[細身の長身、モデルみたい。学生は店員さんの姿>>206を今一度まじまじと見て思いました。指差した先には華やかなお店。どちらかと云うと美容師さん寄りの見た目柄であった為に、その事実には感嘆の息を。ぱちくりと幾度か店と彼とを見つめ直すと、学生は後に紡がれた冗談めいた言葉に口元を隠しクスクスと笑いました。]
「猫」が来るくらいだもの、素敵な場所なのね。
[譬喩したものが誰かなんて、到底理解されない。それをわかっていて尚学生は言います。そして注文されたもの>>208には思わずその頭巾を見、手、凝り過ぎだよ。そんな謙虚に卑屈に眉を寄せ――彼とを友との関わり合いを傍目に、そして突如として掴まれた両手>>218に、振られるそれにはひどく驚き目を見開きました。まるで懐いた犬とでも云うのでしょうか、綻ぶ笑みは可愛らしいものであったけれど、力後無しに振るそれは関節に悲鳴をあげさせ。思わずに不恰好に引き攣る口端を抑えることは出来ませんでした。
そしてかしこまった姿の間に、痛んだそこを摩り上げ。友人を恨めがましく見つめることもあったでしょう]
(251) 2014/10/02(Thu) 03時頃