[ぽつぽつと話し始める蓮端(>>363)に、まだうまく言葉を紡げないまま。
けれど、その言葉のうちにごめん、だとかテツが悪いって事ない、だとか聞こえてきて、俺もようやく口が動き始めた。
俯く蓮端を見て、自分に苛立って深く息をつく。]
どう、言えばいいんだ。
俺が、悪いと思ったから謝った。
俺は、お前とうまくやっていきたいし、お前の嫌だと思うことはしたくない。クラスメイト、だし、部活の仲間、だし。
だから、嫌だってことは覚えておこうと思って、あんな事言った。悪い。正直あんま考えてなかった。
[言えるのは正直なことだけ。隠しても仕方ないし、それ以外にうまい言葉がいえるほど機転も利かない。
カードの時に回る頭が今欲しいと思った。]
でも、お前が怒ったことは、お前の勝手なんかじゃないと、俺は思う。
嫌なことは、嫌って言って当然だろ。
[そこまで言って、また、口が止まった。]
(374) 2011/05/14(Sat) 23時頃