【独】 店番 ソフィア

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―if・二日目―

駄目だよ！　ケイト、さっき自分で「自分はもう長くない」なんて言ったんだよ？
それだけ危機感感じてるくせに単独行動とか、ありえない！

［固辞するケイトを無理やり説き伏せて、家まで送っていくことにした。申し訳なさそうな様子のケイトにやれやれと眉を下げる。］

サイラスの事はあれだけ心配しておいて。
自分の事になると無頓着なんだから。
ケイトって、本当に…

［夕暮れ時。黄昏は誰そ彼。人の顔は見えにくくなり、表情を覆い隠す。
ふと、人通りが途絶えた。妙にしん、とした通りを歩く足が、止まる。］

―――生意気だよね。

［そのまま、手にしていたバッグ…図書館で借りた、ハードカバーの書籍が数冊入っている…を、ケイトに向かって振り下ろした。］

(-910) takicchi 2011/01/20(Thu) 23時頃