【独】 さめ ザック

>>-479
［鮫島は鮫島で居間に戻ってからも、下を向いて、鼻や口許のあたりに手の甲をあてて、皆にばれないようににやけが治まるのを待った。
雑誌を開いてみるなどして、自分の気を逸らそうとしてみたが、内容は頭に入ってこない。白子の顔やなでられた頭の感じを思い出してはまた嬉しくなってしまう。

壁にあずけた背中をずるずるずらして、膝を高くして、雑誌で顔を隠した。
冷蔵庫がバタバタいってるのは聞こえてはいた
が。赤くなっていることまで鮫島が知る由はない。］

(-486) gekonra 2011/05/05(Thu) 18時半頃