[背を向けたまま、静かに>>182聞いていた。
心配…してくれてるんだろうな、というのは分かる。けれども…]
同じ学校のよしみじゃ、嫌。
[全てを吐きだしたあと、きっと困った顔をしているだろう彼に、言い放つ]
その程度なの?テッドにとって…あたしって、同じ学校の人、ただそれだけなの?
なら嫌。
あたし、たかだか同じ学校の人だからって…甘えたりなんか、しないよ?このくらいのことで。
それくらい…分かるでしょう…?
…ああ、分かんないか。分かんないよね。だってあたしのことなんて見てなかったんでしょう?
[人に甘えるのが下手、とよく言われた。末っ子だから甘えるの得意だろうと思われがちだが、実際は誰にも言わず1人で抱え込んで…というのはよくある話だった。
…彼が見ててくれるはずもないけれど。だって中学まで…きっと興味なんてなかったから。友達とふざけて、山にこもって。…それを見ているのは、自分だけだった]
(196) 2011/07/03(Sun) 01時半頃