人狼議事


208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】

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【人】 負傷兵 ヒュー

 ……馬鹿正直に話したきゃ話せばいいじゃねぇか。
 珍しいことでも、ない、……

[例えば二人まとめて風邪を引いたとして。
その原因を明日以降、覚えていられる保証はあるのだろうか。
包帯を変える手付きこそ覚えていれど、交わした会話は覚えていない。
きっとこれも、そんな風に忘れてしまう事の一つになるのではないだろうか。

そんな予感を振り払うように、目を閉じる。目を開く。

どちらが衝動に負けているのか、もう、わからない。
強制力のない懇願は、その返答>>303に振り払われる。
それに向けた視線は、僅か不満の混ざるものだった。
けれど、続く言葉に一瞬だけ瞳は丸く見開かれて。]

 ―――……、あ、ァっ、

[何と返すか躊躇っているうちに、肌に刻まれる赤い跡。
包帯を避けるように残された朱に、かっと肌が熱くなる。
そんな風に熱を帯びた肌に唇を押し付けられていれば、男女の交わりとは違う、愛撫を受ける側であっても熱は集まるというものだ。]

(7) 2014/12/24(Wed) 09時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 仕、置き、……?

[ぼうっとした声で、クアトロの言を繰り返して
下衣を寛げさせる動きに、自ら腰を浮かせ、早く開放を、と無言で強請った。
クアトロ以外。そう、今は、クアトロだけを。

これからも、と、彼が内に抱くとは知らず、見下ろすのは白いバンダナの巻かれた腕。
汚すぞ、と静止することもできないでいれば、そっと指先でその結び目に触れた。]

 ……っ、そんな、……焦らすな、よ…… 
 あ、っ、 ……あ、 ァ、

[声を跳ね上げ、身動ぐ度に、背の方でじわり、じわりと滲む感覚。
伸ばした指先を見上げる瞳の方へと伸ばせば、普段はバンダナの下にあるその髪に触れた。

堪え性は、元より無い。
熱を放ったのは、その口の中だったか、外だったか、―――それとも寸前に堰き止められたか。

何れにしろその唇が離れたならば、次は自分の番だと言わんばかりに、荒い息の中、姿勢を入れ替えるよう促しただろう。
されるばかりは、性に合わない。*]

(8) 2014/12/24(Wed) 09時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/24(Wed) 09時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

 っは、ぁ、……
 ……ッぁ、 あ、 ――――― ……、

[果てる瞬間上がるのは、一際高い声。
その唇の向こうに放った熱を飲み下すのを見下ろすようにしながら、荒い息のまま体を起こす。
貼りついていた背のガーゼが、包帯の内で剥がれていく。
その感覚に眉を寄せながらも、熱のまわった上体を起こした。]

 ……次、交代、
 俺ばっかじゃ不こ……

[不公平だ。
そう告げようとした言葉が途切れたのは、額を叩く軽い衝撃によって。
先程まで熱を孕み、見上げる視線を潤ませていたのは何処へ行ったか。

ぱち、と呆気にとられるように瞬く。]

(25) 2014/12/24(Wed) 15時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[繰り返される、「仕置き」の言葉。
付け加えられる、「また今度」の言葉。

僅かに眉を寄せれば、大袈裟に溜息を一つ。]

 ……物覚え悪いの、わかってるくせに。

[わざとらしく、唇を、尖らせる。]

(26) 2014/12/24(Wed) 15時半頃

【赤】 負傷兵 ヒュー

 ………

[忘れていい、そう前置いて告げられた愛してるの言葉。
ならば自分もと同様に言葉を重ねればいいだろうに、それができないのは何の躊躇いからか。

その言葉を、口にする事に慣れていない、だけではないのだろう。
遮るように、その唇ごと、伸ばした掌で覆った。]

(*5) 2014/12/24(Wed) 15時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……悪い、 ……今日は寝る。
 『また今度』……続き含めて全部、しようぜ。

 ……包帯変えて。

[そう告げて、顔を寄せれば頬に唇を押し当てる。
挨拶のように、触れるだけで離れれば、首を傾げて返答を待つ。

どうせ包帯の結び目は、自分じゃ上手く解けやしない。*]

(27) 2014/12/24(Wed) 15時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/24(Wed) 16時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

― 翌朝 自室 ―

[良くない夢を見た。
けれど、その夢の内容すら曖昧だ。

曖昧なのは、夢の事だけだろうか。
昨晩、交わした言葉がもう、曖昧だ。
相手がクアトロであったことは、覚えているのだけれど。

寝台の上、そんなようなことを考えながら体を起こしたのはきっと朝食のベルが鳴るよりずっと前。
昨日立てた、今日の予定を思い出しながら寝台から抜け出る。

洗い物を入れた籠を抱え、早朝の空気の満ちる廊下を行く。
下位の者に頼むという発想は、無かった。
働く事の方が性に合っている。
それはきっと、此処に来る前からもそうだったのだろう。

裏庭に出れば洗濯道具を引っ張り出し、朝陽の元、汚れたシャツを手で洗っていく。
自分がここに来て、何年が経っているのだろう。
洗濯道具だって、もっと便利なものが登場しているのだろうが、気付けば手に馴染んだ方法を用いていた。]

(31) 2014/12/24(Wed) 16時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[深い紺のシャツを、洗剤を溶かした水へと浸す。
黒く固まった血液が、じわりと溶けては泡に紛れていった。]

 ……借り、返さないと……

[誰かに、貸しを作っていた。
ただそれだけを断片的に思い出せば、慎重にその糸を手繰ろうと試みる。
せめて、誰が口にしたのかという事だけでも、思い出せれば。

けれど、細く弱い記憶の糸が切れてしまえば溜息を一つつく。
無駄だと、わかっている。
いつだって、そんな風に忘れていくのだから。

ゆるりと首を一つ横に振れば、紺に紛れてしまった黒い赤を洗い落とすべく、洗濯作業へと没頭していく。*]

(32) 2014/12/24(Wed) 16時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/24(Wed) 16時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

― 晩 自室にて ―

 ん。……あとついでに、軽くで良いから汗拭いて。

[布はそこ、新しい包帯はそこに、と其々の方を指差して。
図書館でそうする様に、寝台の上に腰かけたまま、背を向ける。

解かれる包帯、露わになる背。
ガーゼをあてる手つき、包帯を巻く仕草、これらの感覚は、よく知っている、覚えている。

触れた唇に上がりかけた声を飲み込めば、灰のシャツに袖を通す。
その最中、腕に巻いたままのバンダナの存在に気付くだろう。
いいのか、と、視線で問うも、言葉が得られなければ詮索はしなかった。
促されるままに、寝台へと横たわる。]

 ……部屋、戻っていいぞ、

[そう告げるも、きっと彼は部屋を出ない。
観念したように目を閉じれば、寝息が聞こえだすのも直ぐだろう。
額に触れた唇に、くぐもった声にならない音を発して。]

(39) 2014/12/24(Wed) 17時頃

【赤】 負傷兵 ヒュー

 ……おやすみ、

[かろうじて、言葉になったのはただそれだけ。
遠のく気配にも、戸の開閉音にも気付かずに、眠りに落ちる。

腕に巻いたバンダナの事すらも、ゆっくりと眠りの中へと沈んで。*]

(*8) 2014/12/24(Wed) 17時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 朝 裏庭 ―

[裏庭の一角、適当な木にロープを張れば、洗った服を干していく。
残り半分といったところでベルの音が聞こえれば、自然、手は焦るものとなるだろう。

それでも、地面に落とすといった失敗はせずにすべてを干し終われば、捲っていた袖を解く。
その片腕、包帯だけでないものが結わえられていることをようやく思い出すか。]

 ………

[あの時、このバンダナを腕に巻いた彼の真意はわからない。
貰ってしまってもいいものなのだろうか、それともこれは借りたものだったか。
どうしてこうも、記憶が曖昧なのだろう。
他の者よりもずっと、ずっと記憶が残らないのは何故なのだろう。

脳裡に甘く響くのは、吸血鬼の「忘れてしまえばいい」という、幼子をあやすかのような言葉。

結び目に軽く触れ、暫し浸るように考え込んだ後。
袖を元のように戻して、掃除道具を戻しに向かう。
開いた襟の奥、鎖骨に残る紅い跡は未だ、思い出せず。]

(41) 2014/12/24(Wed) 17時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

― 食堂 ―

[食堂まで早足で向かえば、いつも通りの定位置に腰かける。
隣席に、いつもの姿は既にあっただろうか。

椅子につけば、皿に乗せられたクロワッサンを取り、端を一口齧って。]

 ……、

[何をしているのだ、と、我に返る。
まだ、席に誰が着いているのかも確認していないというのに。

―――― こんな失敗、した事は無かったというのに。

食べかけのクロワッサンを皿に戻せば、行儀悪く片膝を抱える。
「食えよ」と言う声と、「待て」と告げたかつての声と。

包帯の向こう、痛まぬ筈の傷が疼く気配。
膝頭に額をつければ、目を伏せた。]

(43) 2014/12/24(Wed) 17時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……木乃伊じゃない、……です。何度も言わせんな、……言わせないで、ください。
 一回くらい、まともに、ヒューって、……呼んで、……

[冗談めかした言葉に反論する声は、言い淀む。
僅か、と称するには少し長い時間の間の後、緩やかに首を横に振った。

この声が、自分の名を正しく呼んだことは、ある。
それも、つい昨日の事だ。

何故、それを直ぐに思い出せないのか。
きつく、眉を寄せる。

忘れればいいと、遠く囁く声。
本当に、忘れてもいいのだろうか。
答えが見つかる前に、その疑問すらも遠のいていく。]

(53) 2014/12/24(Wed) 19時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……発音できないわけじゃないんなら、名前で呼んでください。
 
 それに、俺はこの色、気に入ってるんで。
 チョウスケさんには、見窄らしく見えるかもしれねぇけど、……

[皿の上に手を伸ばし、一口を齧ったところで言葉も、動きも止まる。
まだ温かなクロワッサンはさっくりと香ばしく、バターの香りがした。]

 そう、……ですね。
 ……美味い、……です。

[パンを皿に戻し、顔を伏せながら、食事を始めるチョウスケへと答える。
言葉に嘘は、無かった。]

(54) 2014/12/24(Wed) 19時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……覚えていた、けど。
 いつ、忘れるかわからない、……。

[絞り出すように、吐き出す声。
もっと、色々な事を忘れているのではないだろうか。
大切に、覚えていなくてはいけないようなことも。

見窄らしい色、上等な色、ときて、次は“同じ”赤毛頭と。
僅か、顔を上げればクロワッサンを齧る横顔に視線を向け苦笑する。

そのパンが、半分ほどの大きさになるまで食べ進められたところで、自分も改めて皿の上へ手を伸ばすだろう。
さくりと、その表面に歯を立てて。]

 ……そういえば、裏庭に洗濯紐を張ったんだけど。……ですが。
 洗う物あれば、洗っておくけど、……何か、言ったか?
 
[籠ったような独り言>>56は、よく聞き取れず。
問い掛けながら、首を傾ぐ。]

(57) 2014/12/24(Wed) 20時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[小突かれるままに、傾げた頭は揺れる。
そう言われてしまえば、深く追及はできない。

何でもかんでも、という言葉に、視線を逸らす。
最後の一欠片を、口に運んで。]

 ……働いている方が、好きだから。
 だから、別にチョウスケじゃなくても良い、んだと、思う、……思います。

 けど、一番俺に、色々押し付けてくれるの、チョウスケだから。
 ……迷惑なら、控える、ます……。……主に何か、仕事を貰うから。

[掃除にしろ、洗濯にしろ。
チョウスケならば、何か仕事を与えてくれるのではと、勝手に抱いた期待だ。
甘えていたのだと、思う。
それは、部屋の掃除を任された回数が、一度や二度で無かったからだろうか。

同じ赤の、違う髪色の方へと視線を戻せば、顔色を窺うように。]

(65) 2014/12/24(Wed) 21時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[もてなしを期待して、この屋敷に来たわけではないのだと、思う。
もしそうならば、こんな風に仕事を探して回っている筈は、ないのだから。
けれど、主に抱く想いは、「救ってもらった」という、ただその言葉だけ。
今も揺るがずにそれを抱き続けられるのは、何故だろうか。

館の掃除をという言葉に、小さく頷く。
当然だ、10人を超える人間が十分に生活できる空間なのだから、二人では到底手が回るまい。
調度品の少ないところから、勝手に着手していこうか。
館内にいれば、何れ誰かに仕事を任されるだろうし。
何も無ければ、読書へと戻ればいい。
今の章を、何度読んだかも忘れてしまったけれど。

そんな風に、大体の計画を立て終えれば、空のカップをテーブルに戻し、席を立つ。]

 ……ニコラスは、……何か、洗い物とか、あるか?
 あったら廊下出しといて。 簡単なものなら俺が洗っとくから。

[常通り、優雅な仕草で席へと向かう、もう一人の下位の者へとそう声をかければ、食堂を後にした。]

(74) 2014/12/24(Wed) 21時半頃

ヒューは、丁助がまだ席にいたのならば、軽く頭を下げて席を離れただろう。

2014/12/24(Wed) 21時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

― 廊下 ―

[掃除道具を取りに向かう為、小走りに廊下を行く。
すれ違う姿が上位の者だったのならば、少しその速度も弛んだだろう。
ついでに、ぎこちない敬語で洗濯に出すものは無いかと問いかけでもしたか。

室内用の箒を取り、適当な場所に見当をつければ慎重に掃き始める。
長い柄が窓にぶつかってしまっては大変だからと、慎重に、慎重に。
一角が終わればゴミを塵取りにとり、また次の区画へ移る。
ゆっくりとだが着実に進んでいけば、“それ”は落ちているのだろうか。

くしゃりと丸められた、厚手の紙。
誰かのゴミかと思いながら、端にちらりとみえる彩度の高い色に興味を惹かれた。
丸まった端と端を持ち、軽く力を籠めて、広げて。]

 ………? ッ、 うわ、ぁ、 ッと、 ……あー……

[一瞬、そこに何が描かれていたのか、理解が出来ずにいた。
その拍子に手から離れた箒は、見事に庭に面する窓を叩き割る。
結構な音が響いたと、焦りながら落ちた破片に、手を伸ばして。]

(81) 2014/12/24(Wed) 22時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……痛っ、

[鋭い切っ先が、指先に触れたのはほんの一瞬。
けれど、傷を作るには十分な時間。

始めは細い裂け目だったそこは、みるみるうちに血を溢れさせる。
ぷくりと膨らんだ血液の粒は、そのまま指を伝い、ぽたぽたと床に落ちた。

その様子を、呆気にとられたような表情で、見ていた。]

 ………痛、い、

[既に、いくつも傷があるから、すっかり忘れていた。
新しい傷なんて、久しく負っていなかったから。

傷の痛みとは、こんな痛みだったか。

口を半開きにしたまま、血を流す手と広げられた皺だらけの写真を、交互に眺めていた。*]

(82) 2014/12/24(Wed) 22時頃

【独】 負傷兵 ヒュー

/*
何故エンカウントのたびに暴力を

(-17) 2014/12/24(Wed) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[その頼みを聞き入れたのは、ざっと区切って何区画目の廊下を履いていた時だったか。
廊下の向こうから歩いてきた姿に用はないかと聞けば、代わりに拳が振ってきた。

俺がなにをしたのだろうか。

鈍い痛みの残る側頭部が、昨日とは逆の方向だとは気付かない。
頭を抑えながら、それでもシーツとガウンをと言われれば、この区画を掃き終わったら向かう、と答えただろう。

そして、履き終わる前に、ガラスを割ってしまったわけで。

流れる血液の勢いは、見ている内に収まるだろう。
そのうちに瘡蓋が出来て、傷があったことすらわからなくなる。

傷というのは、そういうものの筈なのに。]

 ……えーっと、
 まず、掃除して、……ガラス割ったこと、言いに行って、それから……

[そんな風に、これからするべきことを順序立てていく。]

(95) 2014/12/25(Thu) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……

[主にこの写真を見せたら、何か聞けるだろうか。

写っている面々は、ここにいる者達だろうか。
何時の写真だろう、下手くそな作り笑顔を浮かべて写っている赤い髪は、紛れも無く自分だ。

尻ポケットに写真を突っ込み、ガラスの破片を塵取りに集めていく。
陽の光を受けたガラスの破片は綺麗だったけれど、だからといって放置してはおけない。
裸足で歩く者の事を考え、少しばかり念入りに掃いた。]

 ……よし、……捨てに行ってから、主のとこ行って、謝るかー……

[ため息混じりにその場を離れる。
足取りは、駆けるような早さ。

ガラスの破片を捨てに向かう最中だったか。
それとも主を探す最中だったか。
弾みで写真が落ちた事には、気付けない。*]

(96) 2014/12/25(Thu) 00時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/25(Thu) 00時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[―――写真の不在に気付いたのは、主を探して屋敷を駆けまわった後だった。

どこで落としたのだろう、探しに行っていては、ライジに頼まれていた仕事が遅れてしまうか。
未だ、ガラスのことも謝れていないというのに。

仕方なく、一度部屋に戻れば、「俺が割りました ごめんなさい ヒュー」とだけメモに書き、割れた窓に貼り付けておく。
主が捕まらなかったのだから、仕方がない。
ついでに短く切った包帯を、先程切った指先に結わえた。
こちらは、すでに血が止まっているのだから無意味な気がしたが。

それから、向かったのは施設内、主に次いで最も血の強い男の部屋。
施設の備品を漁りに漁って、新たなシーツとガウンとを手に扉を抜ける。
何か嗅ぎ取ったか、ぐっと眉を寄せれば、まず窓を開いた。
お構いなしだった。

次に向き合うのは、部屋の中央のベッドだろうか。
シーツを張るのは苦手なんだよなぁと、不器用らしい独り言をぶつぶつと呟きながら、作業にとりかかる。
決して良くない手際で作業をしながらも、あの写真の事だけは妙に引っかかっていた。**]

(97) 2014/12/25(Thu) 00時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/25(Thu) 00時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[昼餉のベルを聞いたのは、中庭に出した洗い桶の中、回収したシーツを踏み洗いしている時だった。
今はもう人の居ないライジの部屋には、シーツの交換を終えたベッドの上、新たなガウンが置かれている。

このまま昼食に向かうかとも考えたが、この作業が済んでからの方が良いだろう。
ベルが鳴ったという事は、主はいつも通りの場所に居る、ということだ。
そう判断し、シーツの濯ぎを再開する。

結局張ってあった洗濯紐では足りず、新たに用意した洗濯紐へとシーツをかける。
皺にならない様に数度張ったが、改めてアイロンが必要になるだろう。
流石に其処は、自分は関与できないのだが。

洗い桶を元のように戻し、遅れただろうかと小走りに食堂へと向かう。
皿を前に椅子に座り、そのまま艶々と明かりを受け照るクロックマダムを取って。]

 ………

[また、一口齧ったところでまだ温かいそれを皿へと戻す。
眉を、寄せた。*]

(149) 2014/12/25(Thu) 14時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/25(Thu) 14時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[しかめ面のまま目の前の皿と向き合っていれば、テラスから二人分の気配が戻る。
一人は定位置通りに隣の席に。もう一人はすぐ傍らの席に。

温かいうちにという言葉に、微か眉を下げて溜息のように息を吐く。
隣が食べ始める前に、そろり伸びた指は、傍らからの声に止まった。]

 ……犬じゃ、ない、

[苦く、吐き出すのは否定の言葉。
どうしてこうも此方の精神を逆撫でる言葉を選び出せるのか。
こんなに、反抗心を煽るような事ばかり言うのか。
下唇を、噛み締めて。

自分は決して、彼の言葉に従ったわけではない。
そう言い聞かせながら、食べかけのクロックマダムに手を伸ばし、歯を立てて。]

 ……

[手、という言葉に、視線は自らの掌へと向く。
瞬き。]

(163) 2014/12/25(Thu) 16時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[水仕事も、掃除も、自分にこなせる事なら何でも引き受けてきた。
そんな掌は、決して綺麗な手とは呼べないものだ。
加えて、先程硝子で切った指先もある。
雑に巻いた包帯の端は、みっともなく解れていた。]

 ………、それが、何か

[噛みちぎったクロックマダムを飲み込みながら、問いで返す。

言葉の端々に見え隠れする棘々としたものを、隠そうとはしない。]

(164) 2014/12/25(Thu) 16時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[彼の言葉は、ひどく捻くれて聞こえる。
気遣う言葉を口にする一方で、犬と称する事は否定しきらずに。

果たして、彼の真意はどちらなのか。
既に苦手意識で凝り固まっている以上、公平な目で探れない自信があった。

強制のない声で守れるかと問われれば、下唇を噛み締めたまま俯く。
かつての言葉も、彼の言葉も、自分より上の者からかけられた言葉に、変わりは無い。

そして、かつての言葉を守らずとも、飛んでくる鞭はもう、無い。]

 ……はい、

[命令ではない、だから拒絶もできる。
けれど、そういって頷いたのは何故なのか。

真意に触れられないまま、僅か目を伏せた。
内を苛立たせる声から、自らを遠ざけるように。]

(173) 2014/12/25(Thu) 17時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[目を伏せたまま、一口、二口と食べ進めていく。
どちらがいい、という選択肢。

意地悪しろ、なんて頼む方はどうかしていると思うし、だからといってこいつに優しくしろ、と言うのも気が引ける。
答えを口にできないでいれば、食事もそこそこに彼は席を立つ。
厨房へと向かった背中が再び戻って来れば、無意識に向けていた視線を手元へと戻した。]

 ……手、?

[パン屑の残る指先を軽く払い、言われるままに手を伸ばす。
指先の包帯が解ければ、まだ瘡蓋も新しい切り傷が露わになるだろう。
荒れた掌は、彼の手の中へと収まって。]

 蜂蜜?……っちょ、 うぁ、

[とろりとした粘性のそれが、ジェレミーの手を介して自らの手指に塗り込められていく。
触れられたことにより、人肌に暖められた蜂蜜から漂う、甘い香り。

力を込められた方向が悪かったのか、指先の傷はぱくりと口を開き、じわりと出血と痛みを齎した。]

(174) 2014/12/25(Thu) 17時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[唇を噛む癖が、いつごろついたものかわからない。
記憶が無くなっても、体に癖として残ることがあるのだろうか。
唇に触れた指に、噛みつかなかっただけ褒めてもらいたいものだ。]

 ……そう、ですね。
 主は、料理が上手いから。

[自分のために用意された、温かな料理を、温かなうちに。
主の料理は冷めていたって美味である。
けれど、時間のおかれたものとはまた、段違いに美味しいと感じた。
食事に集中しかけていた意識は、問いかけに引き戻される。]

 ……褒美?

[何の、何に対する労いなのか。
自分はジェレミーの命令に従った、自分は美味しい食事が摂れた。
それだけで、終わりではないのか。

困惑のうちに、その背は厨房へと消える。
戻ってきたその手には、蜂蜜の容器があったのだろう。]

(187) 2014/12/25(Thu) 19時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[解かれた指先の傷は、体に刻まれた幾つもの傷の中で最も新しいもの。
痛みを齎す、“普通”の傷。
再び開いた傷跡に、塗りこまれる蜂蜜に指先が震える。]

 ……ぃ、……

[痛いと訴えたところで、自らの弱みを晒すだけだと悟れば、そっと声を飲み込んだ。

滲んだ血液すらも、蜂蜜とともに塗り込められていくような錯覚。
触れた掌が妙に温かな気がして、居心地が悪かった。]

(188) 2014/12/25(Thu) 19時半頃

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