人狼議事

25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―


【見】 落胤 明之進

[強面の眉の寄る表情に、
ちいさく惑う笑みを浮かべて]

 ――記憶は、 記憶は……ないのです。
 ただ、あなたがそのように、呼び、撫でて下さる から。
 私は――、

[友人の言葉に、幾度が眸を瞬いて]

 それは、前の主様のことでしょうか。
 金の髪の、……私を手放し学院へ 戻した 方。
 だから、私は新たな主様の元に――

[呟くように続ければ、
見つめる顔にまた戸惑い、拗ねたように唇を引き結んだ]

 そんな――引き取るなどと、犬猫のように。
 私を望んで下さるのでなければ、嫌です。

[それでも袖は離さぬまま]

(@84) 2010/08/07(Sat) 00時頃

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