― 食堂 ―
[神鬼が元気なのはいつものことであるが、今はやけに賑やかな気がする。>>166
何かいいことでもあったのだろうか、とはいえ周りから視線を集めそうで恥ずかしい。
水が苦手なのは図星なのだろう、声の震えが物語っていた。わかりやすいやつだ、神鬼に心底嫌なことをされたら水で反撃しよう、などと的外れなことを考えながらおにぎりを取りに行く。]
…韓国海苔かなんかじゃないの……
もっと、静かに食べなよ。
[嬉しそうにニコニコと食事を取る神鬼の横で、落ち着いて食事を取る。口ではそうは言いながらも、運動後の塩分は身に染み入る。美味しくてペロリと平らげた。
神鬼の口許に米粒が付いているのを見ると、ちょうど彼と同じ位置を自分の顔で示すように指差しで伝えるが伝わっただろうか。
途中、ふと視線があった生徒>>185。
あのときと同じように会釈を返す。
おにぎりに食らいつく様子はどうも、神鬼に似た雰囲気を感じさせた。微笑ましい。]
(200) 2014/10/03(Fri) 22時頃