人狼議事

22 共犯者


【人】 記者 イアン

―夕方:教会にて―

[青年記者は、ひとりで書物を読んでいた。
 教会にある書庫から借りた、月の暦に関する本を。
 取材ノートの横には、この村の伝承に関する本が置いてある。もう既にメモを取り終えたのか、その本の上には愛用の万年筆が置いてあった。]

……そう、か。

[何かを咀嚼するような口調で呟き、本を閉じる。
 教会を去る頃、老司祭に礼をすると、]

「もし多くの資料が欲しければ、此処よりもアレクサンデル家に頼むといいだろう。あそこの家は、代々村長の遠縁だ。村の歴史に関する資料もあるだろう。」

はい……ありがとうございます。
ちょうど今日からアレクサンデル家にお世話になる予定でしたし、家主さんにお願いして、資料をお借りするつもりです。

それでは……また生きてお会いできましたら。

[小さく一礼すると、青年記者は広場へと向かった。]

(202) 2010/08/05(Thu) 18時半頃

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