24 明日の夜明け
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― 回想・赤い月・校舎3F ―
はあ、暫くは大丈夫かな…。
[暫くは誰も居ない三階の校舎の中で色々物色していた。といっても、音楽室位しかまともに物はなく。しかもシェイクの影響かしらないが、少し散らかっていた。]
こんな髪型じゃ、流石に、着せ替えされても平気だろうけど…。
[前髪がごっそり切断され、そのうえにお魚さんの髪留めは未だにぴこぴこと。
しかしカルヴィナ先輩のぞんざいな扱いが頭に残っていて。]
(16) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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[>>424そんななか2階が外された。]
ほあああああーー!
[吹き飛ばされそうになるのを堪えるが、結局は少し傾斜して廊下を転がった。]
あてってて。 そりゃないよ…。
[そのまま少しだけ気を失って。意識が戻ったその先に、>>454マーゴの姿が見えただろうか。]
(18) 2010/08/08(Sun) 01時頃
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― 屋上へ ―
何か―あったのかな。
[まだ起き上がるに不足した体を持ち上げると、上階へと駆け上がった。
そのときは嫌な予感とかではなく単に急いでいたので何かあったのかな?と思う程度で。]
どうせ篭城できないし。
[と、追う様に階段を駆け上がり、屋上に着いた。そこには>>472マーゴが、人形と対峙していて。]
(21) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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― 屋上の入口 ―
え?どういうことなの…?
[屋上の入口は開いていた。そこから見える>>476>>479マーゴはまるで、人形と話をしているようだった。彼女が発した声が大きかったのか、少しだけ聞こえた64。
それに、またマーゴは人形について何かを知っているようにも。]
(22) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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ちょっと、マーゴ何やってるんです!人形を怒らさないで―
[人形が癇癪をしているようなのを見て>>490何かを言おうとするが、人形のわめき声にかき消された。そのまま マーゴは>>492掴まれた。]
ほあっ!?
[慌てたように数歩前、屋上に出た。出たところで目を付けられ易くなるだろう、それも考え出ずに。
そして、>>496 >>499絶叫が響いた―。]
(23) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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うあ…あ、ほ。あああー。
[その瞬間は、屋上に居たせいで、一番間近に見えてしまったかもしれない。マーゴが握られる所、何かがマーゴに取り付いたと思ったら、絶叫と>>499流血を目の当たりに。]
へう、ええあ。
[そのまま下に落ちていく彼女の、最期を追う事は出来ず、人形が消えていく様を見ているだけだった。]
(24) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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[絶叫が、その時の表情が、狼の咆哮が、落ちていくマーゴが。泣き崩れ、赤い色の残した彼女を拾い上げた高さは>>#0自分の居る高さで。
見えてしまった、遺体。]
なんだよ、なんだよう―え――あああああああああ!
[何かが、笑ったような気がして。悲しみよりも恐怖が上回って。]
(26) 2010/08/08(Sun) 01時半頃
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[涙を流しながら、外を見れば、グラウンドに人が居ただろうか。
とても、人が恋しくて。]
――――――!
[全力で下へと走り抜けていく。本来何処かで息が切れて動けなくなるはずだろう。しかし、そうすることなく、伝説の樹に向かって駆け抜けた。]
― 回想おしまい ―
(29) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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― 伝説の樹 ―
あっ! カルヴィナ先輩ぶぢでひたか!
僕先輩にあやま
[声はがらがらにならないが、滑舌が上手くなく噛んでしまっただろう。
だが謝ろうと言葉を発そうとして見えた>>11に言葉を失った。]
まさか―そんなああぁあ…
[緑色の液体。それが意味することを理解し、そのまま、膝から崩れ落ちた。]
(30) 2010/08/08(Sun) 02時頃
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[ドレス姿をしたズリエルだとしても、彼を笑う気などさらさらなかった。そんな余裕は全く無くて。
伝説の樹に眼を向けて。]
結局!やっぱ、これなのー!これなの…。
[>>15一つ前の青い月のときに考えたことを先輩が口にして>>20叩くのを見た。実は更に大きくなっているのが、理解できた。]
(33) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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[>>28結局先輩には何も声がかけられなかった。]
どっちかってこと、それだけの差?
ああ…、予想通りだったね。
でかでかと光りやがって。
ほんないと、ですよね、フィリップ先輩。
[フィリップ先輩が居ようが居まいが、言葉の断片を呟いただろう。探すのはスコップ。ソフィアと同様に、誰かわからないが緑色を埋めるために。]
(34) 2010/08/08(Sun) 02時半頃
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― 伝説の樹の下 ―
二人の音、サンプリング…うう…。
[フィリップに少し待ってくれと>>43。同時にこの緑が誰であったかを知る。流れてくるアイリス先輩の勘違い、ラルフ先輩のチョコ、そして音。
二人最期まで二人で一緒にいたのだろうか。]
なんなんでそね、あれは。
[>>48去り際にかけられた言葉に、少し安堵の気持ちを覚えた。そのとき、一瞬くすぐったさを覚えたような気もした。]
カルヴィナ先輩は何か知ってるんかなあ。
(66) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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[>>44フィリップがいいよと言えば穴を掘り始める。]
ああ、うん。後スコップは、ぐすっ、持っとくといいかもね。
[>>58ズリエルが手伝うと聞けば、スコップは2つ。倉庫にある1個を更に確保する。その格好についてはやはり何も言わなかった。空気読もうとしたのかな、そう思った。
視界が薄らして、また涙目になってきた。]
(68) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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/*もしここで狼だったらカルヴィナ先輩どうしただろうね。
(-45) 2010/08/08(Sun) 12時頃
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[土を撫でながら、一つ思う。]
カルヴィナ先輩が何かを知ってるとして、ぐすっ、何が知れて、何が知りたいんだろうなあ。
[緑になるときの様は未だに見てない。ただ苦痛にまみれたと聞く。一つ前の月からずっと考えてみても、色々よくわからない。
それ以上に、信じるに値する真実を知ることが怖い。]
(76) 2010/08/08(Sun) 12時半頃
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ちょ…。
[>>70>>71険悪に見えるフィリップ先輩とズリエルを止めようとはしなかった。一歩離れて二人を眺めれば、格好からして構図が何か言い辛かったのもあった。]
…そうだね。
[テッドと会長の会話には、時折相槌を打っただろうか。]
(88) 2010/08/08(Sun) 13時頃
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だって、僕ら、こんな場所に、居ますし。
[>>92フィリップ先輩の言葉には気にしなくていいよと首を振る。先輩の歩く先は何処だろうか。]
僕らってどうしたらいいのかなあ…。逃げ続ければ、>>86諦めなければ、ぐすっ、いいのかなあ。
[マーゴの断末魔、緑の状況。どちらを取れば、正解なのかなんて言えることは無かったし、受け取りたいとも思えない。
ただどちらかを選べば、自らが見てないほうを…。]
マーゴみたいなのは、ぐすっ、嫌かな…。
(95) 2010/08/08(Sun) 13時頃
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/*穴掘り組と見てる組ちょっと離れてたらごめんよ。
(-61) 2010/08/08(Sun) 13時頃
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ほあっ、先がわかんなくとも。
[答えてくれた>>97>>100>>101に小さな頷きのような、頭の上下を繰り返して。] 変わりながらでも、おなじこと、やるしかないんだね。
[やっぱ、ああいう死に方は、いやです。
マーゴの事を出したときに、>>97肩を叩く会長の顔が何となく顰めていたようで、それは言わなかった。]
(108) 2010/08/08(Sun) 14時頃
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[一度校舎に戻ることに。一度何処かの洗い場で顔を洗おうと思った。]
顔を洗うだけなら、保健室でいいかなあ。
一応怪我も確認して置こうっと。
(118) 2010/08/08(Sun) 18時半頃
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― 保健室 ―
[グラウンドに出る前に、テッドにも一応保健室行ったほうが?と言っておいて。
前はほっときゃなおると言ったけど、まだ痛そうにしているのに少しだけ心配になった。]
怪我は多分無いと思う、額だって結局髪だけしか切られてないはず。
[7270以上で軽傷が見られるか。]
みんな、ボロボロだったなあ…。
(119) 2010/08/08(Sun) 18時半頃
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[よくよく見てみれば、服の下やシャツなどに、{5}箇所に違和感や血のしみがあった。]
知らないうちに痛めてたみたい…。
[血は止血されてるが一応消毒を。痛いところには必要あらば湿布を。硝子に気をつけながら潰していく。]
気づかないって事は、疲れない、空腹ならないのも、僕ら、不便なところも嬉しくないところもあるのかもね。
(120) 2010/08/08(Sun) 18時半頃
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うん、カルヴィナ先輩にさっきことを聞いたほうが、いいよね…。電話通じなかったし、探すか。
[処置を終われば、とりあえず立ち上がる。カルヴィナ先輩の携帯は人形の時に3回かけて繋がらなかったので壊れたと思っていた。]
(123) 2010/08/08(Sun) 19時頃
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厭世家 サイモンは、{6} 12なら体育館 34なら放送室 56なら屋上
2010/08/08(Sun) 19時頃
厭世家 サイモンは、鳥使い フィリップに話の続きを促した。
2010/08/08(Sun) 19時頃
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― 屋上 ―
うう…うげぇっ…!
[屋上に一方踏み入れる直後に、前方に浮かぶのは人形の幻。マーゴの幻。そして、一連の、流れ。
こみ上げる嘔吐感に、壁際によっかかり、そのままずるずると腰を落とす。排水溝が近くにあったなら、胃液だけでも出すかもしれない。]
ふー、ふー、ぐへ。 ―何で此処へ来ちゃったんだろねえへへへ。
[荒い息をついて、自嘲気味に入口のドアを見つめた。]**
(125) 2010/08/08(Sun) 19時頃
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[ふと見上げたら給水塔に>>132>>136ホリー先輩が居た。
前のめりの危険な体勢ということに気づいたときに遅く。]
あぶな!
えっ?
[ずり落ちる先輩に何か反応する前に>>135テッドが走り込んで下敷きに。]
(148) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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>>139>>140先輩、テッド、大丈夫ですか…?
[テッドはぴんぴんしているように見えてはいるが。
青ざめた表情で言っても説得力が無かっただろう。]
(152) 2010/08/08(Sun) 21時半頃
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>>142>>143ほあ、さっき保健室行ったばかりだよ。情けない、なあ。
ちょっと、此処で、見ちゃったから。思い出しただけ。マーゴ。
[立ち上がれば意外に気持ち悪さがあった。
保健室に連れていかれるなら、抵抗しない。]
(158) 2010/08/08(Sun) 22時頃
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はーなんだろう。屋上から出たら、すごく楽になったよ…。
[>>160手を貸されながら、下の階に下りて来る度に気が楽になった。]
こっちは大丈夫、何か。屋上から下に降りた辺りから結構動くようになって来たよ。
[1階に着く頃に、>>164>>166テッドがズリエルのところに行くという。]
先輩もテッドもありがとう。
(186) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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>>174先輩、こっちゃもう動ける。メアリーも平気だって、急ぎがあるなら…って!
[とは言ったものの、>>177メアリーと二人で保健室に運ばれた。]
(191) 2010/08/08(Sun) 23時頃
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― 保健室 ―
何時月が赤くなるかわかんないのに、寝てていいのかなあ。でも、ちょっと、懐かしい。
[保健室のベッドにちょっとだけごろんとすれば、なにやら心が安らぐようだった。こんな日常に戻れば、それはそれでいいなと少しだけ未来のことが思い浮かべられた{4}。]
(193) 2010/08/08(Sun) 23時半頃
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