[平行線のまま譲らない互いの主張に、一度話題を変えようと。
視線を映した先は青いトランク。>>2:*22
彼の大事なものはなんだろう。興味の矛先と共に意識が逸れる。]
そういうものなのかい。
何が入ってるか、あとで見せて───……
[できた隙をついて黒髪を引かれ、すぐ目の前まで彼が近づいていたことに気付く。>>2:*23
先程口付けを贈られた毛先に、絡む指先。>>2:4
どうやら、この髪を気に入ってもらえたらしい。]
それは、有難い申し出だな。
でも、僕も理津を抱きたいのは変わらない。
……これは実践してみた方が早そうだね。
[組んでいた足を解き、彼に手を伸ばす。
彼から手が届く距離なら、己からも届かないはずがない。
両脚の間に招くようにその腰を引き寄せれば、肩にかけられる重み。
ゆるく微笑む彼を見上げれば。乗り上がった膝にまだ柔らかい股間を擦り上げられ、ぴくりと眉を動かした。]
(*0) 2015/11/13(Fri) 00時頃