【独】 紐 ジェレミー

[――――――…

どれ程堪える事が出来ただろう。
支えを無くした金目の青年が倒れこむと、男は肩で荷物を担ぐようにして抱え上げる。
足から針山の敷物が落ちていった。
ぼたぼたと毀れる血はまだ暫くは止まらない筈]

　立っていられないなら、椅子を用意するよ。
　優しいだろう？

[そうして男が彼を跨らせたのは子供が遊ぶような揺れる木馬。
ただ、彼が尻を乗せた場所は鋭く三角に尖っている。
先ずは重石を乗せず、背を鞭打って
意識を取り戻させる事にした*]

(-734) Ayame 2010/04/15(Thu) 16時頃