人狼議事

30 ─今夜、薔薇の木の下で。


【人】 執事見習い ロビン

―自室―
[準備にはあれだけ時間がかかるのに、終わるのはいつもあっという間だ。
しかもとても空しい気分になる。

息が整うとすぐにネクタイを足首から解いて、床から立ち上がった。
官能の夢から覚めるたびに襲われる倦怠感と戦いながら、そそくさと身仕舞いをする。
毎度のことなので手馴れたものだ。
まだタイは締めず、第一ボタンを外したまま窓辺に行って、カーテンを開いて大きく窓を開ける。
眩しい夏の日差しと新鮮な空気が一気に室内に入ってきて、白けた気分が余計に募った。
そのまま窓枠に両手をついて、ぼんやりと明るく光る夏の雲と白々しいほど真っ青な空を眺めた。]

(470) 2010/09/03(Fri) 14時頃

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