人狼議事

25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―


【見】 落胤 明之進

―椿の間―
>>1:699濡れる瞳の中に、焔の揺れる。
眉尻の下がるを映せども、そこに何処の誰を見ていたか]

 そのような言葉、望んでなど……

 ――手折った花など、好きにすればよいのです。
 その覚悟もないのなら、何故。

 何故……

[己から舞を奪った主は、最後の最後、
命をも奪う寸前に、己を手放したのだ。
ああ、けれど主の幻と、目の前の“主”とに、
なんの違いがあろうかと――戻らぬ記憶は囁いて]

  ……慰み者にでも、なんでもすればよいのに。

[薄暗く呟けば、白い指先は“主”が袂煽る様に、すべり落ちて――その身は、ふわり袖を翻す。足元にはつぶれた白い椿]

(@1) 2010/08/05(Thu) 01時頃

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