

[長く生きていれば、それだけその間、ずっとこうだ。
 それから、言葉の修正不要を言い渡されれば、少しの間。
 ――負担を掛けたくないのは、こっちだって同じ。]

(+114) 2015/08/12(Wed) 21時半頃

【墓】 若者 テッド


いいよ。昼、とか。逆さに話したら、変だろ。
オレが、やる。大丈夫、だから。

[逆さ言葉で話すのは、だいたいが夜の客ばかりだ。
 昼は事情を知らない人間もくる。店の中が、いつだって異形に優しいわけではない。
 それに。]

オレの、言葉。……正しく、聞いてほしい、から。

[その耳で。繊細な音を聞き続けてきた、その耳で。
 少しでも、まっすぐ伝えたいと、思っているから。
 ひねくれの天邪鬼の血を、簡単に裏切る。]

(+115) 2015/08/12(Wed) 21時半頃

若者 テッドは、メモを貼った。

2015/08/12(Wed) 21時半頃


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