人狼議事


84 戀文村

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病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 14時頃


【墓】 病人 エリアス

― 戦場 ―

[村を後にして、ほぼ一日かけてたどり着いたのはひとつの戦場。
 まともに訓練もしていない人間を、前線へと送り込む軍には眉をしかめるが、
 軍にとっても、前線にやってくるだけで熱をだして寝込むような病人がきたのには不満なようで。
 呑気に寝ているなとばかりに追い立てられて、粗末な一般兵ようの服を与えられて戦地にたった]

 ――……   はい……

[セレストが散ったとはしらぬ、爆弾を抱えての特攻と、それに続く空爆が先日行われたと説明があり。
 そのさいに敵の宿営地からちりぢりになった敵兵をいる場所を爆破しろとの無茶な命令が下される。
 周囲は地雷原であり、低木や疎らな雑木林がある程度。
 敵兵が居る場所はだいたい見当をつけてあるらしい。
 爆弾を運ぶ役になればいいとばかりに詳しいことは何も聞かされぬまま、体に爆弾を巻きつけられる]

(+6) 2012/03/29(Thu) 14時半頃

【墓】 病人 エリアス

[その重さに眉をひそめ。
 胸に下げた薬莢を、服の上から押さえる]

 ――

[助けてくれる人は誰もいない。
 心の支えは服の下のお守りひとつ。
 上官――とはいえこれもまた、軍にとっては使い捨てる軍人の一人――と新兵三人が一グループとして出立する。
 薄暗いのは、早朝だからかそれとも夕暮れだからか――途中から熱を出していたせいで時間間隔はあやふやになっている。
 苛立たしげな上官の声に背を押されるように足を動かしていた。
 ふと、村を立つ前に、ホレーショー>>3:127から聞かれたことを思い出す]

 ……まだ、村に居たかった。
 死にたく、ないよ。

[擦れた呟きは誰の耳にもはいらなかったようで。
 上官が敵兵を見つけて、突撃の合図を出した]

(+7) 2012/03/29(Thu) 14時半頃

【墓】 病人 エリアス

[頭にたたきつけるような銃の発射音が響く。
 不意をつかれてあわてる敵兵の近くまで来たときに、敵の銃が火を噴いた]

 ―――っ!!

[射ち抜かれたのは喉。
 続いて胴体へと流れる銃弾が、体に巻かれた爆弾に被弾し。
 同時に撃ち抜かれた仲間たちとの連鎖反応で、周囲一帯に爆発の轟音と炎、衝撃が広がった]

(+8) 2012/03/29(Thu) 14時半頃

【墓】 病人 エリアス


[煙がさった後。

 爆心地と思しきくぼみ、その周辺に飛び散った人の体の破片が、
 敵味方の区別もなくちらばっていた**]

(+9) 2012/03/29(Thu) 14時半頃

病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 14時半頃


【墓】 病人 エリアス

[死を感じてから、意識が途絶えるまでの間は酷く長く感じられた。
 痛みは感じない。
 思うのは村のこと。
 残してきた母と姉と。
 きっと泣いているだろうクラリッサと。
 会いに良く勇気をもてなかった本屋のことや、果たせない約束を交わしたダーラ。
 手紙を出す暇もなかったこと。

 ホレーショーが、どうして思いつめていたのかを知って、その不器用さを想う。
 見送ってくれたブローリンがくれたお守りも、こんな死に方なら、大事にしまっておけば良かった。

 母や姉の元に、死の知らせが届かなければ良いと想う。
 反面、死んだことを知って、泣いて、立ち直って欲しいとも、希った。
 そして意識は途絶え――]

(+12) 2012/03/29(Thu) 17時半頃

【墓】 病人 エリアス

― エリアスの自室 ―

[主のいなくなった部屋は、すこし物悲しい。
 たくさんの本が詰まった本棚と、小さな机。

 机の引き出しには、貰った絵を仕舞いこんだ箱が置かれたまま。
 戦地には持って行かなかった。
 部屋からなくなっているのは、旅立つ前日、貰った絵。
 それと数着の衣服と、本屋で買ったばかりだった「とある結社の手記」。
 それ以外はそのまま残されている。

 ――そして、帰らぬ主を、待っている**]

(+13) 2012/03/29(Thu) 18時頃

病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 20時頃


【墓】 病人 エリアス

― 昔語り ―

[戦地に向かうまでに思い返していた話のひとつ。
 それは戦争が始まる前の追憶]

[山奥の村で生まれた一つの命は、未熟児だった。
 早産ゆえの未熟。
 月満ちて生まれていれば幼馴染の二人とは一つ違いになっていただろう。
 母親自体、産後もなかなか体調が戻らなくて、父と、そのときはまだ生きていた父の母親――祖母が手伝ってくれたからこそ、なんとか育ったようなものだった。

 そういった話は、ある程度育てば思い出話になる。
 けれどこのとき生まれた命は、何が悪いという明確な原因も見つけられず、けれども虚弱とも言えるほどに体が弱かった。

 熱を出さない日は無く、元気に動き回った日の夜には熱を出すような子で。
 村にいた医者に、長くは生きられないだろうと言われるような、そんな体だった]

(+19) 2012/03/29(Thu) 20時頃

【墓】 病人 エリアス

[それでも、生と死の境に何度も近づきながら、ある程度育ち。
 熱を出さない日が長く続くようになってきた5歳のある日。

 村の、悪戯盛りの年かさの少年たちが、ちびっこと遊ぶ日。
 三つはなれた姉もまた、自分の遊びに夢中になった日のこと。

 めったに遊びに参加しなかった、体の弱い子供が遊びの輪に入り。
 けれど、仲間についていけずに置いていかれたのだった。
 
 それだけならごく普通にありふれた村の一日だ。
 子供ゆえの無邪気さで、一緒に居てもつまらない相手から自然と離れるのは仕方がないことだ]

(+20) 2012/03/29(Thu) 20時半頃

【墓】 病人 エリアス

[無理についていこうとした幼子が、村はずれの雑木林の中で迷ってしまったのもまた、仕方がないことだろう。
 戦争が始まる前にはあの場所も、林というよりは森に近いほどに木が密集していた。
 5歳児にしては小さい子供が、仲間とはぐれて戻ってこれるような場所ではなかった。

 もとより、家の周辺から離れたことのない子供が、一人で帰ってこれるはずも無く。
 日が暮れ始めれば、雑木林の中は瞬く間に暗くなる。
 そんななかに取り残された幼子が恐怖を覚えないわけがない。
 その場に立ち竦み、泣き出してしまったのだった。

 当時、子供たちのリーダーになっていたのは村一番の乱暴もので。
 ナタリアの孫は、それを諫める側に回ることも多かった。
 14歳15歳、そういった年齢の子供たちなら、十はなれた子供の面倒を見させられたり、労働力として期待されもするころ。
 それゆえに休みとして与えられた、遊べる日にまで子供の面倒を見てられるか、とリーダーがに煽って逃げ出したのが実情で。

 そのとき、傍に居なかったナタリアの孫の少年がそれを聞いて雑木林へと助けに向かった]

(+21) 2012/03/29(Thu) 20時半頃

【墓】 病人 エリアス

[助けてくれたときの少年の顔は憶えていない。
 泣き疲れていたのもあり、熱を出していたせいもある。
 ただ、しっかりと抱き上げてくれた腕の確かさと、触れた体のぬくもりと。
 気を紛らわせるためだろうか、祖母であるナタリアが作る、美味しそうなお菓子の話が記憶に残った。

 雑木林で迷っていた話は、まだ大人までには広がっていなかった。
 だから家族はただ遊んで疲れたのだろうと思い。
 姉もまた気づかぬまま。

 そうして村の子供たちとほんの少し溝ができて――かわりに、ときどき、ナタリアの家に顔を出すようになった。
 ナタリアをばあちゃん、と呼ぶのはその名残]

(+22) 2012/03/29(Thu) 20時半頃

【墓】 病人 エリアス

[そうして、それが――二十歳になるまでも続くとは。 
 その時はナタリアも、その孫も。

 なにより、そのときの子供も、思っても居なかったのだった*]

(+23) 2012/03/29(Thu) 21時頃

病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 21時頃


病人 エリアスは、メモを貼った。

2012/03/29(Thu) 22時半頃


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