[ウトウトしながら考えるのは、先ほどの二人の様子。
明かりも付けない部屋で、並んで、手を繋いで。
自分が途中で邪魔しなければ他にもなにかあったかもしれないなんて考えに]
……なんだよ、あれ。
[先日の野久と耀の事故とは違う、どちらかが側に寄って触れないとならない。
そしてもう一方は拒否しなかったという事。
自分が何に対してイライラしているのか解らなくて、そんな状況なので、荷物を向こうの部屋に運ぶのに躊躇していて仰向けのまま胸の上で手を組んで。
また何か見てしまうのでは、二人の邪魔になるのでは。
何を見たくないのか、諦めていたのにどうしてこんな気持ちになるのか良くわからなくて。
普段なら見た目だけは父親に近づいて、大人に混じって格好だけは大人の振り。それが崩れて戻せない。
だから、様子を見に来た野久が覗き込んだ時に見せる顔はとても幼い子供のように不安そう*]
(555) 2011/05/19(Thu) 16時半頃