人狼議事


147 書架の鳥籠

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【人】 新妻 カトリーナ

―サロン―

[夢であって欲しい、と思った。
彼女の慎ましくも平和な人生においては、老人が寿命で死ぬ以外の『死』は存在しなかったのだ。
どういう状況か、情報は脳には刻まれているけれど、それを受け入れられるだけの心のゆとりがなかった。
人々が平気で『今後の事』を話すのが、彼女には到底理解出来ない。
話に加わる事もないまま、彼女はただ、さめざめと泣き続けていた。]


くらり、 っ、さ、


[飲み込まれた。
後には、彼女がいた証すら、残らなかった。]

(119) 2013/10/06(Sun) 22時頃

【人】 新妻 カトリーナ

[そのまま全てを拒絶するように泣いていた。
閉じこもった世界から意識がサロンに戻ったのはピッパが自分を呼んだから。>>46
涙で赤くなった瞳が、ボリスを見つめる。]


おら、言ったべ?
あんたがここにおってくれて、嬉しいだ。
そう思ったら、おら、もうあんたの友達だべ。
違うけ?


[鼻声はいつもの声色とは異なっていたが、何とかそう伝えて、ぐちゃぐちゃの顔のまま、ふにゃんと笑みを浮かべた。]

(127) 2013/10/06(Sun) 22時頃

【人】 新妻 カトリーナ

[彼女は立ち上がる。
カップに琥珀色の液体を入れ、ソーサーにクッキーを添える。]

……クラリッサが、  だ、のは、ここ、だべな…?

[記憶を辿って、シミひとつない絨毯の上にソーサーを置く。]

ここじゃあ墓も作ってやれんだで、堪忍なぁ。

[手を組み、祈る。]

[そして同じ事を、サイモンの人形の前でも繰り返した。]

(128) 2013/10/06(Sun) 22時頃

【人】 新妻 カトリーナ

レティーシャっ

[自分より年若い少女が叫んで飛び出すのを引きとめようと前に出した短い腕は、彼女の影にすら触れる事叶わず空を切った。
追いかけるには、サロンを出て行かなければならない。
彼女にはそれが怖かった。
結局サロンの出口で足が止まってしまった。
臆病な田舎娘は、『お姉さん』として励まし接する事も出来ない。]

(132) 2013/10/06(Sun) 22時頃

【人】 新妻 カトリーナ

[オズワルド>>138に向けるのは、歪んだ顔。
この期に及んで恐怖を取る、浅ましい自分を見られたからだ。
ただ、頷いた。]

ああ……おら、もう駄目かもしんね……。

[眠気が近づく]

[抗いがたい『生贄』を選ばなければという衝動]

[誰も選びたくない]

(144) 2013/10/06(Sun) 22時半頃

【人】 新妻 カトリーナ

[彼女は最も長くサロンにいた。
話しかけられれば誰かと話すが、
積極的に誰かと『仲良くなろう』とした事はない。
彼女の世界には夫しかいなかったから。
夫の世界には彼女は存在していないのに。]

(153) 2013/10/06(Sun) 23時頃

【人】 新妻 カトリーナ

[ボリスを友だと思った。
それは本当。
彼よりも長く生きて彼を覚えておきたいと思ったのも本当。
けれど、彼女にはもう、耐えられなかった。
『痩せたい』なんて、軽い願い、
誰かのいのちと引き換えになんて、出来ない。]

(154) 2013/10/06(Sun) 23時頃

【人】 新妻 カトリーナ

[誰の死も望みたくない。
それがたとえ亡霊であっても。
けれど、『彼女の死を積極的に願わない』人がいない事は、彼女が一番よく知っている。]

(155) 2013/10/06(Sun) 23時頃

【人】 新妻 カトリーナ

[サロンの出口に立ち、くるりと姿勢を反転させる。
きっとここから、みんなに届けられる。
だってここは不思議な場所だから。]

みんな、聞いてけろ。
眠くなったら、誰かを選ばなきゃいけねえだな。
まんず、亡霊から。
誰か亡霊は分かっただか?
…分かってたとしても、おらにはそん人を殺す事は出来ねえ。
そったら事すてあん人には会えねえ。
すたら――…おらが、ここに来た意味は、もうねえだよ。

(157) 2013/10/06(Sun) 23時頃

【人】 新妻 カトリーナ

おらを楽にしてくんねえか。

(159) 2013/10/06(Sun) 23時頃

【人】 新妻 カトリーナ

…ばちが当たっただ。
自分で頑張らんと、簡単に痩せようとすたから。
痩せたら、あん人が帰って来るって、そればっかし考えとったから。
おらには――願いを叶えて貰う資格はねえ。

もう、何も考えたくねえだ。
おらを、人形にしてけろ。

(160) 2013/10/06(Sun) 23時頃

【人】 新妻 カトリーナ

[彼女は再び円卓に近寄り、ここに来て初めて、紅茶を淹れた。
香りを嗅ぎ、口をつける。
顎との境目が分からない太い首が波打ち、紅茶を体内に流し込む。
飲み終えて、口を閉じて鼻で呼吸をすると、紅茶の香りが広がって、思わず笑みが零れた。]

(162) 2013/10/06(Sun) 23時頃

【人】 新妻 カトリーナ

――ああ、美味しいだぁ。

(164) 2013/10/06(Sun) 23時頃

【人】 新妻 カトリーナ

[彼女はそのまま寝息を立て始める。
聞いた者の反応を確かめぬまま――……**]

(166) 2013/10/06(Sun) 23時頃

カトリーナは、レティーシャは無事オズワルドと合流出来ただろうか、と思った。

2013/10/06(Sun) 23時頃


【人】 新妻 カトリーナ

[そういえば、友情のしるしにボリスに一度でも名前で呼んで貰いたかったな、という考えが『選んだ』事になったのを、彼女は知らない。**]

(168) 2013/10/06(Sun) 23時頃

新妻 カトリーナは、メモを貼った。

2013/10/06(Sun) 23時半頃


新妻 カトリーナは、メモを貼った。

2013/10/06(Sun) 23時半頃


カトリーナは、ホリーが置いたサイモンの人形傍で眠っている。

2013/10/06(Sun) 23時半頃


新妻 カトリーナは、メモを貼った。

2013/10/06(Sun) 23時半頃


【人】 新妻 カトリーナ

[眠る前、グロリアの声はちゃんと彼女に届く。
薄い笑み。
分かっているのだ、自分が死んでも『終わらない』事は。]

……それでも、おらにとって、誰かのいのちを、願いを、奪うよりかはマシだべ。

[そして眠る。
ルーカスが願った音が、獣に対する目印のように、胸に刺さった。**]

(182) 2013/10/06(Sun) 23時半頃

【人】 新妻 カトリーナ

[ぴくり]

[指が動く]

[深い眠りの中、『友達』の声がする]

         …やっと呼んでくれたべ。

[ああ、うれしい。**]

(222) 2013/10/07(Mon) 01時頃

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