人狼議事

233 逢魔時の喫茶店


【人】 放蕩者 ホレーショー

 そう何回も注文しなくても、ちゃんと聞こえてるってば。

[繰り返される言葉へ、やっと肩を揺らして笑っただろう。
表面的な顔だけでは無く、ふは、と、声を出して。]

 とにかく、ありがとね。


 愛してるよ。

[その言葉にはやはり深い意味は無く、きっと彼も、何度も聞いた事のある口癖。

眠そうな彼の邪魔にならないように出来るだけ静かに豆を挽いて。しかし機械のミル任せでは、そう上手くいく筈もない。
ガリガリと豆を砕く騒音に彼は起きたか、それとも変わらず眠っていたか。
この段階で細かくしすぎるから液体が苦くなるのだと、原因は分かって居るものの染み付いた癖が簡単に抜ける訳もなく。

火を入れたサイフォンの中で、湯がコポリと泡を吐いた。]

(309) 2015/08/03(Mon) 01時半頃

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