[ちきり、と両手の内にある神機を一度持ち直して。
じりじりと歩を進めていけばやがて内と外、残された人類が掌握している小さな領域と外界を隔てる壁が大きく聳えるのだ。
そしてその一角、ダムに対するモグラ穴の様に一箇所だけ見事に崩れて外界が見えているのが分かる。
更に近づいてみれば崩れた一角の大きさが、自身らの身長と大して変わらず、ちょっと頭上に気を付ければそのまま歩いてでも出れるようなサイズなのだと。]
……マドカちゃんよりオペレーターにー。
防御壁の一角が壊れちゃってるんだよ。
サイズは丁度オウガテイルが通れるぐらいかな?
[小型種でも数が入ってきているならこの静かさは不思議で、単騎でも壊して入ってきたケースはあるのだからそのレアケースなのだろうか、ともう一度首を傾げて、]
とりあえず今のとこ対象は発見出来ないのでー、もう少し細かく探してみまーっす。
(317) 2014/01/31(Fri) 00時頃