[首輪に鎖を設けたいとの言葉にすら胸がときめいてしまうのは、自分に被虐趣味でもあるのかと軽く笑って、それを話してくれる顔がどこか後ろめたさも含んでいることにはそっと背中に腕を回すことで大丈夫と告げて]
鎖で繋いで、全部奪われて、先生がずっとそばにいてくれるなら、安いものだわ
毎日首輪をつけて、散歩をして
先生が死んでしまったときも、一緒に連れて行ってくれるでしょう?
[酷く歪んだことを言っていると自覚はあっても、彼が消えていなくなるのなら生きている価値も無いと言い放ってしまえるくらいに、心を奪われているのだけれど]
怒るかもしれないけど、本当に、先生がいないと嫌だから
...先に逝くなら、
[連れて行ってと繰り返そうとしたところで、首輪の下につけられる花。触れられたところが熱をもって、体の芯を温める。
名前を呼ばれて唇を重ねて、割れ目を突つく舌に素直に従い。
抱きついてしばらく舌を味わいながら、息継ぎの途中で声を漏らす]
学校、いかなきゃ
[幸せに蕩けそうになりながらも、相手は教授だから行かないと、と理性を総動員させて]
(257) 2014/10/08(Wed) 17時半頃