人狼議事

25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―


【人】 門下生 一平太

―庭・本邸椿の間前―

[宥めるように、柔らかく梳くように撫でる。
俯いた友の唇は見えず。彼の如何な記憶を掘り起こしたのか]

僕は、前の主という方も。
明之進を手放したくはなかったのだと聞いたんだよ。
でも花にはそういうこともありうるのだと。

明は、それほどの花だ、と。

[口外無用と教えた人はどんなつもりだったのだろう。話す気になった本人ならば良いだろうと、昔の呼び名と共に口を滑らせる。
胸の奥に感じた痛みを押し殺し、友が消えるを恐れて更に手を伸ばした。
叶うならその頭、引き寄せようと身を寄せる]

(267) 2010/08/05(Thu) 20時半頃

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