人狼議事

22 共犯者


【人】 記者 イアン

−広場−

[夜の空を見上げる。
 「エデンの園」に集められた人々の気配を背中で感じながら、青年記者はひとり物思いに耽っていた。最初に唇から零れたのは、ひとりの女性の名。そして…]

(この森に入ってしまったら、私は二度と君に会えなくなる気がするんだ。それでも私は行かなくてはならない。そんな気がするんだ。)

[視線を自分の頭の高さに戻し、溜息をついた。]

「巡礼者」は12人。彼等は森に入ったら最後、帰れなくなる可能性もあるという。

見ることはできるだろうか。近づくことはできるだろうか。それでも……

[電話越しに聞いた村長の生前の声と、森の中で見た『存在』の声が、イアンの頭の中で交互に再生される。]

……私は行かなくてはならない。「見に来てくれ」とおっしゃった村長との契約を守るために。

[イアンは祭の列についていくことを決意した**]

(349) 2010/08/01(Sun) 17時頃

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