……何でも、好きなものを頼むといい。
[>>174ディーンは、横に座った彼の前に受け取ったメニューを広げてみせる。
顔も似ていない、歳の離れた彼と自分が並んでいる光景が傍からどう見えるのかディーンは考えもしない。
窓から入ってきた少年に向けられる店内の他の客の好奇の目線も、知ったことではない。
年齢の差だとか互いの名前も知らないだとか、そんなことは些細なものに思えるほど、横に彼がいるのは自然なことだった。
左手の薬指がやけに熱い気がする。
日の光が当たっているからだろうか。]
……まだ完成していないから、読むのは恥ずかしいな……。
あらすじを、説明するだけでも良い?
[少年の声が耳に入ると、何かが溶けていくような錯覚に陥る。
落ち着かない気持ちを抑える為に、ディーンは一度小さく息を吐いた。それから、咳払いを一度。]
……この話は、少年が魔法を使えなくなった魔法使いと出会うところから始まるんだ。
(178) nico 2014/11/28(Fri) 01時頃