人狼議事

99 あやかしものと夏の空


【人】 読書家 ケイト

ええ。小さいころ、みんなで集まってよくとっていました。
中には苦手な子もいて、「男の子のくせに」って、一番おっきな虫持って追いかけたりしていました。

[懐かしくなって笑顔で言う。
泣きながら逃げていたあの子は、そういえばどこに行ったのだろう。
あのころは、オトナの事情など知らされることはなく、いつの間にかいなくなった。風の又三郎だったんだ。そんなことをみんなで話していたような気がする。
まさか目の前にいるとは思わずそんなことをふと思って。]

あ。すみません。カメちゃんって言うのは、ここにずっと住んでいる、ええと、子で…

[いきなり「カメちゃん」と言われてもわからないだろう。と思い、慌てて、少しぼかした説明をしかけて、]

ああ。もう自己紹介は済まされたのですね。

[「年齢」という言葉に苦笑しながら、]

それ、カメちゃんに言ったらきっと怒りますよ。
あのこ、私たちよりもずっと年上なので…

[くすくす笑いながら、そんな忠告をした。]

(431) 2012/08/10(Fri) 23時半頃

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