[伸びた手>>112の気配に、鳶色が一瞬の内に大きく見開かれる。かざされようとする手。それを追うように、顎を浮かせて。ぞわり、粟立つ背中の感覚に、喉が締まる程に、息を固く固く飲んだ。だが、近い背が幸いしたか。視界の端に、相手の表情を見止めれば、意地のような理性が、力のままに弾きそうになる四肢の衝動を押し留める。――それでいい。浅く喉を鳴らしては、上り詰めようとする苦味を腹へと落とす。例え、不自然が積み重なって行ったとしても、それでいい。冷える胸の感覚は、拒んだ教室の空気を彷彿させた。無事に前頭部へ一つ、二つと落ちた優しい手付きに、静かに薄く目を閉ざす。閉ざしきる事は、ない。暗闇に尖ると聞く感覚は、今はただの恐怖対象でしかないからで。しかと目を開いて。相手を見る勇気もまた、無いのだが。]
(175) 2014/10/01(Wed) 23時頃
sol・la
ななころび
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