199 Halloween † rose
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―2回目の夜、酒場にて―
[>>22 不満げな物言いに微笑んで、ゆるやかに踊るワルツ。 雨音のように届く言の葉を、注意深く拾いあげて]
互いの信頼の問題なら、無理して続けるのは建設的じゃないわね。
[シーシャの言葉を否定はせず、いっそ冷たくも聞こえる言い草。 ステップ、ターン、ステップ。視線が合えばその目を見上げて]
でもシーシャが本当に言いたい気持ちは、溜めちゃってるんじゃないの?
[ただの推測。でもなんとなく覚えるひっかかり。 返事は強要しないまでも、瞳の色を読みとりたく]
(@5) 2014/10/24(Fri) 19時頃
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……終わり方って、大事なのよ。間違えると丸ごと嫌な記憶になっちゃう。 できれば嫌な記憶は、増やしてほしくないと思うわ。 シーシャの命が長いものであるなら余計にね。
[説教にもならない、ただの願い。 なんでもあけすけに話すことだけが解決ではない。方法は彼が選ぶもの。 ただ彼が、苦い想いを先まで持ち続けることがないようにと]
まぁいざとなったら、憂さ晴らしには付き合うわ。
(@6) 2014/10/24(Fri) 19時頃
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[踊りの輪の外に、リーの姿。こちらへ手を振る姿に笑みを返す。 リーが黒いスーツの男性と輪の中に入るのを見ると少し目を瞬くが、「昨日」の指導の成果だろう、やや慎重さが残るもしっかりと踊れていて]
あら、いい調子じゃない。
[シーシャのヤジとともに笑みを零してそれを見守る。
「昨日」と同じ夜、でも「昨日」とは違う夜。 やがて夜は更けてゆき、また新しい朝が――]
(@7) 2014/10/24(Fri) 19時頃
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――…来なかったわね。
[落下してきた林檎を額すれすれでキャッチして、どんよりと呟いた。 悪戯の失敗した妖精が、不満げにくるくる飛んでいる。 宿泊先のホテルの一室。カーテン越しに、朝の光と祭の喧騒]
さすがに3度めは酷いわね。
[2度目は「ボーナスタイム」を純粋に楽しんだけれど。 カーテンを開けると、もう見るのは3度目の、祭に浮かれる街並みが見えた]
どうしたものかしらねぇ……。
[深く溜息をつき、くしゃりと髪を掴んで乱した]
(@8) 2014/10/24(Fri) 19時半頃
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―宿泊先のホテル―
[同じ10月31日と言っても、毎回何もかもが同じわけではない。 そもそも自分を含む幾人かが記憶を持ち越しているのだ、行動が違えば結果も変わってくる。 そして、3度目の朝の変化はいきなり訪れた]
――…あら、珍しい。
[廊下をうろうろと歩き回る、青く透けた人影]
『この国で故郷の服来た幽霊に会うとは思わなかったな』
[>>+1 相手の服装を見て、思わず母国語で呟いた。 こちらを認識できるタイプの幽霊だろうか。 ひらひらと手を振って、接触を試みる]
(@9) 2014/10/24(Fri) 20時頃
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[>>+2 言葉はしっかり通じた。時代のギャップもなさそうだ。 そして気になるのは、自分の状態についての情報を持っていないらしいところ]
『沖元華月斎。もちろん芸名で、平たく言えば手品師だ。
……夢、ねぇ。意識はしっかりしてそうだけど、 なんで自分がそうなってんのか心当たりはないのか?』
[上から下まで、じっくりと明之進を眺めてみる]
『足は、あるな。とりあえず』
[その判断基準が世界共通かは疑問だが、彼は自分と同じ生まれであるから別に構わないだろう]
(@10) 2014/10/24(Fri) 20時半頃
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[>>+3 とんでもない状況にもかかわらず、明之進はずいぶん落ち着いて見える。 彼のもともとの性分なのか、それとも驚きの限度を越えて冷静になってしまったか]
『そうか……、明之進も「気づいてた」側なんだな。 俺も同じだ。あと何人かそういう奴らがいる。
……君のような太平楽な幽霊は初めて見たよ』
[冗談めかした彼の問いに、大げさに肩を竦めてみせる。 否、彼が見たままの心境とも限らないが、それは触れないままにして]
『見事に和洋折衷だな』
[明之進が発した決まり文句に、ニッと笑うとチョコレートを取り出して]
『……どうやって渡そうなぁ』
[はたと気づいて眉根を寄せる。 何せ透けている。透過率60パーセントくらいの感じで透けている。 包み紙を解いて手を伸ばすと、とりあえず明之進の口元あたりに持っていった]
(@11) 2014/10/24(Fri) 21時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/24(Fri) 21時頃
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『……君、大物になるよきっと』
[>>+4 現在の事態をまるっと気にせず、むしろ楽しむ調子の彼に、感嘆と呆れが半分ずつ。 差し出したチョコレートを彼が齧るそぶりをすれば、ふっと羽ひとつ分ほど、手元が軽くなった心地がする]
『お供えものと同じ原理だな、たぶん。「気」が抜ける、とか言うんだったか』
[彼がしっかり味わったのを見届けてから、手元のチョコを自分の口に放る。やはり少し、ぼやけたような味がした]
『しかしこれからどうするかね。 ただ繰り返すだけかと思っていたら、とうとう実害が出てしまった。
その幽霊モドキの状態が三度目のハロウィンと全く無関係とは思えないし、三度あることは四度ある可能性充分だ』
[明之進はわりと楽しんでいる風情だが、さらに幽霊モドキが増えていく危険もある。 このまま成り行きを傍観していていいものか]
『誰か事情のわかるやつを見つけられたらいいんだけどな』
(@12) 2014/10/24(Fri) 21時半頃
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『褒めてる褒めてるー』
[>>+5 明之進のツッコミにわざとらしいイイ笑顔。
残念ながら明之進にも、事情のわかりそうな相手に心当たりはないらしい]
『改めて聞かれると困るけど……。 なんだろうな、なんかそっち側に呑み込まれたらいけない気がする』
[探るような問いに、首を捻る。感覚的なものなので、今まで改めて考えたことはなかったが]
『共生はできるけど、呑み込まれたら崩れるんだ。 自分を失わないまま、受け入れることはできるけど。自我を見失ったら、共生にはなれないんだ』
[禅問答のような抽象的な答え。髪をくしゃくしゃと手で乱して]
『なんというか、「見える者」として生きてきた経験上の持論みたいなもん』
[自分で言ってて、答えになってるかわからない。不安げに明之進の表情をうかがった]
(@14) 2014/10/24(Fri) 22時半頃
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『……いや、俺こそすまない。』
[自分史上最高の口下手加減を発揮したことに落ち込みつつ、明之進の慰めを受けて]
『あんまり「見えてる」ことと、それで感じる想いを人に説明したことがなかったんだ。 こんな時だけどいい機会だった』
[ありがとう、と頭を下げて]
『そうだな、何か変化があるかもしれないし、街をフラフラしてみるか。
明之進はどうする? 誰か会いたい人でもいるなら伝言役についていくけど』
(@18) 2014/10/24(Fri) 23時頃
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『迷惑かどうかは俺が決めることだよ?』
[明之進の表情を、目を眇めて見る。 んー、と暫く唸った後、ひとつ頷いて]
『まぁしばらくのびのび過ごしたらいいと思うよ。 せっかく誰の目からも見えないんだから、自由を満喫してみたら?』
[自分という例外はいるものの、たぶん見える人はそう多くない]
『んで、なんかあったらいつでもおいで。 ……じゃ、そろそろ外行くわ』
[そう言って、部屋番号を伝えて。ついてくるか、別行動かは相手の判断に任せて、ホテルの外へ]
(@21) 2014/10/25(Sat) 00時頃
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[明之進と別れ、ホテルの外へ。3度目の祭の街は今日も変わらず賑やかで。 なんとなく、思考がまとまらずにぐるぐるする。 ボーッとしながら歩いていたら、ある店が目に留まった]
パティスリー……、
[以前見つけたショコラの店とは別の場所。白を基調とした、メルヘンチックな外装の店]
砂糖の匂い……
[淡く色とりどりの薔薇の花をたくさんあしらったショーウィンドウ。柔らかく包むような砂糖の香り。 ふらふらと店に入ると、店員と暫く会話した後、小箱の入った小さな紙袋を持って外に出てきた]
(@24) 2014/10/25(Sat) 00時半頃
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[ふらふら歩いて別れ道。 右へ行けば露蝶の店、左に行けば昨日の広場。どちらにも、行く理由はあるけれど]
……はぁ、
[案内板の柱にもたれ、ずるずると座り込む。 右へも左へも、今は自分で選びたくない。 立てた膝の上に紙袋を乗せて、ぼんやりと通りの人々を眺めた]
(@25) 2014/10/25(Sat) 00時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 00時半頃
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[通りを見ているようで見ていない。物思いで意識が完全にとんでる時に、]
わっ!
[ブーツに感じた衝撃に、一瞬で現実へ引き戻された。足が崩れて、咄嗟に紙袋をかばう。
状況をつかみきれぬままポカンと上を見上げると]
……シーシャ、
[どこかホッとしたような、気の抜けた声が出た。 額をさする様子にようやく諸々を把握すると、紙袋を持ったまま立ち上がり]
しっつれいねー、お腹ならアンタの方が心配した方がいいんじゃないの?
[返す言葉もイマイチ歯切れが悪い。 大丈夫?と問いかけて、彼の額に手を伸ばす。手は冷たい体質だから、少しは冷やせるだろうかと]
(@26) 2014/10/25(Sat) 01時頃
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/* シーシャが好きすぎてどうしようなぁ。
(-34) 2014/10/25(Sat) 01時頃
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悪魔の体って便利ね。 でも悪魔とかどうとかの前に、アタシにとってシーシャはシーシャだから。 勝手に気にかかっちゃうのよ。
[触れた額は少し熱を持っているよう。でもこの人ならざる体は、これくらいの打撲はすぐ治ってしまうのだろう]
……ちょっとね、ややこしいことになったのよ。 このループに巻き込まれたひとりが、この世界から少しズレた領域に入り込んでしまったみたい。生きたまま存在が消えて、幽霊になったみたいに。
……ループを起こしてる力の流れに、取り込まれたのかもしれない。
(@30) 2014/10/25(Sat) 01時半頃
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[>>142 返された手の、指先を握りこむといくらか温かい。 問いかけには、小さく頷いて]
生まれつきね。見えるだけ、聞こえるだけで、触れも祓えもしないけど。
[干渉はできない。ただあるがままを受け入れる癖がついた]
狼男……?
[軽口のようにもたらされた情報。 騒動の核心に近いそれに、目を大きく瞬く]
(@31) 2014/10/25(Sat) 02時頃
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――…本人の自己申告だけで、はいそうですか、って殺す気にはならないわね。 その気にさせるには説明が足らないわよ。
[そんな簡単なものじゃないでしょ、と軽口に合わせて笑みを作る。けれどそれもため息まじり。 狼男、というのに心当たりがないから、まだ会っていない相手だろう。 何を思ってそんなことを言ったのか]
まぁ、話をしてみたいとは思うけど。 でも、ちょっと、ずいぶんね。
[殺せと言われてシーシャはなんと答えただろうか。思い馳せつつ、苦い笑みが浮かんだ]
(@32) 2014/10/25(Sat) 02時頃
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まぁね。でもこんなに大掛かりに巻き込まれたのは今回が初めてよ。
[>>154 恨まれるのも呪われるのも、そういうものだと受け入れていたらいつのまにか過ぎ去っていた。 今回は目的が見えない分、不気味さが残る。 シーシャが評する狼男の様子に、思考を巡らせつつ小さく唸る]
その狼男に、ループを起こす理由がないなら。 起こした誰かに利用された? もしくは……、 うーん、その人が今回の鍵になってるのは、間違いないんでしょうけど。
[考えてみるが、本人やその周辺を知らない以上この辺りが限界だ]
……何か、焦ってるのかしらね、その人。
[ぽつりと呟いて]
(@34) 2014/10/25(Sat) 03時頃
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あぁ、これ?
[>>155 片手に持った紙袋。 そうっと小箱を取り出すと、かけられていた赤いリボンを解く]
届け物だったけど、もう間に合ったわ。
[箱を開けると、赤いバラの蕾を象った砂糖菓子。甘い砂糖の匂いとともにバラの香りが広がる]
アンタの好みとはちょっと違うかもしれないけどね。 ……いつものやつ、言わないの?
[あの台詞は仮装の時の限定だろうか。 目を細めて、彼の言葉を待った]
(@35) 2014/10/25(Sat) 03時頃
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それはなかなか稀有な事態ねぇ……
[>>164 自分の70人分といったら気の遠くなるような時間だ。自分がここまで無事に生きていることからしても、案外この怪奇の領域にも、規律は厳然としてあるのかもしれない。 それを破ったとなれば、その理由はなんなのか]
その同居人さん?が、何か知ってるってことはないかしらね。
[変わったやつ、というのは同じ狼男だとかそういうことだろうか。
焦りという言葉はシーシャにはしっくりこなかったようだけど、自分はその狼男を知らないからこそ可能性のひとつに見えて]
(@36) 2014/10/25(Sat) 03時半頃
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冗談じゃなくなるかもよ? みんなが幽霊モドキになって、そのままずっとハロウィンが続いたら……
[>>165 まだどこか呑気に構えた風のシーシャに、冗談になりきらぬ声で。
箱を開いて現れた蕾を見て、シーシャの顔にわかりやすく疑問符が浮かぶ。 くす、と小さく笑って頷くと、その箱を差し出して]
まだ一度も、ちゃんとした形ではお菓子をあげてなかったでしょう?
[昨日も結局、お菓子は一緒に稼いだもので、しかも彼の総取りですらなかった。 それはそれで、ひとつひとつは大切な思い出と結びついているのだけど]
これは、シーシャのためのものよ。
[拒否でもされない限りは、彼の手に乗せてしまうつもり]
(@37) 2014/10/25(Sat) 03時半頃
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変わり者の魔女……
[>>167 素人考えではあるが、この状況を引き起こす適任中の適任に聞こえるが]
悪魔のアンタが言うと冗談に聞こえないわ。
[みんなが消えてしまった後を思う。そしてふと忍び寄るのは、取り残される恐怖]
(@38) 2014/10/25(Sat) 11時半頃
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覚えてるわよ。シーシャとのことなら。
[>>168 ショーウィンドウの前で会ったあの時からの、全部を鮮やかに思い出せる。
>>169 バラの蕾が、シーシャの口へと運ばれる。 目を閉じて味わうその瞼を眺めて]
……黙って消えたり、しないでよね。
[ぽつり、呟いて。閉じられたその瞼に、羽で撫でるような、そんな微かなキスを落とした。 彼が目を開ける時にはもうもとの距離。お味はいかがと微笑んだ]
(@39) 2014/10/25(Sat) 11時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 21時半頃
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[相手が目を閉じているうちに掠め取ったもの。 衝動的なそれの理由は考えないままに>>200]
あぁ、そういえば忘れてたわ。 お店で甘い匂いをいっぱいかいでたら、忘れちゃった。
[もったいないことしたわねぇ、なんて笑って]
ええ、ループはもう充分。 今日のことまで遠くなってしまわないうちに、元に戻ってもらわなきゃ。
(@63) 2014/10/25(Sat) 22時半頃
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<約束の鐘>……?
[>>202 尋ねられた名称に、思い出すように首を傾げる。 いかにも曰くありげで、シーシャからの説明をふむふむと聞き]
吸血鬼も観光とかするのね。
[>>215 意外そうに呟きながら、祭の前日に貰った観光ガイドの地図を取り出す]
約束の鐘……、そのままの名前の場所は載ってないわね。 でもなんか、これとか怪しくない?
[指差すのは、街の外れの時計塔]
(@64) 2014/10/25(Sat) 22時半頃
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[>>216 地図を見せるように体を寄せた時、思ってもみなかった問いに目を瞬いて]
あぁ……そうね、もうずっとそんなことも忘れてたかも。 故郷を出てからもう10年も、街から街へで落ち着いたこともなかったし。
[自分のことを話さない、そう言われて初めて気がついた。どこにいても通りすがり、深く関わることもなくて]
待ってる家族もいないけど、嫌気も差してはいないのよ? 旅も楽しいし、お客さんが驚いてくれたら楽しいし。ただ……、
[ふと浮かんだ言葉に自分で苦笑する。でもここで飲み込んでしまうのも怒られそうだ]
ただ、自分の本当の居場所を、探してるようなところはあるわね。
[口にした言葉の青さに、浮かぶのは苦笑ばかり]
(@67) 2014/10/25(Sat) 23時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/10/25(Sat) 23時頃
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いくらハロウィンだからと言っても、不思議なものが出てきすぎだものねぇ。
[>>257 この街には「そういうもの」を引き寄せるなにかがあるのかもしれない]
なんだか楽しくなってきちゃった。行ってみる?肝試しも兼ねて。
[乗りかかった船。ここまできたらその正体を確かめたい。 子どもみたいな、わくわくした気持ちで口元が緩んだ]
(@71) 2014/10/25(Sat) 23時半頃
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似た格好……もしかして明之進さん?
[>>258 いくら仮装の祭とはいえ、和服を着ている人間はそうそういまい。 シーシャと彼が既知だったとは知らなかったが]
それが実はねぇ、その明之進さんなのよ。幽霊モドキになっちゃったの。
[ため息とともに。当の本人は深刻に捉えていないようだったけれど]
……なんで彼だったのかしら。
[ただの偶然、特に理由はないのかもしれないけれど。 もしも、を想像するとまた表情が翳る。
地図の上で煌めく燐光に、目を丸くした後微笑んで]
(@74) 2014/10/26(Sun) 00時頃
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現実にはどこにいても、自分の居場所だと思える……。あぁ、たぶん、そういうことね。
[>>260 あまり考えたことのなかった、むしろ向き合うことを避けてきた自分の想い。言葉にしようとすると抽象的になってしまうけれど]
ずっと昔から、自分が周りにとっての異物であるような感覚が、消えなくてね。
[だから旅を続けている。旅人ならば、その異物感を当たり前のものだと自分を誤魔化せるから]
(@75) 2014/10/26(Sun) 00時頃
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