[>>175 テオドールの言葉に、怒るどころか目を細め、笑う]
くくっ…聞いていたのか。
あれは優秀な師団長だ、よくやってくれている。
独り身で、見目麗しく優秀、かつ高い地位にある女といって異論はあるまい?
そういう者が政治の道具にされるのを見るのは、姉上だけでもう十分だ。
姉上のような幸運に恵まれるとも限らん。
[笑みが消える―――自ら進んで顔も知らぬ王子の元に、見知らぬ土地に嫁いだ姉を想い。
結果はどうあれ、護るべきものが護りきれなかった禍根は根深い
尤もゲイル名家の出ではあるが軍人であり、多くの機密を知っているため第一皇女とは違う。
理解していれど、年齢の近い彼女に姉を重ねては、己に苛立ち、故にあたりが厳しくなるのだった]
護ってやれ。
民の、第7師団含め他後方支援を得意とする師団の敵前に立つのが、戦闘を得意とする部隊の役目だ。
[辞するテオドールに一つ頷いて見送った。**]
(@33) 2011/03/20(Sun) 18時頃